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しりとり語録#01「参号(さんごう)」

はじめまして。
僕の名は、菊田参号(きくたさんごう)という。
グラフィックデザイナーと「ラフに着られる着物 SANGOU」というブランドをやっている者だ。

最近では亀田三兄弟のお父さんである亀田史郎氏と「3150ファイトクラブ 」というYouTube番組を作ったりもしている。

そんな僕が、文章で一体何をしようというのか。
この場所では、自分の感じること思うことを「個人の見解として」思うがままに発信していこうと思っている。

普段、なかなか自由に発言できない場面も多いので。ストレスなく「自分」というものを表現できる場所を作ることで、改めて「自分」という人間を確認し、再構築を試みようというわけだ。

そんな、自分勝手な企画ではあるが、やるからにはテーマに沿って読み物として面白い物にしていくので、皆様に楽しんでいただけたら嬉しく思う。

さて、この「しりとり語録」という企画だが、読んで字のごとくタイトルを「しりとり」形式でつないでいく、という試みだ。

簡単に説明すると一回目は僕の名前「参号」からスタート。
その「参号」というタイトルについて僕が思い浮かぶことをつらつらと書き連ねていく。次回は「さんごう」の「う」から始まる「お題」について書いていくということになる。「タイトル」で「しりとり」をして「つないで」いこう。と言うわけだ。

できれば「お題」は読者のリクエストで書いていくつもりだ。
インスタグラム のストーリーで募集していこうと考えているので、そちらも是非フォローをお願いしたい。

前置きが長くなったので、そろそろ本題に入ろう。

それでは「菊田参号のしりとり語録#01 「参号(さんごう)」」スタート!

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僕は仕事上、本当に多くの人とお会いする。
もちろん名刺交換もたくさんする。

もうこれは僕の中ではあるあるなのだが、はじめて出会う人に必ず聞かれることがある。それは名前の事だ。

「参号さんって、、、本名ですか?」
ほぼ全ての人にこれを聞かれる。

「いいえ、あだ名です。」
そして必ずこう答えて、どうしてそんな名前になったのかの説明に入る、と言うのが毎度のパターン。いつもは手短に説明するのだが、この名前についてつらつら書いていこうと思う。

僕は、もうずいぶん長い事「参号」と言う名前で生きてきた。
この名前が付いたのが16歳の時だったと思う。
現在が38歳なので、もう「参号」と言う名前とも22年の付き合いになった。

当時、僕は高校生バンドマンだった。
「音楽でプロになる!」を、目標に本気になって音楽活動に勤んでいた。
それこそ寝る間を惜しんで練習とアルバイトに明け暮れ、とにかく青春を謳歌していた。

そんなある時、地元では有名な先輩バンドと出会うことになる。
非常に良く可愛がっていただき、僕も皆さんを兄貴的な存在として慕っていた。

しかし!ここで「参号」と言う名前が付くことになるのだ。
皆さんはこの「参号」と言うあだ名にどんな意味があると思うだろうか?
語呂遊びなのか、ダジャレなのか、はたまた意味なんかないのか。

、、、そう!意味なんかないのだ。

先輩はある時こう言い放った。
「お前らの名前覚えるの面倒だから順番に、お前壱号、で弐号、で参号な!」

ただの順番でついた名前なのだ。
そんな名前に愛着が持てるはずもない。
しかしこれがまた不思議なもので。

「参号」と言う名前がついて以来、もうどこに行っても「参号」と呼ばれるし、「こいつ参号!」ってな具合に紹介もされるようになる。

そうなってくるともう自分の意思とは裏腹に、皆の認識が「参号」になる為、良いとか嫌ではなく、ただただ僕は「参号」になっていくのだ。

呼ばれることにも慣れはじめ、本名で呼ばれることもなくなっていく頃。
なんとなく「参号」と言う名前を受け入れ、そして愛着が生まれる。
そして今では自分の名前を看板として、ブランドを「SANGOU」と名付けるまでになっているのだ。

ただ、そんな「参号」を一度だけこの名前を捨てたことがある。
それは27歳の時に独立してデザインの会社を作った時だ。

10代の頃の関係性でついたあだ名を、これから作る会社・仕事でも使うと言うのは、どうにも気が引けた。
僕は、本名を「菊田桂輔(きくたけいすけ)」という。
そこで、流石に名刺は、という事で本名で名刺を作り、メールアドレスやHPの何から何まで本名で登録した。

その結果、僕は取引先関連から全然連絡をもらえなくなってしまった。
というのも。
10代からずっと、音楽、デザインと道を進む過程を全て「参号」で生きてきたために、ほぼ全ての人間関係が「参号」でできていたのだ。(わかってたけど)

つまり、僕の本名なんて誰も知らないのだ。
そのため急に連絡してきた「菊田桂輔」が誰だかわからないという状況が生まれてしまう。

ある時取引先にこんなことを言われたことがある。
「参号は参号なんだから参号って言われなきゃわからんよ」
そうか、僕はもう「参号」無しでは生きていけないのだ、とその時に気づき、それ以来僕の名刺は「菊田参号」になったのだ。

昨今「あだ名」というものは「いじめ」の対象であるとされ、学校では禁止されていると聞く。
もちろんそういったこともあるとは思う。
特に身体的特徴を捉えてしまうということは、本人にとっては耐えられないこと、ということもあるだろう。

しかし、人間関係を作る時に非常に有効に使える「あだ名」というものもある。
一概に全てを禁止、排除するという流れは、僕個人の見解としては「なんだか寂しいなあ」、と「あだ名」で仕事をして生きている僕としては思ってしまう。

僕は「参号」という名前に誇りを持ち、これからも「参号」という看板を背負って生きていく。
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さて、第一回目。
いかがだっただろうか?

こんな感じで、これから自分の考えや言いたいことを好きなように書いて、自分でも改めて、自分という人間を見つめ直していこうと思う。

もし、気に入ってもらえたなら、フォローやいいねをもらえたらありがたい。

次回は「う」!
インスタグラム のストーリーでリクエスト募集しているので、ぜひご参加をお願いする。

追伸:本名のケイスケと呼ぶ人がほんとに親と地元の数人しかいないので、急に「ケイスケ!」と呼ばれると非常にびっくりする。心臓に悪いので呼ばないで欲しい。

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▲38歳現在の僕。これからもよろしくお願いします。

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