2020年最初のハナシ
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
ビルドは今日からなので、遅ればせながらのご挨拶でした。
絵を描けない人なので
子供のころから絵のうまい友達に「描いてー」とねだって生きてきました。
スケブってやつに近いことやってたなあ、と思う今日この頃。
あの頃の友達よ、なんかごめん。君の絵がすごく好きだったんだ。毎日なんか描いてもらってたよね。厚かましすぎた。
そんな反省をしているわりに、懲りずにまだやってます。
就労継続支援ビルドには、日ごろイラストレーターとして活動しているスタッフが2名在籍しておりまして、二人とも普段はクリスタ派だそうです。
利用者さんはメディバンペイントを使っている方も多いので、指導できるようにメディバンペイントも触っておいてねーと依頼をしていた12月。
練習がてら何か描いてよと気軽にお願いしたら、しっかりちゃんとした絵を仕上げてくれる素敵スタッフ。
1枚目はクリスマス用イラスト。
こんな完成度の高いイラスト、1日でさらさらーっと描いてくれちゃって…軽率に頼んでごめんだよ……と思ったので、いろんな媒体にしつこく載せました。
twitterでいつもよりみんなに見てもらえた感じがしたので、ちょっと満足。
そして2作目。最初にあげたネズミくんたち。
「せっかくなのでお正月用にも描きますねー」って自主的に描きあげてくれて
あまりの完成度に、しゃちょーが「これ、年賀状に使っていい?」と急遽ビルドの年賀状に採用したのでした。
なんにも無いところから何かを生み出せる人ってすごいなと単純に尊敬するのですが、それをそのまま伝えると「いや、でも、なんとなくクリスマスや正月と言ったらコレ、みたいなイメージありますよね?」と簡単に言ってくれちゃいます。
でもそれは、本当の意味で「なにも無い」のではなくて
生きてきた分、絵を描いてきた人生分の蓄積があるのだと知ってます。
クリスマス
正月
から、ぱっとイメージが広がるくらいの表現の引き出し、ビジュアルのイメージ、発想の材料がその人の中に入っているからできることで。
普段、そんなことを意識せずになんとなく生きてくると、クリスマスかー…クリスマスツリー…かなあ...とか、正月…鏡餅にねずみでも載せておくか?くらいしか思い浮かべることができずに四苦八苦するだけなのです。
有名な話だけれど、すぎやまこういち先生がドラクエの序曲を5分で書いたと言っても、それまで生きてきた55年と5分だという話。アレです。
素人がいきなりぱっとできるものじゃない。
ちなみに、ビルドでお仕事できるよう練習する期間に取り組んでいくカリキュラムも、まさにそんな感じで「表現の引き出しを増やす」方法を取っています。
意識的に見ていかないと、なかなかうまくいかないものですからね。
基本操作の練習のあとは、実際の広告物の模写をしたり、制作案件を通して経験値を積んでいったりします。
ゼロから生むのが難しい方は、まず情報収集から。モノづくりの基本ですよね。
きっかけが無い方は、まずビルドへ。
なにかを始めたい人や再チャレンジのきっかけづくりをできたらいいなと思いながら
今年もちょこちょこ書いていきますので、よろしくお願いいたします。
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就労継続支援ビルドは、イラスト・グラフィックデザインの勉強と仕事ができる札幌のB型事業所です。
お問い合わせはサイトから簡単にできますのでお気軽にどうぞ。
いただいたサポートは利用者さんの工賃に!素敵なヘッダーイラストを描いてくださった皆さんに還元しますね。