羽田空港の航空機事故から学んだこと
2024年は、能登半島の地震に始まり、羽田空港では航空機事故が起きた。航空機炎上を知った時、過去に書いた記事を思い出した。
ブラックボックス
1960年代以降、全ての民間旅客機に搭載義務があるブラックボックスをご存じだろうか。コックピット内の音声を録音したコックピットボイスレコーダー(CVR)と、飛行高度や速度などを記録したフライトデータレコーダー(FDR)が内蔵されている。航空機の事故があった際は、このブラックボックスを回収し調査することで、事故の真相を明らかにしていく。
今回、事故のあったエアバスA350-900のブラックボックスは、まだ発見されていない。ブラックボックスが発見されるまでには、数年を要することもあり、2014年に発生したマレーシア航空370便墜落事故では、発見されないままである。
今後の課題
海保機が滑走路に入る許可を得ていなかった、と報道されてから、滑走路に入る交差点に設置されたストップバーライト(停止線灯)が昨年12月27日以降、使用不能になっていたことも明らかになっている。
ブラックボックスを回収し調査すると同時に、人的ミスを防ぐための対策や、設備の見直しをする必要がありそうだ。
まとめ
今回の航空機事故から私が学んだことは、人とのコミュニケーションに際に「勘違い」がなるべく起こらないように集中して会話すること。もっと慎重に言葉を選んで、相手に勘違いされないような伝え方をすること。仕事や大事な場面では特に、それが当たり前であるはずなのに、疎かになっていることが多く、それが原因で大きな事故につながる可能性が十分にある。
日本航空の損失は約150億円。関係者を責めるだけでなく、全世界の人々がこの事件から学ぶことは多い。