2023.6.2 電気代、上がったね 三橋貴明氏
電力会社は国営に戻せ！安全保障は「自由競争」に優先する【三橋TV 第711回】 2023.06.02
1:20~
「電気代」、上がったね
三橋氏
今日6月2日なので、新婚さんの高家さんにはですね、大変ショッキングなお話をしなくちゃいけないんですけど、
高家氏
えっ、なんですか？
三橋氏
今月から「電気代」上がるからね。
高家氏
「今の時期に？」って感じですけど、なんかこれから暑いじゃないですか、きついですよね。
三橋氏
はい。でもこれ本来4月に上がるはずだったと思うんだけど、ちょっと「延期」になったんだよね。
なんででしょう？
高家氏
どうして？
三橋氏
「統一地方選挙」だと思う。
高家氏
あっ。そういうのが絡んでるんですか？
三橋氏
だって「統一地方選挙」の前に、今回の「電気代の値上げのアップ（率）」すごいんだけど、それやっちゃうと、やっぱ「与党」が不利でしょ？
しかも「与党」の問題だし、「自民党」の問題だし。
あと、ついでに前回出てきた「経済産業省」の問題だし。
高家氏
確かに。
三橋氏
もうね、小狡いんだよね。
だから「夏場を迎えるとと同時に、電気代が上がる」って、何なんだこの国は。
高家氏
ひどいですよね。
「電気代」の「安定供給」を
三橋氏
というわけでブログでございますけども、「5月20日」「競争激化ではなく安定供給を！」。
あの前回、その「経済産業省」がですよ、「競争を重視して、規制を緩和していく方向をやりました」と、自ら言ってるわけですよね、飯田さんとかが。
それを「一番まずい分野」でやっちゃったのは、私は「電力サービス」だと思いますよ。
元々日本の電力サービスが狂い始めたのは、「2011年の3月11日の東日本大震災」と、その後の「福島第一原発の事故」によって、「菅直人（元総理大臣）」が「原発止めちゃったこと」がある。
高家氏
はい。
「再生可能エネルギー」「固定価格買取制度」「 FIT （再エネ付加金）」は、「民主党政権」時の「罪」
三橋氏
いや別に「何で止めるの？」って話なんだけど。
高家氏
うん。
三橋氏
でも前から「反原発」だったから、「これ幸い」とばかりに止めやがった。
で、「電力供給が足りなくなりました」ってことで、「電力の安定化」には何の役にも立たない、「再生可能エネルギー」「固定価格買取制度」が導入されたわけ。「 FIT 」ね。
払ってますよ〜、「再エネ付加金」ね。
で、ここまでは「民主党政権の罪」だと思う。
高家氏
はい。
「自民党」が「電力」を「小売り事業化」にする
三橋氏
こっから「自民党」まぁ「安倍政権」だよね。
そしてその後、なんかですね、これ「発送電分離です」と。
送電、「電力会社」から「発電部門、切り離して」と、さらには「電力の交流も自由化します」「新規参入してください」と。
まぁそういう「規制緩和」を、「経産省」「エネ庁」がやったわけですよね
もちろんあれですよ、「いろんな圧力」あったのは確かなんだけど、最終的に何か全部「プロセス決めた」のは「エネ庁」ね、「経産省」。
高家氏
はい。
三橋氏
これ単に「新規ビジネス」で、「既存の需要から、奪いたいやつが出てきてるだけじゃないか」と。
だってね、あれだよ。その「電力小売事業化」とか言って、「小売サービス」に「うわーっ」て参入したけど、みんな「インフラ」持たないからね？
ずるいよね。
「電力会社のインフラ」に「乗っかって、抜く」んです。
高家氏
で、「何か起きても、責任持たないし」みたいな感じなんですか？
三橋氏
「価格上げる」んだろ？ 「価格」、上がったでしょ？
高家氏
あぁ〜、はい。
「電気代の安定供給」のために「国営化」を
三橋氏
「7倍になりました」とか、そういうのあったでしょ？ 今回の「LAGの高騰」で。
そういう形にしちゃったんだけど、誰も「反省」しないんだよね。
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