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就活生の親として出来ること(1)

大学進学は推薦で、受験勉強にはあまり力を入れてこなかった子供たち。上位校ではない私立文系、体育会系、レギュラー目指して奮闘中、専門領域では就職しない、就活が初めての勉強でのチャレンジ。
そんな子供を持つ50代の私が行動し、子供をサポートして、彼らが無事一部上場企業の内定をゲットする中で得た知識を、就活が心配な親世代の方へ、反省も込めてお伝えしたいと思います。

〇就活終了しました

令和3年5月某日、2番目の息子が周囲より一足早く就活が終わったようです。お疲れ様でした。

2年前に1番目の上の息子が体育会系の大学から一部上場の金融機関へ内定、2番目の息子は今回22卒の私立文系大学4年生、一部上場企業と地元有力企業の2社に内定をいただき、この度自分で1社に決定し就活を終了することになりました。

もちろん就活するのは親ではなく子供本人であり内定ゲットしたのは子供たちの実力です。しかし就活は情報戦であり限られた時間の中でいかにエントリーしていくかが重要になります。インターネット上には様々な情報があふれていますが情報が多すぎてまた玉石混交、大人であっても嘘と真実の見分けがつきません。

ましてや社会を知らない子供たちの視野は狭かったり超大な量の情報を分析し連続して適切な判断していくことに慣れていません。親世代が社会人として職業人として身に着けているスケジュール管理や段取り、企業や人事採用担当が学生を見る視点が分かればより効率的に遠回りすることなく行動することが出来ます。

親世代なら企業や人事部採用担当の考え方も社会人としてそれなりに分かりますよね。親世代が社会人として持つ視点を活かすことで子供の元々持っているものをいかに人事担当の目に触れてもらうか、言うなれば見せ方の問題で本来持っているイイものが伝わらずに面接すら会ってもらえない、機会をいただけないということを回避することなら親がサポートしてもいいんじゃないか、そう考えていました。

〇今どきの就活事情とは

あまり言葉は好きではありませんが、Fラン学生が面接にたどり着けないのは、単純に一部上場等名の知れている企業では応募してくる学生が多く、人事担当者がさばききれない、なので●●ナビや◇◇ナビといった就活サイトで集めた情報を整理する作業の過程で、ある一定の基準でスクリーニングしてしまうことが原因となることがあるのです。その学生の人柄や本当の良さを知った上で断ったり、人格を否定しているわけではないんですね。

話それますが、これが学歴フィルターと呼ばれているもので実際にフィルターがあるんですよね。私が過去数年前に新卒学生の採用活動を行っていた時、実際に□□ナビでスクリーニング機能を使用して集約を行っていました。システム内で大学がカテゴリー分けされていまして、いわゆる偏差値の上から順に、旧帝大、早慶上智、GMARCH、日東駒専…とグループ分けが大学ごとになされていました。

昔の話ですので今は違うかもしれません。

スクリーニングでは一つ一つの大学を指定することも出来たと思いますが、似たような大学のグループにチェックを入れて、ちゃっちゃって分けた方が早いんです。Aランクグループ、Bランクグループ、Cランクグループってグループごとに操作が出来ました。そこにFランクグループっていうのがあって、ちまたで偏差値や入試難易度でそこまで高くないと言われている大学が分類されているんですね。

これが恐ろしいもので、同じ会社説明会であっても、申し込んでくる学生でAランク、Bランクの学生だけ申し込めるようにして、それ以外の学生が申し込もうとすると【満席】って表示して申込み自体が出来ないようにすることも出来てしまうんです。実際にしているかどうかは別としてシステム上可能ということです。

(2)へと続く

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