アクションとリアクションの仕事のハナシ
こんにちは。就労継続支援ビルドの秋田です。
ビルドのnoteは毎週金曜までに更新するルールを自分に課しているのですが、いつもギリギリ金曜日(たまに土曜)に滑り込みで書いています。
そしてゴールデンウィークがあったから、あっという間に金曜が来ますwww
さて。
今日は前回のnoteで書いた話をしたときに一緒に話したことをまとめてみます。
仕事に慣れてくると新しい刺激ってなかなか起こらなくなるよねという話でした。特にビルドに通っている方のうち、診断の有無にかかわらずADHD特性をお持ちの皆さんは結果が得られるまでに時間がかかることが苦手で即座に結果がわかりやすい刺激を求めることが多いという特徴があります。
ADHDを持つ人々はADHDを持たない人々と比べ、報酬を待っている時と報酬を受け取る時における脳の反応が異なることが示唆されています。
~(中略)~
「ADHDの小児や若年成人は、日常生活において、良い結果がすぐに得られないような行動に取り組むことに困難を感じるかもしれません。例えば、集中して学習すればより良い成績につながりますが、学習自体は楽しくないことがあるでしょう。学業に集中することが困難な児童は、成績のような、後からの報酬よりも、クラスメートのおしゃべりや車の音など、その場にある、外部からの面白い刺激や新鮮な刺激に気を取られてしまうのです。」
ソース:報酬への期待:ADHD治療薬の脳への作用の仕組みが明らかに
いつものルーティンの作業よりスポットで入る案件のほうが刺激的で気持ちが上がってくる。発達障害の特性が無くても通常の反応かもしれませんが、反応が顕著なのですね。
そのため、先日は利用者さんと実務案件になると気持ちの入り方が変わってくるという話をしていました。
このときに出た話題が仕事にはアクションとリアクションがある、という話でした。
具体的には…
リアクション
クライアント(依頼)→ビルド(受注)
ビルドでいうところの実務案件です。
依頼を受けて、制作するお仕事。
ビルドではノベルティグッズの印刷データ制作や、広告制作などを行っています。
たとえば
直近では札幌市が発行する障がい者コミュニケーション条例啓発マンガ(意思伝達装置編)の制作(マンガ制作・デザイン・ディレクション)をしました。
こんなことをしてほしいという依頼があって、依頼に合わせて制作をします。ビルドのメインのお仕事です。
アクション
ビルド(発信)→世の中(お客さん)
ビルドでいうと、トリセツ!をはじめとしたオリジナルグッズをBASEで販売していたり、PIXTAでストックイラストを販売しています。このnoteも含めSNSでの発信もアクションの一つですね。
トリセツ!が売れるのはもちろんのこと、トリセツ!をきっかけにビルドを知っていただいてお仕事につながる、とか。
ストックイラストのページからリクエストをいただくとか。
SNSつながりで新たなお仕事が発生するとか。
イラストレーターの方がインスタなどSNSで地道にイラストを上げ続けてお仕事の依頼が来るみたいなパターンが想像しやすいようで、利用者さんからもたまに「絵の仕事=SNSで発表することで依頼がくる」というイメージを聞きます。
アクションのお仕事は、実行即結果(お金)じゃないことが多いので、成果を感じづらいかもしれませんが、ビルドがどんなことをできるのか?を発信して知ってもらうことで仕事につながることがありますし、とっても大切な仕事です。
また、リアクション(依頼仕事)の場合でもこちらからアクション(提案)する形でお仕事が増えていくこともあるので、アクションとリアクションというのは実はつながった関係性なんですよね。
YouTuberすごいなーってハナシ
連休中にテレビで、YouTuberの仕事について紹介しているコーナーを見ていました。
当たり前かもしれませんが、YouTuberのお仕事は基本的にアクションです。
企画して、動画を撮って編集して適切なタイミングで公開する。
↓
閲覧数やチャンネル登録者数を増やす。
↓
広告収入
出演しているYouTuberの皆さんが「企業案件が来る」という言い方をしていて
企業から「○○のPR動画を作ってください」と依頼がきて、PRと明示した上で動画を制作し公開するということもあるそうです。これはリアクションですね。
地道に動画を公開し続けて、ウケ続けて、チャンネル登録者数や閲覧数が多い、いわゆるインフルエンサーにならないと企業案件の依頼は来ないですよね。
アクションしているとリアクションの仕事が増える。という、とてもわかりやすい構図だと思いました。
note→書籍化
twitter→書籍化
インスタ→書籍化
みたいな話もたくさん聞きますし。
発信し続けることは大事だなと!※内容次第 考えております。
報酬系機能に刺激が少ないアクションのお仕事。
最近はインスタ更新作業も利用者さんにお願いしています。
SNSは反応がつくのでアクションの仕事の中でもわかりやすいかもしれませんね。
人間関係でも、最初に自己紹介して自分がどんな人なのか知ってもらうところからスタートしますし。
アクションは自己紹介なのですね。
秋田も…週1回でも…頑張ってnote更新し続けます…。
では、また来週!
いただいたサポートは利用者さんの工賃に!素敵なヘッダーイラストを描いてくださった皆さんに還元しますね。