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アロマスタンドを企業と共同開発し発売します!

6月5日よりふるさと美唄にトリップする香り『Kurukara』を発売しました!

Kurukara発売から10日が過ぎました。

お恥ずかしながら、先週は取材対応が続き、6月7日付のプレス空知、9日付の北海道新聞(空知版)にKurukaraのことを紹介して頂きました。
北海道新聞に掲載された日は、午前中LINEやインスタで「載っていたよ~~!!」とDMをたくさんいただきました。
母の職場でも「娘さんが新聞出ていたよ!」と声をかけられたそうで…
本当にありがとうございます。
この場で改めてお礼申し上げます(*- -)(*_ _)ペコリ

この話を忘れていたんだった!

実は、ふるさと納税の返礼品を目指そう!という無謀な目標を設定した時に、一緒につける商品も考えていました。

最初はアロマオイルと一緒に使えるアロマストーンとかがいいなとも考えましたが、既にハンドメイドでアロマストーンを作って販売しているということもあり、もう少し違うものにしようと考え、アロマスタンドにすることに。

ちなみにアロマストーンってこういう感じのです!

アロマスタンドをどうやって作ろうか?

昨年秋あたりから、アロマスタンドを製作するにあたり、どんな素材がいいかをひたすら調べました。
木材が多い印象だったので、金属製がいいかなと考え、仕事始めの日だった今年1月5日、札幌のとある企業に相談のメールを送りました。
(こういうところが中の人の無謀なところですが💦)

実はこの企業、当時は北海道で2台しかなかった、最先端の金属加工用のパンチ・レーザー加工機を導入したメーカーさんで、
その加工技術で制作をできないかと考えました。
(こういうときに設備投資マニアって役に立ったりする…)
すると、すぐに社長さんからお電話で快諾して頂き、打ち合わせがスタートしました。

アロマオイルの瓶を持って、実際に工場にお邪魔して打ち合わせをし、その後何度か試作品をやり取りして、ミリ単位の調整をして頂きながら完成しました。

試作を重ねたこと6回ぐらいだったかな?

最初は組み立て式から試作がスタート。折り目が折れてしまった時にバリで手を切るリスクが大き組み立て式は却下に・・・
しかも、逆さで頭からしか入らないという💦
ここから穴の大きさのミリ単位の調整がスタート。大手メーカー7社のアロマオイル瓶で試して、全部のメーカーのオイルが入るようにし、最終的には直径22mmの穴で確定。

工場長さんには結構無理なお願いをしてしまっていましたが、最終的に形が決まり、塗装もして頂き、ついに完成しました!
5mlのアロマオイル瓶ならほとんどのメーカーに対応しています!

マットブラックがステキです❤
Kurukaraも入ります!
アロマオイル以外にも入りそう(アイデア募集中!!!)

この機械のすごいところ

本業の仕事柄、設備投資マニアなので、ちょっと説明すると、
この機械は「TruMatic 6000 fiber」といい、ドイツのトルンプ社のもので、エネルギー効率の高いディスクレーザによって鉄やステンレス、アルミニウム、銅、真鍮などあらゆる種類の材料加工を可能とする複合機です。

これだけだと、どんな機械なのかわからない・・・

TruMatic 6000は、最高のプロセス安全性とフレキシビリティを兼ね備えています。多種多様な材料に対応するこの固体レーザは、最大34 m/minの切断速度で薄板を加工し、非鉄重金属、フォイル付きステンレススチール、亜鉛鉄板を高い生産性で製造します。メイン時間並行の運転を行うインテリジェントなソリューションにより、設備投資をより早く回収することができます。多種多様な自動化オプションは、夜間や週末におけるプロセスの安全性を保証します。

TruMatic 6000 fiber | TRUMPF

機械の価格は な、なんと!!!
フルセットで推定1.75億ぐらいします。
パンチ加工も、レーザー加工も1台でやってくれます。
設定をしておけば、勤務時間外の深夜でも自動で大量の金属加工をしてくれるという自動化機能があります。
ウワサによると、今春開業した某野球場の建物内でも使用されているそうですよ。

カスタム性が高いものを

最初は組み立て式から始まり、穴を調整して最終的には6回改良を加えています。
シンプルなものにしたのは、マグネットをつけてカスタマイズしたり、アロマオイル立て以外の使い方をぜひ使う方に考えて頂きたかったから。
そのため、シンプルな艶なしブラックで仕上げて頂きました。
ちょっとTOWERシリーズっぽいスタイリッシュさがありますね!

結構無謀なことも意外な結果につながる事がある。

これは個人でプロジェクトをしていて感じるのですが、「いち個人の弱小プロジェクトなんて世間にまともに相手にされないだろう」という前提で中の人がやりたいと思ったことを、この人なら、この企業なら一番いい結論にたどり着けるだろう先にピンポイントでアプローチすることが多々ありますが、意外とOKを頂けたりします。
まずは、無謀かもしれないけど「とりあえず行動を起こす」ことが何事においても大事なのかもしれませんね。

最後に製作して頂いた企業さんのことをご紹介

こちらの製品を形にして頂いたのは、札幌市にある株式会社北山光社(きたさんこうしゃ)」さんです。
本社が創成川東側に、工場が手稲にあります。

実は金属加工が専門ではなく、通信機器や保安装置の製造・販売がメインの企業で、身近な場所だと札幌市電の運行情報のモニター盤や道の駅にある観光情報案内のタッチパネルや雷害対策の電源用保安装置など、私たちの生活に欠かせないインフラを支えています。

アロマスタンド製作にあたり、この機械が持っているすばらしい機能(一台で板をレーザー切断、パンチ加工、成型加工が自動でできる)と可能性を、そして北海道で行われているものづくりを1人でも多くの方に知って頂けたらと思います。
最近は、アウトドア製品の制作も行っているとのことですよ!

無謀なお願いやわがままに迅速に応えてくださった、北山光社の中村社長をはじめ、小原工場長には大変お世話になりました。
本当にありがとうございました!!

発売時期と値段について

肝心のところが抜けていました💦
今のところは来週ぐらいから、自宅ショップとBASEオンラインショップで発売開始予定です。
価格は未定ですが、かなりしっかりした金属のため、1個1,500円前後で考えております(原価が…)
決して安い価格ではありませんが、金属加工の最先端の技術が詰まった一品です!
自宅ショップで実物が見られますので、ぜひご興味がありましたらお手に取ってご覧頂けますと幸いです。

よろしければこんな変人ですが(笑)サポートをよろしくお願い致します。頂きましたサポートは、プロジェクト活動の充実・地域への還元に使用させて頂きます、