自己紹介のハナシ
どうしても先に書きたいことがあったので、自己紹介を飛ばしました。
こんにちは。はじめまして。就労継続支援ビルドです。
このたび2019年12月から札幌市中央区で就労継続支援B型事業所を開設しました。
就労継続支援って何?という方が多いですね。
就労継続支援というのは、障害者総合支援法という法律に基づいて運営されている福祉事業所です。
心身に障がいがあって、思うように働けないでいる方に対して、働く場を提供するとともに、一般就労する(という、この言葉自体も馴染みが薄い…働く)ためのお手伝いをしていきます。
通常、B型事業所と呼ばれている我々は、一般就労や最低賃金を保証して雇用契約を結んで働くA型事業所に行くことがまだ難しい状況の方を利用対象にしています。
具体的には…
(1) 就労経験がある方であって、年齢や体力の面で一般企業に雇用されることが困難となった方
(2) 就労移行支援事業を利用し、就職活動をしたけれど就労に結びつかなかった方
(3) (1)(2)に該当しない方であって、50歳に達している方または障害基礎年金1級受給者
となっています。
18歳以上で、障害者手帳を持っていたり、自立支援医療を使って精神科やメンタルクリニックに通院していたり、指定難病の方が使えるサービスです。
作業をした分の報酬は、「工賃」という形で支給します。
馴染みのない言葉が多い
先天性の障害ではない限り…いいえ、たとえ先天性であっても、実は障害福祉サービスのことはご存じないことが多いのです。
私たちのところに来られる方の多くは、少し前まで働いていたり、学校に通っていたりしていました。
なんとなくやりづらさを感じていながらも、なんとか生き延びてきた方が多いですね。
ですので、ここに来て初めて就労支援サービスのことを知ったという方が大半なんです。
なんだか不思議な世界、それが福祉業界。
ビルドってどんなところ?
業界におけるB型事業所のイメージとしては、箱折りや部品の組み立て、倉庫の作業、ホテルのベッドメイキング、ポスティング、データ入力といった、軽作業・内職・体を動かすお仕事が多いです。
でも、ビルドでは少し違っていて
デザインと、イラストをメインのお仕事にしています。
正直、業界でもちょっと稀有な‥‥というか、特異な目で見られていると思います。
「だって、そんなの難しいでしょう?」って。
支援者の方は、だいたい選択肢に入らなくて、
でも、ご本人が「やりたい!」って来てくれるのです。
支援者の考える限界値より、その少し向こう側を
実際に、障がいがあってもイラストで仕事をしていたり、illustratorやPhotoshopのスキルを活かした業務で対価を得ている方がいらっしゃいます。
自分の仕事が世に出るのって、なかなかうれしいものです。
あ、ビルドはまだできたばかりなんですけどね。
これまでも、実は似たようなことをやっていたのです。それはまた、別のハナシ。
学校になじめなくて家でずーっと絵を描いているような方とかが多いです。
Adobeのアプリは高いので、自分では持ってないし触ったことが無いという方が大半ですが、基礎からしっかり覚えて実践に生かせるスキルを身につけられるというところも、ちょっと自慢です。
画像のキリヌキ、ロゴのトレース、ピクトグラムの作成、各種デザイン・イラスト制作、アーティスト活動のプロデュースなんかがメインの業務となります。
そんなわけで。
これからもちょこちょこと、ビルドでの日常を切り取って書いていこうと思っているので、よろしくお願いいたします。
いただいたサポートは利用者さんの工賃に!素敵なヘッダーイラストを描いてくださった皆さんに還元しますね。