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子育てに大切なこと 温かいご飯ともうちょっと

子育てに大切だと思う二つのことは「子どもは自分とは別の人間(人格)であると認識すること」「温かいご飯を用意すること」と書きました。
今回は「温かいご飯」について付け加えます。

安心できる場所であること

温かいご飯を提供する家庭(またはそれに変わる場所)は安心できる場所と言い換えることができると思います。

体も心も安心できる場所です。

体の安心
つまり、叩かれたり、つねられたり身体的な苦痛がない。性的虐待がない。肉体的に嫌な思いをしないということです。
私は体罰し放題時代に育ちましたので、叩かれるのはよくあることでした。それについて恨んだり憎んだりはありません。自分が叩かれたからと言って他人を殴ろうと思ったりもしませんでした。そんなもんだと思っていました。なので体罰による心の傷などありません。だからこそ、子どもにも体罰をしてもいいのでは?と感じてしまいます。しかし、された子は、また自分の子に同じことをするかも知れません。今は、体罰ではない方法で教えることが大事だと思っています。特に恐怖を伴うほどの苦痛は、虐待でしかありません。

心の安心
安心して眠れる、そこにいたら楽しい、自分を守ってくれる、自分をわかってくれる、必要とされている、と感じる場所であること。
赤ちゃんの時は抱っこして、よしよしすることが多いので、親が愛していることは肌で感じていると思いますが、大きくなっていくとスキンシップが減っていきます。子どもが嫌がらなければ、大きくなっても、たくさんハグしたりよしよしした方がいいと思います。そして、言葉で「あなたが大切」と伝えてることが大事だと思います。わかってると思っても、案外伝わっていないことがあるようです。

困ったことに、日常生活はそうそう穏やかではいられません。
しつけをしないといけないからです。社会のルールを教えなければなりません、悪いことをしたら叱らないといけません。学校に通い出したら、勉強や学習準備もあります。朝も夜も「早く〜して」という毎日を過ごすこともあります。
そんな中でも、テレビをみて笑ったり、一緒にお風呂に入ったり、楽しく過ごせる時間があれば、安心できる場所になると思います。

しかし、やらせたいことに必死になりすぎると、安心よりやらせることが勝ってしまいます。なんかずっとイライラするとか、大人も子どももしんどい時は、やらせたいことを減らしたり、やめたりした方がいいかも知れません。部屋が散らかっていても、宿題を忘れても、案外どうにかなります。
最優先は安心安全です。

安心できる場所を提供できない場合

どうしても叩くのをやめられない、いつもイライラしてしまう、ということが続くときは、他人を頼るといいと思います。
大人だって人間です。仏様ではありません。自分自身が傷ついていることだってあります。一人で抱え込まないで、吐き出せるといいですね。

市町村・都道府県には相談窓口があります。無料ですし、知らない人の方が話しやすいかも知れません。

市町村・都道府県児童相談 
児童相談所
子どもの人権110番
子どもと家族の相談窓口
日本助産師会相談窓口

など、検索すると出てきます。

有料・民間であればたくさんあります。カウンセラーの資格があるものから、ちょっと怪しそうなものまで。料金や団体をしっかり調べた方が良さそうです。

身近な人

信頼できる身近な人がいれば、一番早く手助けしてもらえるかも知れません。

自分に合わないな、わかってもらえないなと感じたら、無理せず相談相手を変えていいと思います。


私は、いろんなことが出来なくても、掃除ができないとか、料理は嫌いとか、とにかくきちんとしてなくても大丈夫だと考えます。
基本的なこと 子どもを一人の人間として尊重する(自分のものと思わない、自分と同じと思わない) 安心できる場所を提供する(温かいご飯を用意する)この二つはいつも心の片隅に置いておきたいと思います。

頑張り過ぎない子育てができたらいいな、と思っています。


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