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【メンバーインタビュー】"神河町×BugMo関係構築マネージャー" 金田真幸 

「コオロギで地域を活性化する」

兵庫県神河町の壮大な山脈を背にインタビューを受ける、神河ファームマネージャーの金田真幸さん。

最近、髪を染めたようですが「黒に近いグレー」にしたせいで、最初は目立たず。しかし、日に日に色が落ちてきてようやく髪を染めたことに気づいてもらえるようになりました。なんとも愛おしい。

国際公務員と探偵に憧れた幼少期、地域づくりを見出した大学時代、そしてBugMo×神河町との出会い。「こおろぎで地域を盛り上げたい」と話す金田さんに迫ります。

プロフィール

神戸情報大学院大学 矢野研究室卒。
大学院時代に兵庫県神河町をフィールドに研究後、BugMo神河ファームの立ち上げ

それでは、金田さん!よろしくお願いします。

〇幼少期

田舎の学校に小学校に通っており、理由は覚えていませんが児童会長を務めていました。
おとなしい性格でしたが運動することは好きで、雪合戦をして窓ガラスを割ったりしたこともありましたね(笑)

留学生との交流がきっかけで海外に興味を持ち始めました。英語は分らなかったのですが、一緒にパソコンを見たり、遊んだりして楽しく過ごしたのを覚えています。

部活は野球部でしたが、チームプレイが苦手で、大人数だと自分を出せないと気づいたので、高校は陸上部で長距離の選手になりました。いじられキャラで、友達と楽しく過ごせました。

長距離を走りながら、ペース配分を考えたり他のことを考えたりするのが好きでした。誰にも邪魔されずに集中できる環境が良かったのだと分かりましたね。アインシュタインも山登りをしながら考え事をしていたらしいので、邪魔されない環境を求めて山登りをしたくなることと似ているところがあるのかもしれません(笑)

-将来の夢は何でしたか?
将来の夢は、国際公務員と探偵でした。
英語が好きだったことと、テレビで流れてくる世界のニュースを見て自分も何かできないかと常に思っていました。探偵に関しては、名探偵コナンの影響でした。しかし、いざ、自分が物騒な現場で調査したり、不倫の現場に乗り込む事をイメージすると、きつくて耐えられないだろうなと思って諦めました。


〇大学生時代

小さいからの夢であった国際公務員を目指し、兵庫県の法学系の学部がある大学へ進学しました。一般企業に就職も考えていたので、他の選択肢を残したかったのもありました。

入学後は興味の赴くまま、フェアトレードサークルに入りました。海外の農家さんを支援する事もできるし、自分でも実際に販売したいと思ったので、自分たちで考えたパッケージのフェアトレードチョコレートを大学の生協で出したりしました。

-視野が広がる活動ですね。
どちらかというと、自分の関係性が広がる活動だったと思います。今まで遠くに感じていたフェアトレードと日常が結びついた気がして、他人事ではなくなったことを実感しました。身近なファストフードやレストランのあり方を考えましたね。

そこで、身近な人とより良い関係性を築きたいと思ったのがきっかけで、食とまちづくりに興味が出てきました。私がアトピーを持っていたので食の大切さを認識していたことと、国際的な視点よりももっと、半径5メートルを見つめて1人1人との関係を深くしていきたいと思うようになりました。

〇大学卒業後

卒業後は、無農薬農家さんと障がい者支援施設で働き、フリーランスのwebデザイナーになりました。

まず、無農薬農家さんでは、お米や白菜、ホウレンソウなど少量多品種を扱うところで、全て経験できました。
不器用で上手く育てられないこともあって、毎回怒られていました。それでも、年間の作付け計画も任されるようになり、結局3年続けました。しかも、辞めてからもお米のお手伝いは2、3年一緒にやっていました。

食と地域に関わることができたのは、すごく良かったことですし、
農家さんからの指示を受けて、その日行ったことや状況を報告する流れで任されていたので、今の神河ファームでの動きに繋がる経験もありました。

次に、就職を考えていたことと、別の選択肢を見た方がいいと友人から強く勧められて、お米のお手伝いをしながら障がい者支援施設で働くことにしました。元々、責任感があり人のお世話をすることが好きだったのもありました。

その後は、雇われる身ではなく自ら仕事を生み出したいと思い、独学とアルバイトをしたのちに、フリーランスのwebデザイナーになりました。

〇情報大学院大学

次は、フリーランスとして地域に貢献できるように技術的なステップアップを求め、ハロートレーニング制度を活用して神戸にある情報大学院大学へ通うことにしました。

-BugMoと神河町との出会い
まず、神河町と出会ったのは、神河を研究フィールドにしていた研究室に入ったことでした。将来的な目標が、地方行政と関わりながら働くことだったので、私に最適な研究室でした。神河町の人々はとても温かく接してくれて繫がりもできたし、行政の方も積極的に研究に関わってくれたので惚れこんでしまって、移住を決めました。

BugMoに関しては、神戸情報大学院大学の社会連携室が紹介したことがきっかけでした。
昆虫食を初めて口にしたのもその時でした。コオロギ出汁の試飲会をしていて、田舎育ちで虫には慣れていたのでスムーズに試飲できましたね。

-BugMoに関わり始めたのはいつごろですか?
去年(2021)10月の神河ファーム立ち上げから関わりました。当初は、ICTを活用した地域貢献の一つとして働いていました。それが、いつの間にか養殖関連もやることになって、今では神河ファームの全般を任されるようになりました。
食に興味があり農業の経験もあったので、結果的に目標としていたことに一歩近づくことができたので良かったと思っています。

〇BugMo

「神河町×BugMoの関係構築マネージャー」という役職で、神河ファームの運営と養殖の管理をしています。廃校になった小学校を利活用しているので、周辺地域の住民の方と協力しながら運営しています。
私が養殖スタッフ、地元の方がハード面担当で装置を作っています。

-神河ファームでの一日のスケジュール
午前は、給水装置の確認とエサやりを基本的に行い、装置の実験もしています。

午後は、ミーティング、データ構築、見回りをしたりします。生育管理システムを現場の目線でフィードバックしたり、養殖ケースごとにデータを収集して、温度や湿度の環境設定・成長記録を管理しています。

-関係構築とはどのようなことをするのですか?
町の方や地域住民の方に神河ファームの説明をしたり、地域のお祭りや行事ごとに参加することもあります。

最近は、近くのお寺でお釈迦様の誕生日を祝う「花まつり」や、春の砥峰高原の野焼きのボランティアに参加しました。

地域住民との協力関係が築けてき始めていることがとても嬉しいことです。前までは、私から働きかけていた事が、今度は相手から協力したいとお声がけを頂いたりと、関係構築マネージャーとしてやりがいを感じることが多くなってきました。

-BugMoで今後やっていきたい事
神河ファームと神河町のつながりをさらに強化し盛り上げていきたいです。それを発信して地域振興にも役立てたいです。

〇BugMoへ転職を考えている人へ

生き物を相手にする仕事で難しいところもありますが、ゼロから生み出すやりがいを多く感じています。コオロギの需要も市場も大きくなってきているので、自ら挑戦したい方、成長意欲を持っている人をお待ちしています!


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