【悩ましい…】ゼミ希望者の選考
ゼミ生募集の時期になりました。私が所属する大学では、2年生の後期から本格的にゼミ活動が始まります。「本格的に」というのは、実は2年生前期の終わり頃(7月上旬頃)から、後期に備えての入門ゼミ的なものが始まるためです。大学生は、自分の大学生活の半分以上を捧げる場を選びます。ゼミによっては、その人の人生を左右するほどのインパクトを持つものもあるでしょう。何にせよ、このゼミ選択というのは学生生活の極めて重要な要素の一つです。
学生がこの選択に頭を悩ませるのと同様に、教員側も頭を悩ませます。私のゼミは、まだ2年目ですが合宿やフィールドワーク(コロナが落ち着いていれば海外で)を謳っていることもあり、有難いことにかなりの学生が志望してくださっています。今年度も定員の1,5倍程のエントリーが有り、喜ばしい一方で年間の最大の悩みポイントとなっています。
学生の提出したエントリーシートからは、やる気がひしひしと伝わってきます。中には全く響かないものもありますが、それらは真っ先に落選です。
最も悩むのは以下の場合です。あと1人、AかBかがなかなか決まらない。Aの方が成績も取得単位数も上、ただBからはAに勝るやる気が伝わってくる。ただしAも十分にやる気がある。ーこんな状況です。
結局、私はAを選びました。「やる気が伝わる」というのは私の主観に関わることなので、公平ではない。成績で全て決めるわけではないのですが、迷った挙げ句最後は成績で決めました。
Bを落として良いものなのか、悩みに悩みました。それでも定員は定員、仕方ありません。無理矢理定員オーバーでBを取ったとしても、次にはC,Dと問題は膨らむばかりなので、AとBの間で線を引くしかありません。
学生のみなさんと同じように(あるいはそれ以上に)、教員側も悩んでいるのです。特にゼミ専攻は頭が痛い。そんなお話でした。