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"成果を出せない自分には価値がない"という強烈な思い込み

「成果を出せない自分には価値がない。」

去年まで、この強烈な思い込みにすごく苛まれて生きていました。

そんな僕の人生を180度変えた『ザ・メンタルモデル』の著者である由佐さんによると、

この思い込みは、僕たちが持っている否定的な思い込み(メンタルモデル)が4つの中の「価値なしモデル」の方達が無意識に持っている信念です。


表を細かく見なくても理解いただけるよう、下にそれぞれの特徴を簡単に記載しています^^

4つのメンタルモデル。左から
「価値なしモデル」:人に価値を出さなければ自分はいる意味がない
「愛なしモデル」:ありのままの自分では愛されない
「ひとりぼっちモデル」:所詮自分はひとりぼっちだ
「欠損・欠陥モデル」:自分は何かが足りない出来損ないだ

価値なしモデルの方達は、

「ありのままの自分では価値がない」

と自分に対して無意識的に思って生きている、と。

その状態から抜け出すために、私たちは2つの回避行動を取ります。

■2つの回避行動


①克服行動(価値がある存在になるために戦うイメージです)
・努力して克服しようとする
・力で攻める
・勝負する、達成する、能力を上げる、見せつける、証明する
・文句を言う、主張する
・要求する(なんで〜しないの?)
・外に向かってエネルギーを使う(行動が増加する)

②逃避行動(最初から降参するイメージです)
・不安/恐れが強く逃避する
・逃げる/避ける 勝負しない/負けを避ける/やらない/ やらない理由を見つける/隠れる/目立たないようにする
・言い訳する/隠す/ごまかす
・調和的(不快にさせたくない/なりたくない)
・内に向かってエネルギーを使う(結果、ぐるぐる逡巡する)

私たちは、"どんなに素晴らしいと思う行動をしていても、実際には自分のメンタルモデルが理解できていない間は、痛みを回避するための回避行動しか本当の人生でしていない"です。

例えば、

・成果を出せていない時は存在している意味がない、と思っている
→克服行動

・やりたいことを思い浮かべた時に全然出てこない
→克服行動(価値ある存在だと証明すること以外脳みそが考えてくれない)

・言いたいことが本当はあるのに、面と向かって言えない、言わない
→逃避行動(それによって嫌われたり、人が離れていくのが怖い)

・休むと決めたはずなのに、そわそわしてパソコンを開いてしまう
→克服行動(能力を上げる行動)

等が僕のクライアントさまだと多いです。

Q.優れた存在でないといけない"という思い込みの結果、どうなるのか?

そもそも自分自身のことを「ありのままの自分では価値がない」と思っているので、

(こんなに頑張っても)「やっぱり自分には価値がない」何か価値を出さないと自分の価値は認めてもらえない。

という痛みが何度も繰り返されることになります。著書では「痛みの再生」と呼ばれています。

仮に自分が決めた売上目標を達成しても、成約率が上がっても、自分と周りの人たちが少しずつ幸せになっても

短期的に少しホッとしたり嬉しくなったりするだけで、

価値がない自分に対しての強い恐れや不安、焦燥感に駆られる人生のまま死んでいきます。

ここを変えたくて、僕はカウンセリングやコーチングを提供しています。

Q.コーチングやカウンセリングによってどう変わるのか?

カウンセリングでは、クライアントさまの自己受容や自己肯定感を育み

コーチングでは、自己効力感を育んでいます。

①カウンセリングについて

・自己受容:ありのままの自分を受け容れる。
      もっというと、ありのままの感情を受け容れる
・自己肯定感:自分がここに存在しているという確かな感覚のこと。
・自己効力感(エフィカシー):やれる気。

僕たちは「ありのままの自分では価値がある」という状態で母の元から産まれます。

泣きたい時に泣き、はしゃぎたい時にはしゃぐ。

赤ちゃんの頃の僕たちは、ありのままの自分の感情を受け容れて生きていました。

その後、親、友達、兄弟姉妹、先生など何か社会で生きていくにあたり、

「ありのままの自分では認められない、愛されない強烈な痛み」を体験します。

これには色んなケースがあり、例えば、

・両親が金銭面のことでよく喧嘩をしていた
・部活の監督やコーチが体罰をしてきた
・誰かにいじめられたり、仲間はずれにされた
・テストで高い点数を取っても親が褒めてくれなかった
・父親が仕事のストレスをお酒にぶつけていて、常に怒っていた
・お母さんと、おばあちゃんの仲が悪く、それに気を遣う必要があった

などがあります。そうした幼少期の痛みの体験を通じて、

「ありのままの自分がここにいては危ない」と無意識に自覚し、価値ある存在になることで自分を守るために結果的に身につけたのがメンタルモデルです。

由佐さんの言葉でいえば

「思考が未発達な状態でうまく思考で処理できないまま、身体中の細胞でそれを感情として感じる。これらの感情を感じ続けると痛みが続くので、その不快感をなんとかしないと、という衝動が思考を使って自分と起きた事象を切り分け、その痛みが起きた理由付けをすることによって、この痛みから自分を切り離す、ということが無意識で起こる」

上記のように、自分が価値のない存在だという痛みを味わわないように、脳みそがメンタルモデルを身につけ、自分を守ってくれていたのです。

ということは、

僕たちはあの時味わった強い痛みををなかったことにして生きている。

これは一種の自己否定です。なぜなら、辛いことを辛くなかったことにしているからです。

その強烈な痛みの存在を再度認識し(自己肯定)、感情を思い出し(受容し)、その時の自分や周りをゆるすことで傷を治療していくカウンセリングをしています。

具体的には、

①ありのままの自分でいることを許すために、それを止めているブレーキとなる痛みの体験を思い出してもらう
②その時の感情を全て吐き出す
③その時の自分や周りの人に感謝できることを言葉にする
④その時の自分や周りの人に対して謝りたいことを言葉にする
⑤そこから何を学び、これからはどう生きていくのかを宣言し、傷の治療を完了させる

という5つのステップを実行しています。

蓋をしている感情にアクセスし、その感情からクライアントを解放します。

自己受容ができ、自己を肯定できるようになると何が変わるのか?

・自分を受け容れることができているので、相手のことも受け容れられる
・相手に迎合しなくなる
・相手が自分にネガティブな反応を取っても、気にしなくなる
・やりたいことが自然に出てくる

片方の足に大きな傷があれば、それを庇うように歩かないといけないけど

その傷が治れば自然に歩けるようになるのと同じで、

自己受容ができるようになればなるほど、自然な自分、すなわち赤ちゃんの時のように純粋に素直に、ありのままの自分で生きることができるようになります。

②コーチングについて

コーチングで、そのクライアントの才能を発見し、絶対に叶えたいゴールを作っていくことで、

「私なら達成できそう、やれる!」

という感覚、すなわちエフィカシーを醸成することができます。

・自分にどういう才能があるのか
・どういう人と一緒にそのゴールに行けば一番結果が出るのか
・(その時の自分は)どんな人たちと一緒にいるのか
・(その時の自分は)どこに住んでいて、どんな生活をしているのか
・(その時の自分は)どんな価値観を大事にして生きていくのか

この辺りを抽出し、言語化して明確にすれば、理想としている未来の臨場感が高まり現実化しやすくなります。

Imagination(想像力)×Vividness(臨場感)=Reality(現実)

コーチングにより、自分が1番好きで、1番得意なことを、1番実現したい人たちと実現している未来を描きます。

■あなたの人生は、是正行動キャンペーン

上記もこれも由佐さんの言葉ですが、

無意識のメンタルモデルから脱することができない限り、

是正行動(自分の悪い点を改めて正しくする行動)を沢山する人生になっていきます。

それによって
・能力やスキルがつきやすい
・社会的に成功しやすい

という良さはあります。

一方で、それによって精神的に疲れてしまっている方や、限界を感じている方と、

成果や能力ではなく、存在すること自体が私の価値なんだ。

という信念に辿り着く旅を共にできれば、これほど幸せなことはありません。

是非、ご連絡をお待ちしております。

・公式アカウント

・ツイッター:@energy_uemura

もう少し植村や僕のコーチングについて知りたい方は是非こちらのnoteもご覧ください。

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