諦めたらそこで試合終了ですよ。
はじめまして。はたまたウェルカムバック!
こちらのノートに来てくださりありがとうございます。
マルコポーロといいます。
このノートでは、ひょんなことから転職を決意した、
ふつうの、ごくふつうの。どこにでもいるOLの自分回顧録という名の、日本全国のすべての新入社員へ捧げる備忘録です。
前回から引き続き、日本全国のすべての新入社員のみなさんが忙しい日々の中でくすっと笑い、心が穏やかになる備忘録を書いていきたいと思います。
それでは行ってみよう~~~!!(パフパフ~~~!)
動き出した瞬間
同期と私。
そんなモヤモヤした気待ちとは裏腹に、世間は待ちに待った超大型連休、そう!!!GoldenWeekへ!!!
新入社員研修中の限界を迎えた時、同期が言ってくれた、【GWはみんなで遊ぼう!!】の言葉を現実にするため、私は旅行客いっぱいの新幹線に乗って、大好きな街、東京へ向かっていました。
GW中は、同期、親友、後輩と毎日会う、という過密スケジュールを立てていました(笑)
でも、それが楽しみで楽しみで。
遠足の前の日みたいに、出発前日は寝れなくて(笑)
どんなに忙しくても、疲れが取れなくてもいい!!
私はみんなに会いたい!!!!そんな風に心の底から思っていました。
東京駅の八重洲口には仲の良い同期女子たちが出迎えにきてくれていました。
あぁ、これ、これだよ!
東京の空気、東京の景色、なによりマイラブ同期たち!!!
【マルコ〜(笑)顔、つっかれてんな〜〜〜笑笑】
【なんか、不細工になってない?(笑)】
「なってないからぁ!💢(笑)ひどくない?!笑」
同期たちとの再会に喜びながら、ひさしぶりに東京でのご飯を堪能していた夜。
話は仕事の話になり、私は最近感じていた、本社へのモヤモヤについて同期たちに思い切って聞いてみました。
「わたし、なんか、間違ってるかな?やっぱり、本社に行ったからには、郷に入れば郷に従えなのかな。」
すると、それまでずっと黙っていた1年前に転職した元同期が重い口を開きました。
【…マルコちゃん。私ね、私も異動してからずっとその思いをしながら本社で働いてきたの。なんでみんなチャレンジしないんだろうって、現状維持で組織や商品がよくなることなんかひとつもないのにって。でもね、そういうところなんだよ、あそこって。昔からのルールに則り、保守的に、確実に社長や本部長が言った課題をこなしていく、それが正しいことなの。その道から外れた人は…あの場所では部外者なんだよ。】
そして、続けて、こんな風に教えてくれました。
【マルコちゃん、…私、マーケティングだったでしょ?だから、新しいものを作るにせよ改善するにせよ、東京で教えられたことをもとに仕事してたの。そしたらね、変人だって言われたの(笑)その時に思ったの。
…ここ(本社)、終わってるな。って】
辛辣かつ的確な答えでした。
彼女は営業でトップ成績を2年ほどキープしたのち、本社のマーケティングへ異動しました。
彼女の異動は希望通りでした。マーケティングに行けば、もっといい商品を作り出せる。
そう思った、でも現実は違った。
本社はそういう場所ではなかったのです。
【私、耐えれなかったの。いくら大好きな会社でも。あの組織にいることで染まってしまいそうで怖かった。戻れるなら東京に戻りたかった。戻れるなら、一生骨を埋めるつもりであの会社で働くつもりだった。でもさ、わかるよね、マルコちゃんなら。】
わかりました。痛いほど。彼女のその時の気持ちも、辞めた会社が今でも大好きなことも。
「うん、ありがとう。」
【…マルコ、とりあえず飲もうか!笑】
【ちょっと〜いい話してたんですけどぉ!!!笑】
親友と私。
そんな元同期の知られざる気持ちに触れた次の日。
私は高校時代からの親友と会っていました。
【おひさ!顔疲れてる!よし!飲もうか!笑】
「爆笑」
会った瞬間、これです(笑)親友ってすごいわ…(笑)
彼女は、私の学年で一番頭が良かったリケジョでした。
私は文系、彼女は理系。
水と油な私たちですが、2人とも同じ塾に通い、同じ大学を志望校とし、その試験対策として開講した講義に参加していたことが出会いのきっかけでした。
最初は私が怖かったようで話かけてもこない彼女(笑)
でも、彼女が休んだ講義の日のプリントを届けに行った私が「同じ講義だよね!一緒にがんばろ〜!よろしく〜!!」とあまりにもフレンドリーだったらしく(覚えていません笑)、そこから心を開いてくれて一気に仲良くなりました。
彼女は医療系の仕事へ、私は食品系の仕事へ。
道は違えど、社会人になった今でも愚痴りあい、褒め合い、励まし合ってきました。
そんな彼女は1年程前に転職、違う会社で生活を謳歌していました。
【で?本社はどうよ?やばそうね?笑】
「まあ、お察しの通りですわ…笑」
ことの全容を話すと、ガツン。
【マルコ、今、ぜんっぜん綺麗じゃないよ?マルコ、あの時忙しそうだったけど、仕事して、それが楽しくてキラキラしてたし、輝いてた。あの時のマルコ、私大好きだったよ?ごめんやけど、正直、今の印象は屍です。】
パワーワード…SHIKABANE。
しかばね……カウンターパンチ、からのアッパー。
一発KOアウトです。心のリングに鐘が鳴り響いていました。
「まじ…?」
【うん、まじ。でもね、屍を生きた人に蘇らせることはマルコ、できると思うよ。それでもやっぱり土に帰りそうだったらこっち戻っておいでよ。】
彼女は厳しくも優しい言葉をかけてくれました。
そこでくたばるのか?立て!ジョー!立つんだ!!
と言わんばかりに、チャレンジしてみろ、と。
うん、やってみよう。まだまだチャレンジしてないじゃないか、やってみてそれでも立てなくなったら、また考えらばいいじゃないか。
【よし!今日は飲むぞ〜!!】「っしゃ〜!!!!」
後輩と私。
何日か後。次は後輩と会っていた私。
その後輩、私たち同期が弟のように可愛がっている後輩くん。
実は、初めて飲んだ日の帰り道、彼の恋愛相談にのったことがきっかけで仲良くなり、今ではサシ飲みまでいくような仲に(笑)
【うっす!マルコさん、久しぶりっすね!】
「ほんとやね〜元気してた?仕事忙しそうね?」
【まあ、担当増えたんで照】
「…すいませーん、注文…」
【おい!聞いてよ!!!!】「笑笑」
まあ、いつもこんな感じです(笑)
後輩には仕事の悩みは話すつもりはありませんでした。
彼の方から悩みがあるから聞いてほしい、と言ってきたのでじゃあ、GW飲みにいくか、となったからです。
【…てな感じで。あ〜でもなんかマルコさんに愚痴ったらスッキリした〜笑】
「そりゃあ良かった(笑)いつでも聞くからなんかあったらまた言っておいで」
【え、じゃあ。今一個いいすか?】
「ん?」
【マルコさん、なんか元気ないすか?元気ないっていうか覇気がないっていうか。】
「……そう見えるの?」
【うん】
私としたことが不覚にもそんな雰囲気を出していたなんて。でも、そう見えるのかな……と思ってると。
【俺、マルコさんを初めて見かけた時、うわっめっちゃ覇気ある人だな〜って思ったんすよ笑】
「え?笑」
【同じフロアで仕事してたけど初めてみた時、打ち合わせしてたんすよ、マルコさん。その時なんていうか、こう、全身から溢れ出るオーラっていうか、あぁ、この人この仕事めっちゃ好きなんだろうなって。俺、そん時1年目だし、仕事のこととかよく分からないじゃないすか。でも、マルコさんみた時に、素直にかっこいいって思いました】
「今の私、屍みたい…?」
【えっ?(笑)いや、そこまでじゃないすけど、カッコ良くはない、かな】
「…だよね、わかる」
【わかるんだ笑】
後輩にそう見られてたのが嬉しくもあり、今、彼の目にはその時のオーラがみえないことが悲しくもあり。
でも。屍からの脱却はしないといけないな、とスイッチを押してくれた夜でもありました。
「…よし。もう一軒行こ。」
【…飲みますね。今日。】
「私、今度会う時はカッコよくなってるね(笑)」
【期待してます(笑)】
おわりに
まあーた長くなってしまいました(笑)
しかし、このGWのおかげでエネルギーチャージできたのは間違いないです。
果たして、私は屍を生きた人に蘇らせて、かっこよくなることができるのか?!
次回は、そんな私がチャレンジしまくる2か月とその結果をお伝えします。
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