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今週の本屋

定本『三島由紀夫書誌』を購入した。
三島由紀夫の著作、蔵書などをまとめた本である。こいつをパラパラと紐解いていると、まぁ、三島さんの博学、ビブリオマニアぶりには驚かされるばかりだ。
実はこの本、限定版の特装限定45部があって、それが欲しかった。けれど価格は50,000円〜なので、まぁ、止めておいた。
総革ブックカバー装とかいう、電車やバスで読んでいたらかっこいいことこの上のない装丁、かつ天マーブル装なので美しい。欲しい方はいかがか?50000円〜70000円くらいだ。

三島の舞台や出演映画の写真などが載っている。

それと、谷川渥の三島評論本、『薔薇のバロキスム』を購入。正直、パラ読みした『三島由紀夫論』よりよっぽど内容が濃そうで面白そうだ。


『薔薇のバロキスム』は1,210円、『三島由紀夫論』は3,740円だから、平野啓一郎ファンじゃなけりゃ、今ならばバロキスムの方がいいかもしれぬ。

そして、その棚に発見したのがタルコフスキーの『映像のポエジア』で、こいつは絶版になっていたはずだが、奥付を見ると2022年の7月に再刊されているっぽい……?パラ読みすると、タルコフスキーの藝術論がたっぷり……。ああ、これは最低の教養として必要な本だなー。
読みたかった本だが、1,540円である。我慢、我慢である。


棚に差し戻して、近くの『フランシス・ベーコン・インタヴュー』をパラパラと。

うーん。1,430円。これはめちゃくちゃ欲しいけど、今ではないな。まず、『あかね噺』の5巻をまだ買っていないし、来週は『百木田家の古書暮らし』の3巻が発売されるんだよな。

なのに、森田まさのりの新作の『ザシス』の1巻を購入してしまう。ぶはは。
まぁ、内容としてはよくある報復サスペンス・ホラーなのだが、絵が巧すぎるため逆に話しの陳腐さが浮き上がってしまうような……。後半からより面白くなる。なんとも、ヒロインは出版社勤めで、小説家界隈の話でもある。

『アンダーニンジャ』が4巻までで止まってて、気付いたら10巻が出ている。これもどこかで買わなければならない。

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