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シンプルな暮らしは難しいけれど、考えることを減らすと楽になるハナシ

こんにちは。就労継続支援ビルドの秋田です。
このnoteを始めて2年。誰も気にしていないだろうけれどタイトルに~ハナシを付ける縛りを勝手につけており、エモいタイトルにしづらいです。めっちゃくちゃやりづらい。今年は、謎に長いタイトルにしてみようかと画策しております。

さて、タイトルの例にもあるように自分に「~べき」「~しなければならない」のルールを設定するとどんどん生きづらくなります。
いきすぎると強迫性障害一歩手前ですね。
少し前に出ていた記事が、とても興味深かったです。もしかして自分も?と思うきっかけになった方も多いのではないでしょうか。


ずいぶん前からミニマリストやシンプルな暮らしが称賛され、フラットデザインとかミニマルデザインというものが主流になって久しいですね。

モノがごちゃごちゃあるのは悪なのか?
片付かない部屋の真ん中で罪悪感に押しつぶされている方もいらっしゃるでしょうか。
持たない暮らしなんて趣味嗜好の問題なので、合わない人は合わないと無視してしまえば済む話ですけれどね。

お片付けや整理整頓が極端に苦手な方はビルドにも多いです。
情報の取捨選択、優先順位付けが不得意な場合、掃除への苦手感から後回しにしているうちにどんどんモノが溜まり、モノを捨てるという行動すら苦手な場合があるのですよね。
というわけで、ミニマルな暮らしとは程遠いことが多いのですけれど
シンプルライフで良いことが一つあります。
「余計なことを考えなくていい」
ということです。
かのスティーブ・ジョブズが意思決定のプロセスを減らすために毎日同じパターンの服を着ていたのは有名すぎる話ですが、私服の制服化は頭を疲れさせない方法の1つです。

私服の制服化

最初に言っておくと、秋田は着道楽なので無理です!

ただ、毎シーズン「着る服が無い……」という悩みから解放されたら楽だろうなとは思います。
ファッション誌の着回し特集見ると、洗濯いつしているんだろう?とも思いますけれどね。

とはいえ、私服を制服化しておくと、毎朝の「今日は何着よう……」から解放されることは確かです。
以上の理由で、秋田はワンピースを多用しています。かなり前にツイートしたときは「寒くない…?」「冷え性だから無理」というリアクションもありました。

寒さ対策はレギンスと腹巻必須です。レギンス……暖かい……。あと謎にロングスカート重ね着したりするので永遠にミニマリストになれないと思います。

オフィスカジュアルなら、パンツ・スカートなどを2~3とトップスのシャツやカットソー、カーディガン・ジャケットなどをいくつか用意しておけば1週間乗り切れます。スーツなら、もっと楽ですね。
男性も、同じ形の色違いのパンツとシャツ、セーターを複数枚組み合わせている同僚さんがいたので同様です。

献立の固定化

ビルドの利用者さんをはじめ、発達障害をお持ちの方の一部ですが食に興味が無いタイプの方もいらっしゃいます。食べることに興味が持てないとか、単純に体力の問題で食べることが疲れるという特徴があります。
いかに効率的に栄養摂取するか?という考え方の場合は、どんぶりもの、バーガーやサンドイッチ、おにぎりなどが効率良いと人気です。

ミニマリストさんはパターン化することが得意なので、献立もパターン化していることが多いです。
秋田はその日その日に食べたいものを考え、明日食べたいものは明日にならないとわからないタイプなので向いていませんが、ていねいな暮らしをする皆さんは作り置きおかずを活用するのも上手ですね。
曜日によって肉・魚・麺類などメインを固定しておくことで節約になったり、作り置きおかずを活用することで楽にバランスよく栄養をとれたりとメリットがあります。
が、こだわり強めの方は一度決めたルーティンから離れられなくなったり「べき思考」にとらわれすぎて、できなかったときに苦しくなってしまうこともあるので注意が必要です。

そこでオススメなのが、朝ごはんを決めておくことです。
朝の1分は貴重です。朝起きるのが苦手、身支度が苦手という方が多いので、朝ごはんは可能な限り手間をかけず考えずに摂取できるという視点で決めておくと楽ですよ。
納豆ごはんでもパンでもシリアルでもスムージーでもうどんでもラーメンでもなんでも構いませんが、起きてから出かけるまでのアクションを可能な限り減らすことが大事です。

たとえばドリップしたコーヒーを飲むのが好きでもインスタントコーヒーにするのもアリです。
秋田は、平日の朝は粉になっている安いコーヒー豆にお湯をじゃーじゃー注ぐテキトードリップコーヒーにしています。たぶんインスタントコーヒーのほうがよっぽどおいしいですが。
ちょっとおいしい朝ごはんとか豆を挽いてゆっくり淹れるタイプのコーヒーは、休日のお楽しみにしています。

カバンの中身を一定に

出かける前にバタバタすると忘れ物をします。定番は財布・鍵・定期券やICカード・スマホ……。
どうしてもカバンから出さないといけないスマホや鍵は、どこにあるのか探しているうちに遅刻……あるあるですね。
鍵は玄関のドアに磁石付きのフックで吊るす、靴箱の上に定位置を作るといった工夫をするとなくしづらいです。それでも起き場所うっかり変えちゃう人は、カバンにコードリールを付けて使ったらカバンに戻すようにするのもオススメです。

ICカードも極力カバンから出さないようにしておきましょう。パスケースもコードリール付きのものにしておくと便利ですね。

財布は家に帰ったら極力出さず、出したらカバンに戻したいですね。無理なら…出かける時用の財布と家で使う用の財布を分けておくテもあります。

ファッションによってカバンを変えたいオシャレさんには、上記の一式を、まるっとバッグインバッグにセッティングしておくことをお勧めします。

朝のアクションを減らす

起きるのが苦手。出かける準備が億劫。

ビルドの利用者さんにも多いです。
夜は眠れないのに、朝も日中もどうして眠いのだろう。とは思いますが、とにかく起きてから出かけるまでの時間を省力化して、出かけるまでのコストを減らしましょう。
それだけで「仕事行くの面倒」と考えている頭のエネルギーを余計に使わずに済みます。
これから、人がたくさんいる場所に行くので疲れるのです。朝や夜、家にいる時に楽をするためにはミニマリスト的生活が役に立つことが多いです。

ミニマリストには到底なれそうもない秋田ですが、いいとこどりで省力化に努めています。
生きていると、いつのまにかこだわらなくていいはずの「べき」が溜まっていくので、ときどき整理してみるのもいいですよね。


今回のヘッダーイラストはサトさん(仮名)に描いていただきました。
レトロファッションの女性が雰囲気良いですね。
テーマは「モノクロ」とのことでした。

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