見出し画像

2023.3.3 インボイス制度「開始」されたら終わり 三橋貴明氏 

インボイス制度導入はデスゲーム ディーラーは財務省 ふざけんな!【三橋TV 第672回】 2023.03.03

https://youtu.be/yhRJI0DzDrE

1:22~


「消費税」の「課税(売上・仕入れ)」「非課税(売上・仕入れ」)」って何?


三橋氏

先月の安藤裕先生をゲスト講師にお招きした三橋経済塾第2回でですね、安藤先生がすっばらしい図を作ってらっしゃったので、ちょっとそれ、拝借して『 消費税って何なの? 』ってのについて説明したいと思います。

高家氏
はい。

三橋氏
多分ね「非課税仕入れがどうの」「課税仕入がどうの」「課税売上がどうの」ような言われて(も)全然わかんないでしょ?
それ以前に(消費税は)「消費者が払ってる」(払うもの)って思ってる人もいるんだけど、

「消費税」=「企業の付加価値(粗利益)」に課せられている「税」


これは、「消費税」っていうのは、「企業の粗利益」(つまり)、(企業の)「付加価値」に「課せられた税」です、‥と説明してもよくわかんないでしょ?

高家氏
はい。

三橋氏
いや、安藤先生すごいわ、

「消費税率」=「課税売上ー課税仕入×10%」

「課税売上」って難しくない? これ「売上」、要は「売上」

で、そこからですね、「課税仕入」っていうのを「差っ引く」
「その残り」(利益+非課税仕入)に「10%」を掛ける、っていうことになってるんだけど、

「売上」=(「課税仕入」+「非課税仕入」+「利益」の3種類で構成)


要は「売上」っていうのは「課税仕入」「非課税仕入」「利益」で構成されています。

「課税仕入」=「家賃」「交通費」など、その事業をするために「消費」等で払ったもの


「課税仕入」
っていうのは、その事業をするために、たとえば「消費等で払ったもの」になります。

いつもはここ(課税仕入)は「売上原価」で説明するんだけど、実は「売上原価」だけじゃない
例えば「家賃」とか、「交通費」とかね、そういうのも全部「課税仕入」に入ります。

高家氏
私が撮影に行くとしたら「交通費」とかが、「課税仕入」に入ります?

三橋氏
「接待費」とかも入りますよ。

逆に「課税仕入」に「ならない」、我々「事業者の支払い」って何なんじゃ?
っていうのがこれですね。「非課税仕入」

「非課税仕入」= ほとんどが「社会保険料」「給与」

色々ね、「金利」とか細かいの色々あるんだけどね、「土地の売買手続き」とか色々あるんだけど、まぁ、ぶっちゃけ、これなんですよ。「社会保険料」と「給与」です、ほとんどが。

高家氏
ふぅぅ〜ん。

三橋氏
「課税売上」から「課税仕入」を差っ引くと、「利益」と「非課税仕入」になるんですよ。

「消費税」は、「非課税仕入」と「利益」にかかっている


ここ(利益と非課税仕入)に掛かってるんですよ、「消費税」
×(掛ける)「10%」なんです。

で、「非課税仕入」のほとんどは、「社会保険料」と「給与」ですよね、「給与」の方が多いでしょうけどね、当然、ということなんです。
まぁ、「給与」のことは厳密には「課税外取引」って言うんだけど、同じね、「非課税仕入」。

ここ(利益と非課税仕入)に掛かってる税金が「消費税」です。
で、ここ(非課税仕入)のほとんどが「人件費」です、「社会保険料」です。

「非課税仕入(正社員)」から「課税仕入(個人事業・契約社員)」になってもらう


ということは「正社員」「請負契約」にしてもらって、それで「業務委託契約」にしてもらって「(正社員のときと)同じ仕事をしてもらう」と。
そうすると、こっち(課税仕入)に入るんですよ、「人件費」が。
で、(さらに、正社員じゃなくなるので)「社会保険料」なくなりますから、企業、めちゃ「儲かる」んです。

「正社員」を「契約社員」にしまくった「税理士」「コンサルタント」が、たくさんいた


今もね、調べてみたらね、これをね、コンサル的に営業してる「税理士」いっぱいいるの。 そう。
要はね「非正規雇用にしなさい」って言ってるの。

高家氏
それは会計上、なんていったらいいんだろう?「会社がお得になるから?」

三橋氏
お得×3。それはめっちゃお得ですよ。

高家氏
だからコンサルの方は勧めるんですね?

三橋氏
そう。「ぜひ私どもにお声掛けください」と。そうしましたら「やり方」ね。
「正規社員」だけど、「正規社員」の方々を、「個人事業主」になっていただいて、「請負」の「業務委託契約」にして、こっち(課税仕入)にうつしちゃう〜ってやると、

この「課税仕入」が大きくなるから、「売上」が×○×○(同じ?)な場合、「非課税仕入」がぐ〜って小さくなる。

すると企業側は「消費税」を節約できる上、「社会保険料」を払わなくてよくなる


(そうすると)「消費税」がめちゃ節約できる。

‥(その)上に、「社会保険料払わなくていいですよ」、

高家氏
(安藤)先生が言ったのは逆だから?

三橋氏
こっち(非課税仕入)を増やしたの、び〜って。

高家氏
そしたら「消費税」も多くなる?

三橋氏
多くなる。だってここ(非課税仕入)に掛かるんだもん。

でね、「利益」と「非課税仕入」っていうのがポイントで、特にそうだけど、上場企業なんかは、「これ(利益)減らせん」(なんとしても利益は減らせない)のですよね、中々。
だって「株主」から「突き上げ」くらっちゃうでしょ?

ということはですね、「利益」を保ったまま「消費税を節税する」にはどうしたらいいんですか?と。

「正規社員を、非正規にすればいいよ!」By コンサル


「正規社員を
「課税仕入」に入れれば(非正規にすれば)いいよ」と、いうのが一番(企業としては)「最適解」になるんです、‥という「おそろしい税金」(消費税)なんですね。

挙句の果てに、最後は「利益」に(も)「法人税」掛けてますからね。

で、今ね、「インボイス」の制度が問題になってるでしょ?

インボイス制度が導入された際、導入前より+2,480億円の税金が納税されることとなる(今までより)

要は、企業としてはこの「課税仕入(の割合)を増やしたい」、下手したら「人件費を、課税仕入にしたい」ぐらい「(課税仕入を)増やしたい」、「消費税」×○×○。

それを「課税仕入」に、例えば「個人事業主」さんにね、「財」や「サービス」を買ってたとしても、
「ここ(課税仕入)に入れれなくしてやるぞ〜」っていうのが「インボイス」なんです。

高家氏
どういうことですか?

「(インボイス)適格請求書」でなければ、今まで「課税仕入(消費税0)」だったものを「非課税仕入(消費税発生)」にしてやるゾ!By 財務省


三橋氏

つまり‥今まで、ですよ?

例えば「個人事業主」さんが何かを「発注」して、×○×○が一番わかりやすい。

高家さんが、うちの社員じゃなかったとしたときに、「三橋TVの出演料」ってことで「請求(書)」くれてたじゃないですか。

高家氏
はい。

三橋氏
で、高家さんが「個人事業主」としては「非課税事業者」、「免税事業者」でしょ?

でも、とりあえず私はここ(課税仕入(青))に入れてたの。
「高家さんから、サービスを買いました」ってことで、請求書もここ(課税仕入(青))に突っ込んで、「消費税」は(発生しようがないから)「払わなくていい」わけですね。
それを、「(青に)入れれなくしてやるぞ〜」っていうのが「インボイス」。

今まで「消費税」発生しなかった「経費」にも、「消費税」を発生させる、それが「インボイス」!


つまり、「適格請求書」っていうのを出して「インボイス番号」がない請求書は、ここ(課税仕入(青))に入らなくなる
(つまり、インボイス制度が導入されたら、今まで「発生しようがなかった」「だからといって別に消費者払わせていたわけでもない」消費税が、発生する。

だから(インボイス制度が「導入」されたら)ここ(非課税仕入(赤)の割合が)ぐわ〜って大きくなっちゃう、下手したら。

高家氏
だから、取引先としては「インボイス(適格請求書)にしてくれ」と、

三橋氏
当然言いますよね。

続きはYouTubeで確認🐈

https://youtu.be/yhRJI0DzDrE


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?