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生き残りをかけたビザ申請


26日目

海外の地に足を踏み入れたのも、海外留学も初めての私は今日、Visaの重要性を強く認識することとなった。
どうやらVisa の再申請がマレーシアに着いてから必要だったらしいのだがまだ済んでおらず今週の金曜までに再申請をするよう二日前に通知がきた。
とにかく急なのだが、もし今週中に再申請を済まさなければ最悪の場合帰国を命じられることがある。
つまりやるしかないのだ。
しかし対応する相手は勿論英語で説明するため理解が困難な点があるし、
なにしろスタンプラリーをしているかのように各オフィスに足を運びサインをもらう必要があった。
健康診断をはじめ、証明写真の発行、銀行への振り込み、書類作成と昨日、今日合わせて約10時間をVisa再申請に費やしている。

やらなければ帰国が命じられる、もはやサバイバルといえよう。
Visa申請が円滑に進まなければ留学することが困難であったり海外に行くことが困難な事を身をもって知ることとなった。

幸いにも同じ大学から来ている日本人がいたためそれぞれの知識を振り絞って間も無くVisa再申請が完了しそうだ。

申請は個人的なものだが同じ状況に身を置く者としてやはり協力は必要不可欠な物である。
共同作業が苦手な私でさえそれは強く感じるものだ。
自分一人で作業すればもしかしたら複数で行うよりも早く申請が完了するかもしれない。
そのような状況に身を置く中で、他人の書類を率先して作成する彼女らに感銘を受けた。

自分の利益にならないことをどれだけ必死にやるか、それこそが何物にも変え難い意味ある物となることを感じた。

加えて、
このVisa再申請を通して
常に情報収集のアンテナを張っておくこと、
自分でできることの枠を増やしておくこと、
が重要であると認識する経験となった。

申請が重要なだけに、
文字一文字スペルが間違っていれば申請は通らないし、黒ペンを所持しておく必要がある。
日常生活の中でコピー機がどこにあるかを察知しておく必要がある。
誰からも教わることないことだが、ボヤんと歩いてるのではなく小さな発見を積み重ねていく事が重要であると感じた。

このような行動を、同じプログラムに参加する日本人に学ぶこととなり
この面倒で厄介なVisa申請も自分の為となったと思える。

自分の気に入らない事や面倒な事は極力避けて生きていきたいと思っていたが、こんな面倒な経験も悪くはない。
いつかの自分の為になることを確信しているから。

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