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当人たちはそんなに気にしてない

花嫁日記のほうでも少し触れているが、私と夫は婚活サイトで知り合った。
このご時世、インターネット経由で付き合いを始めたり、うまくいって結婚するのももはやスタンダードになりつつある話で、実際友人知人にも何組かいる。

このケースでよくあるのが、結婚式の馴れ初め紹介で、交際のきっかけをあえて言わなかったり、言い換え(共通の趣味を介して〜etc)をしたりするパターン。
一説によると、式場のマニュアルにも、それとなく言い換えて紹介するように、というのがあるらしい。インターネット上で知り合って恋愛関係になるということに対して、抵抗がある年配の親族などに配慮してのことなのだろう。

(ちなみに私たちの結婚式だが、ゲストは親兄弟と私のごく親しい友人のみ。全員私たちの馴れ初めは知っていたし、丁重に紹介するほどのものでもないので、司会のお姉さんと相談し、歓談中にさらっと流し読みしていただいた。)

結婚が決まってから、人に夫との出会いの経緯を聞かれることも増えたが、大体の場合、包み隠さず「ネットで知り合った」と言うようにしている。
確かに自分より上の年代の方には、驚かれることも多い。でも、怪訝な目で見てくる人はほとんどいない。

そう言えば、先日久々にとんちんかんなことを言われた。
ブライダルエステに行った時、施術中、同い年くらいのエステティシャンさんに馴れ初めを聞かれ「ネットです」と告げたら「ええっ、そんなお話、お客様が初めてです」だそうで。

「結婚までいくって、すごいですね。だって、ネットで会って、ストーカーされて、殺されたりとかよくあるでしょう?見ず知らずの人に、よく会おうと思いましたねー」

この方が言わんとしてることは理解できるんだけど。ネット絡みの痴情のもつれがもたらす事件は、残念ながら絶えない。
しかし、全世界どの夫婦に聞いても、初めて会った時はお互い見ず知らずだっただろうさ…。

やはり、ほぼ同世代くらいの人でも、まだまだ“ネットで会って結婚”にはなんとなく抵抗があるんだなと感じた出来事だった。
まあ、私も夫も「ネットかい!」と突っ込まれることに対しては全く恥じらいもないので、これからも馴れ初めを聞かれることがあれば堂々と答えていこうと思う。

〜書籍紹介〜
『ネットで会って30分で結婚を決めた話』(れのれの 著/秋田書店)
こちらで少し読めます
2ちゃんねるで知り合い、オフラインで初めて会った時に婚約した著者れのれのさん&ご主人シムさんのお話。
ハワイで挙げられた結婚式をできるだけ簡素化したりと、私たちに相通ずるところも多く、共感しながら読めた!
夫婦で2chに感謝するシーンが出てくるけど、私たちもいつも「マーク・ザッカーバーグに感謝」しております(Facebook利用の婚活サイトだったので)。

#結婚 #家族 #夫婦 #sns

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