「自力で稼ぐ」などと言う思い上がり
さて9月30日と言えば多くの会社で半期末。
私に関しては4月から個人事業主の不動産エージェントとして独立してちょうど半年が経ちました。
この半年間での雑感を書いてみます。
■活動成果
この半年間での活動成果として、契約ベースで言うと以下の結果でした。
・売買仲介:4件(実需物件の買い:2件、投資物件の売り:2件)
・賃貸仲介:2件(借り:2件)
(+土地売買仲介:内諾1件(売り買い両手、金額合意済み)
というわけで、内諾を1カウントするのは悩ましいので6.5件というところですね。
ご契約いただけた皆様には本当に感謝です!!
それぞれに人間ドラマがあり簡単な取引など一つもありませんでした。
一方で残念ながら力及ばず破談に終わった案件も幾つかありました。
ニーズを汲み取りきれなかった反省は将来に生かすしかありません。
継続してお取引き中のお客様には、何とかして価値提供できればと。
引き続き日々研鑽を重ね精進いたします!
■「自力」とは
個人事業主は絶えずお客様を見つけ続けなければ生活が成り立たなくなるサバイバルライフです。
ミスチル桜井さんの言う「毎月決まった日 振り込まれてくるお給料のように平和はもう僕らの前に当たり前に存在はしてくれないけど」です(出典:「さよなら2001年」)。
何が起こるか分からない今後の世の中において、会社の看板に頼らず“自力で稼ぐ力”が必要と意気込んでこの仕事を始めたわけですが。
実際に半年経って思うのは、「自力で稼ぐ」などと言うのは思い上がりでしかないということです。
まず何をもって「自力」なのか。
ー 自分一人の力でお客様を見つける?
ー 自分一人の力で交渉を纏める?
ードキュメンも自分でやり切り契約・決済まで完結させる?
確かに個人なので自分が動かないと仕事が生まれないし何も進まないことは事実としてあります。
上司も部下もいなければ、課されるノルマもチーム目標もありません。
しかし結局は多くの人と連携して仕事を進めることは、いや連携しないと仕事を進められないことは、会社員も個人事業主も何ら変わらないです。
私の場合、先輩エージェントからお客様をパスしてもらい締結できた契約は言うまでも無く“自力”では無いですが、
ー 自ら動いて全くのド新規からお客様を発掘しているわけでは無く、会社員時代の繋がりやご紹介でお仕事を頂いている
ー 物件のソーシングにおいても知人ネットワーク(懇意にしている不動産業者やエージェント)をフル活用している
-重説・契約書作成やリーガルサポートは業務委託元であるTERASSより万全のサポートを受けている
と言った具合に、結局は自分一人で完結できる仕事なんて無いです。
これ全部一人でやれと言われるとかなりキツいなと!
勿論、このように仕事を進められることが「自力」というのであれば、自力が付いてきたのかもしれません。
ただ、もしそうであれば会社員でも立派に「自力」はつきます。
会社員時代にも様々な困難に直面しながらも案件を獲得してきたりクロージングする先輩方を見てきました。
自分には到底叶わないと思うほどに力のある人たちでしたね。
そういう人に思いを馳せたり今の自分の業務形態に鑑みて、自力=主体的に仕事を創り、動かす力と定義付けています今のところ。
間違っても「この仕事は全部自分でやった」などと思い上がることの無いように自戒を込めて!
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