マガジンのカバー画像

武甲山の歴史、民俗、郷土史

16
武甲山の麓先祖代々古い家の生まれ。父から受け継いだ語りも交えて武甲山の歴史や横瀬の郷土史、伝説などを伝えていきます。(担当:なな)in東北
運営しているクリエイター

#秩父

武甲山様、武甲山様。と、唱えると・・

武甲山に関する伝説の中、最も注目すべきは蛇・龍にまつわる物語。 「広報よこぜ(昭和年代)…

武甲山の熊野権現社の神職「守屋大隅」という人

根古屋にある牛伏堂とよばれる観音堂にお参りした時に「守屋大隅」の名を知り、その石碑がある…

武甲山信仰③狼煙から塩硝燒きへ 

横瀬町の歴史では、武甲山を蔵王権現の基として猿田彦命を置いたと伝わっている。 かつて武甲…

武甲山信仰②猿田彦命と鮎の国津神

日本列島は、世界一のアユの産地といわれ、流れの速い河川が存在することで日本の自然環境がア…

霊山の武甲山「秩父妙見の農耕儀礼」

「すべては水である。 水こそ万物の始原(アルケーarchē)である」 と言ったのは、タレスとい…

武甲山の犬神様

武甲山が「犬神様」とよばれていたことを思い出す。 小学生の頃、白いセメントの山肌がいろん…

武甲山の雨乞い岩

■武甲山の雨乞い岩の歌 ♪「武甲山の大前に 雨だんべえ龍王なあ 長の日照りにそのために 五穀の種子も尽きる故 武甲山の神々へ氏子が集まり御願ひ」♪ 雨乞い岩が生まれた背景には、ジジババ石や長者屋敷物語など、 飢饉により襲われた村の苦悩があった。 水について知るための2つの特徴は、 「信仰としての祈り」と「祈りの道具」である。 信仰としての秩父夜祭、祈りの道具としての雨乞い儀式。 古来、大地の治療法として水は音に共鳴すると考えられてきた。 それを知る術が、まだ、残されてい

太古の記憶 秩父・武甲山のむかし

秩父霊場の武甲山 秩父三山(三峰山、両神山、武甲山) 武甲山のことを「犬神さま」と呼んで…

【歴史】横瀬七郷武甲の山が 俺が稲田を見てござる(古歌)

江戸からみて秩父は西北にあたる。 秩父の霊峰、武甲山、三峰山、両神山は西北にそびえ、 徳…