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即席!10分間ストーリー

授業の時間が最後10分ほど余ったので、学生とショートストーリーを作ってみました。

作り方は簡単。

わたしが物語の最初の一文を言い、学生Aがその次の話、Bがさらにその続きを作っていく、というもの。

中上級レベル20人が作るとどうなるのか。


なかなか波瀾万丈な物語ができました。

こんな感じ↓

私「あるところに、おじいさんとおばあさんがいました

↓続き↓

おじいさんとおばあさんには息子が一人いました。
息子はある女の人と結婚し、大阪で起業しました。
しかし人に騙されて、会社は倒産してしまいました。
お金に困ったので、息子は両親の遺産を貰おうと、両親を殺してしまいました。
そして、逃げるためにアメリカへ行きました。
警察は息子を容疑者として調べましたが、息子の情報は全然ありません。
息子はアメリカで再び結婚しました。(日本で結婚した妻はどこ行った?というツッコミがありました)
そして、子供が2人生まれました。
だから、また起業しようと思いました。
お金が要りますから、日本へ帰ってお金を手に入れようと思いました。
空港へ行ったら警察に捕まりました。
その時、アラームの音が鳴りました。
実は全部夢でした。
息子は両親を殺そうと思っていましたが、怖くなって、やめることにしました。
そして奥さんと幸せに暮らしました。

ざっくり言うとこんな感じ。

なんとまぁ!!!

いきなり起業するわ、親を殺すわ、逃げるためにアメリカへ行くわどうオチをつけるのかと思ったら、学校一のチャラ男が「アラームが鳴った」と付け加えて、そこを拾った学生が全部夢だったことにしてしまいました!

そして最後はハッピーエンド。よかった!

一つ一つの文章のクオリティはおいておいて、話がコロコロ変わり先が読めなくなっていく様は学生も面白かったようで、この10分が今日1番盛り上がりました😅

さて、月曜日に彼らと最後の授業をしたら彼らは卒業。お別れです。

長い学生は2年間、短い学生は半年間、週に2、3回会ってきました。こちらとしては寂しくもあり嬉しくもあり。

最終日はどう過ごしてもいいことになっているので、何か面白そうなゲームでも用意して過ごそうと思います!



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