見出し画像

2023.3.15 日本を弱体化させてきたもの 三橋貴明氏

扇の要を破壊せよ!緊縮財政こそが「将来世代(我々世代)へのツケ」だった!【三橋TV 第677回】 2023.03.15

https://youtu.be/kklTFsCoK80

1:27~


日本は全然「予算」を増やしていない


三橋氏

あのね、日本って「緊縮財政」が続いています。
なんか、「予算が増えることは、緊縮財政じゃない」とかいう人いるんだけど、これ相対的な話なんで、
他の国々」と比べたらまあ「増やしていない」に等しいんですよ。
例えばイギリスにしても、過去15年間とかで「2倍」「3倍」とかにしてます。
アメリカもそのぐらいですよ、ということなんですね。

で、この「緊縮財政」を相対的に続けた結果、これ相対的では「国内の需要」に対して、その「相対的に少なかった」ってのもあるし、
諸外国に比べて「相対的に少なかった」って、二重の意味があるんですけども、ちょっと「どうなったのか?」っていうのをね、まとめてね、自分で書いてね、結構衝撃受けちゃったんだけどね。これがね。

「緊縮財政」、それは将来世代へのツケ(負債)である


3月6日のエントリーですね、
「日本の科学技術力を復興させる唯一の解」というエントリーを書いたんですけど、
その、結局「緊縮財政」ってのが、まさに「将来世代へのツケの先送り」だったってのが、特にコロナ禍と、あとロシアウクライナ戦争勃発によってですね、一気にこう「明らかになった」なぁと、という感じがいたしました、
感じがいたしました、というか、そのままなんだけどね。

一つ目、は例えば「雇用が不安定化しました」と、「デフレがずっと続いた」んで、で、「さらに規制緩和もやってた」から、
「雇用の流動性緩和」ということで、「デフレによる実施賃金が下落」

で、「東京一極集中」も推進されました。

「東京一極集中」


「選択と集中」とか言って「東京圏だけインフラ投資やってきた」から。
意外とだから、ここ「自然災害」に対して安全なんですよ。

高家氏
あっ、強いんですか?

三橋氏
ここだけやってきたからね。

で、結果ですね、「東京一極集中」が進んで「少子化が進んで」このままだと「日本人消滅」だなあという、これが一番重要といえば重要という問題ですね。

「エネルギー価格」高騰 岸田総理は「電力会社」に責任を丸投げ


で、目立ってるとこだと「エネルギー安全保障を追求する」どころか「フィットは導入」しちゃうし、「電力ガス自由化します」と、「エネルギー価格高騰」

エネルギー価格高騰して「じゃあ岸田内閣、何やるのかなぁ?」と思ったらですね、「電力会社、エネルギー価格の、電気代の値上げをちょっと抑制しなさい」みたいな、

高家氏
えっ?

三橋氏
本当ですよ、そうやってますよ。丸投げしてんのよ、電力会社に。

高家氏
え、でも「電力会社」って、相当苦しいじゃないですか。

三橋氏
多少ね、「燃料費が下がった」ってのがあるので、多少の「抑制」はできるんじゃないかなと言われてますけど、

いやそもそも、「エネルギー安全保障強化」をやってこなかった「政府」の問題でしょ? ということなんでしょうね。

しかも、「食料安全保障」も無視し、「農業保護」もやってこなかった


で、これもやばいですね〜。

「食料安全保障」を無視して、で、「農業保護しなかった」んですよ。
これ皮肉な話なんだけど、「世界で一番農業を保護していない日本国」が、「日本は農業を保護しすぎている」とか言われてたんです。

高家氏
ふぅ〜ん。

三橋氏
はい、誰も数字見ないから。

で、結果的にですね、めちゃめちゃ競争にさらされた日本の農業は、どんどんどんどんもう、小さくなっていってるのね、供給能力が。
ということで、「国民が飢える確率」がどんどん高まってるなぁと。

これも「食料安全保障」を無視した、「政府」の問題‥。

高家氏
なんでそんなに叩かれちゃったんですか?

三橋氏
要は「農業」を「ビジネスにしたい人たち」がいたわけ。
彼らにしてみれば、既存の農業とか、農家ね、とうか?とか農協が邪魔なんですよ。

「既得権益だ〜」って形で批判して、「保護されすぎてる〜」ってデタラメを言って、誰もそれに「データ」で反論しなかった。
「のぶひろ先生」がねご登場されてからようやくそういうのが始まったんですけど、
すごいですよ、だから。

高家氏
どんなところのビジネスになるんですか?

「農協」は「日本全体」を考えて、「生産者から高く」買い、「消費者にできるだけ安く」売ってきた


三橋氏

例えば「農協」が一番わかりやすい。
「農協」って、「消費者と生産者を結ぶ」じゃないですか、そこに新規参入しようとした時に、「農協」っていうのは「日本国民全体のこと考える」から、「農家からはできるだけ高く」買って、「消費者にはできるだけ安く」売りたいんです。

そもそも「ビジネス」目的じゃないから、「組合」だから。

だからその「農業農協」が非常になんでしょうね、「利益も追求してない」から、「いいサービス」を「安価」に提供しちゃうんですよね。
しかも、「農林中金」とか「JA共済」っていう「金融部門」も持ってて、そっちでは利益が出てるから、まあ、あの実際のね、「農業の分野」っていうのは「まあ赤字でもいいか」っていう、

高家氏
「国民のために」みたいな?
あ、でも「ビジネスとして参入したい」とか「どっちからも取りたい」みたいな感じですか?

三橋氏
だから「農家から安く買って、消費者に高く売りたい」これ一番儲かるでしょ?

かつ「農林中金」とか「JA共済」といった「金融部門」の市場にも入りたい、

日本の「農協」、アメリカの「全農」


あと「全農」ね、アメリカのカーギルとかのビジネスとかの「全農」を「潰したい」とかですね、いろいろあって。

高家氏
はぁ〜、

三橋氏
まぁでも、そもそもあれですもん、「輸入を増やす」わけね、「関税」を切り下げて。

「農協(全農)」を排除し、「外国産食品」を日本で売りたいビジネス勢


これ「外国の農産物を日本に売るため」じゃないですか、「関税を下げる」ってことは。

その時に言われたのが、だから「日本の農業は保護されすぎている」

高家氏
ふぅぅ〜ん。

三橋氏
だから「関税を下げろ」と。

高家氏
それ、思惑があって、そう叩いてる?

三橋氏
もちろん「全部ビジネス」です。

さらにこれはですね、これは「ビジネス」っていうよりも、「財務省チック」なんだけど、

「赤字の公立病院は潰せ」と。

「「公立病院」なんて「赤字」じゃないとダメなんじゃないの?」とか、言い出したの私たちがはじめてなんです。

「国」が財政出動するものは「利益を出す」種類のものでない(赤字で良い)ものもある


「赤字はダメだろう」(と)。
「いや、「公立病院」は「赤字」でいいでしょ?」と。
「じゃないと、非常事態の時に「供給能力に余剰ない」から、我々死んじゃうよ?」
なんてこと言ってたら、本当にそうなっちゃった、疫病パンデミック大パニック。

で、「防衛費増やさなかった」結果、なんと「自衛隊が平時に共食い整備する軍隊」と化した。
もうこれ笑うしかないんじゃないかなと思うんだけどね、
弾薬等の備蓄もありませんから、継戦能力も非常に疑問されてます。
これは、多少改善されるかもしれないけど。

「交通インフラの整備」を怠ってまして、


続きはYouTubeで確認 🐾

https://youtu.be/kklTFsCoK80


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?