見出し画像

「いーっ!」ってなる感覚から脱皮するまで

私が完全自宅待機になって2週間。

父がテレワークになって1週間。

昨日父が話していたことが、私が話していたこととほぼ一緒で驚いた。

「俺 / 私は こんな家の中にいていいのか?世の中の動きが見えん!置いていかれる気がする。なんかいーってなる!」

いーってなる、って方言ですかね?なんかこう外に出したいのに出せないムズムズする感覚。

この1週間前、母にほぼ同じことをぶちまけて、

母からは

「あんたって、家にいれない活動的なタイプやねんねぇ。まぁ、じゃないと海外も行かんか。世の中に置いていかれる?置いていかれてもええやん。今は家にいるのが世のためよ。」

と言われていた。そうなんだよ、家にいるのが世のためなのはごもっともでそれに異論はない。大人しく家にいる。

しかし。

ふに落ちない。何かしたい。何かしなきゃ、今の私にできることは?とにかく情報を集めなきゃ、という気持ちが蠢いていた。

今はなんかもう諦めモードになり、世界中に散らばった友達とインターナショナルエクスチェンジしたり、勉強したりしていますが、当初は本当に落ち着かなかった。収入減だけど健康な身体あるし、ありがたいことに家もあるという感覚になるまでに本当に1週間かかった。

そして自分が落ち着いたら今度は父が言い出した。

あ、同じ感覚の人が身近にいた。

コンスタントに外で働いている人間ってこうなるのか?性格か?

それとも親子だからなのか分からないけど、そう、私もその道を通った。(することがない私の方がもっと荒れていたとは思うけど)

毎日電車に乗って業務をこなしていた日々がガラッと変わる。世界が家の中とその近所だけになる。ネットや電話という窓口しか家族以外と繋がる術がない。すごい違和感。外の世界はどうなってる?同僚はどうしてる?私が仕入れた情報は正しいの?何か発信しなきゃ、何か繋げなきゃ…

今はもがいた先週の活動が少し線になってきました。でも、やっぱり新しい感覚。先行きも不安です。

日常が非日常になり、非日常が日常になる、凄い心が忙しい。メンタルトレーニングを受ける前の以前の私なら倒れていたかもしれない。

多分父も父なりに葛藤中。

「いーっ!」が「うん、そんなもんだよね」になるには段階があるんだということをこの期間に学びました。


恵まれない日本語教師に愛の手を…!いただいたサポートは更なる教材研究に使わせていただきます。