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なけなしのプロ根性

「学生の前に立ったら、経験のあるなし関係なく、あなたはもう先生です。それらしく振る舞いなさい」

昔言われた言葉。

はい、ごもっとも。

例えどんなに自信がなくても、どんなに準備不足でも、学生にそれを見せないようにしています。そうならないように準備は念入りにしていますが、それでも虚を突かれることはある。

そして、最近特に意識すること。

「体調が悪かろうがなんだろうが、教壇に立ったら元気いっぱい」

体調管理は教師の資本ですが、それでもいつも万全とは限りません。

よく眠れなくてぼーっとする日や冷えてお腹が痛い日だってあります。

でも、教室に入って挨拶をし、授業になったら役者さんのように私はゾーンに入る。

頭が痛くても、

花粉症で鼻水ずるずるでも、

その瞬間だけは体調が悪いことを忘れる。

逆にそれが忘れられない日はゾーンに入っていない。自分が乗り切っていない。

そしてそんな日は大抵学生もついてこない。

ついてきても定着しない。

常にベストな体調で臨めるようにするのが本当のプロだと思うけど、

不調の時でもその瞬間だけは体調が回復する、そんな人がいても良いと思う。

私のなけなしのプロ根性です。

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