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武甲山の歴史、民俗、郷土史

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武甲山の麓先祖代々古い家の生まれ。父から受け継いだ語りも交えて武甲山の歴史や横瀬の郷土史、伝説などを伝えていきます。(担当:なな)in東北
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#武甲山

武甲山信仰②猿田彦命と鮎の国津神

日本列島は、世界一のアユの産地といわれ、流れの速い河川が存在することで日本の自然環境がア…

武甲山信仰①武甲山を囲む猿田彦命

宇根の氏神は、猿田彦神を祀っている。 山に囲まれている秩父になぜ海の神が祀られているのだ…

武甲山山頂遺跡の古銭と磐座信仰

広報よこぜ(昭和53年7月) ※埼玉県文化財保護審議会員の調査より。 武甲山山頂にある御…

武甲山の犬神様

武甲山が「犬神様」とよばれていたことを思い出す。 小学生の頃、白いセメントの山肌がいろん…

武甲山の雨乞い岩

■武甲山の雨乞い岩の歌 ♪「武甲山の大前に 雨だんべえ龍王なあ 長の日照りにそのために 五…

太古の記憶 秩父・武甲山のむかし

秩父霊場の武甲山 秩父三山(三峰山、両神山、武甲山) 武甲山のことを「犬神さま」と呼んで…

オポプの生川に誕生した畠山重忠の伝説

子供の頃、武甲山の生川登山道を登りはじめたところに マス釣り場があり、父と兄とよく遊びにいっていた。 生川の源流は武甲山東峯にある小持山から流れ出る。 その隣の峰を大持山とよび、雨乞い岩と命名された大きな岩があり、 大小と兼ねる名前は、神話に登場する大国主、少名彦命からとの説がある。 父の代まで子供の頃は、生川の水を庭にある井戸から汲んで飲んでいたそうだ。 生川は、「うぶかわ」または、「おぼかわ」と呼び、 地元の人は「おぼっかわ」と発音するが、 どことなくアイヌ語に響き

【歴史】横瀬七郷武甲の山が 俺が稲田を見てござる(古歌)

江戸からみて秩父は西北にあたる。 秩父の霊峰、武甲山、三峰山、両神山は西北にそびえ、 徳…

武甲山の宇宙(はじまりの夜)

子供の頃、よく見ていた夢がある。 実家の庭から見える幻想的な宇宙に満天の星空。 夜空に広…