人間は一人で生きなくてはいけないのか


 人間は一人で生きなくてはいけないのでしょうか。私は大変な寂しがり屋です。現在、一人暮らしをしていますが一人でいる時間はとても寂しいです。そのため、恋人と一緒にいることが多いです。依存関係に近いかもしれません。

 みなさんの中にも一人でいることが嫌で友達と遊んだり、バイトや仕事を詰め込んだりする人も多いのではないでしょうか。

 恋人、あるいは誰かと一緒にいることは良いことなのか。おおげさに言えば依存関係にあることは仏教的にはどうなのでしょう。

 仏教の開祖であるブッダは弟子たちに「自らが自らのよりどころであり、自分以外の誰をよりどころとすることができるだろうか」と語りました。

 これは人間は自らの努力と知性によってあらゆる束縛から自らを自由にできるため決して他人を頼らず、他人から助けを求めないようにということのようです。

 私は恋人に対して寂しさを埋める安心や楽しみを求めています。しかし、恋人に依存してなにかを求めることは仏教的には間違っているのでしょう。まず、自らが自らを満たす存在にならなくてはなりません。

 しかし、一人で生きられるほどに自分を満たすことは簡単にはできません。

 私は恋人と一緒にいる時間が長すぎます。お互いがお互いに頼らずに生きていけるようになったとき、より良い関係になれるのではないでしょうか。とりあえず恋人と距離をとることからはじめたいと思います。

 ただ、ブッダは人間は頼らずに一人で生きれるようになるべきであり、誰かと一緒にいることは否定はしていません。人々が依存ではなく、協力して信頼できる関係になれればいいですね。

 




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