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『トップガン マーヴェリック』を4回観に行った話

今回は映画の感想というより、一つの作品を映画館に4回観に行ったのは初めて、というお話。もちろん4回どころかこの作品をもっとたくさん観に行ってる人はいると思いますが、ここは回数の多さを競いたい訳でなく、あくまでも"自分にとって"4回は多い、という話。なにしろ私は一つの作品をそんなに映画館へ観に行くことはまずありません。それよりは作品の"数"を観たいのです。しかしそんな私が『トップガン マーヴェリック』は4回観に行ってしまいました。そしてまだまだ行くかも(笑)それだけ劇場に足を運ぶ気にさせたのはこの映画が初めてです。

どうしてそこまで何回も観に行く気になったかというとその辺についてはまず前に書いた感想を見ていただければ伝わるかと。↓

まあ、ひとことで言えばこの作品は劇場でファンが楽めるようにトム・クルーズが作ってくれた作品だから、と言えます。と言っても本当に面白くなければ何回も観に行くことはしません。トムは演じる側の人ではあるけれど、おそらくご自身も本当に映画を観るのが好きなんだと思います。だから客観的にこうやったら観てて面白い、こうやったらファンが楽しめる、と想像することが出来てこれだけ面白い作品が作れたのだと思います。

ところで私の母親は若い頃に映画が好きだった人で、子供の頃にはよく映画館へ連れていってくれたものでした。母に連れられて最初に映画館で観たと思われる作品は『ジョーイ』というアメリカの作品。

アメリカではテレビの作品だったようですが、日本で1977年に劇場公開されたものです。それは私が幼稚園生くらいの頃。幼稚園生を連れて洋画を観ようという母も母ですが、刷り込みとはおそろしいもので、映画と言えば洋画、と私が無条件に思ってしまう原点はおそらくここにあります。

以降、『E.T.』や『ゴーストバスターズ』も劇場公開時に連れてってもらったし(時には姉に連れてってもらって)、他にも十代の頃には『ロジャー・ラビット』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』『インディ・ジョーンズ3』なども劇場まで観に行きました。『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』にいたっては公開初日くらいに有楽町の帝国劇場に一人で観に行った記憶があります。多分これが映画館に一人で行った初めての作品。

私にとって映画は誰かと同じ時間を過ごすための手段ではなく、あくまでも作品そのものと対峙して一対一で楽しむものだという考えがあって、そういう意味では読書と同じようにとらえているところがあります。その辺はちょっと人と違うかも。なので多くの人が思うらしい"ぼっちで映画館に行くなんて寂しい"という感覚がわかりません。

と、話がそれましたが『トップガン マーヴェリック』、4回のうち最初の2回は普通に字幕で、次は4DX、最後はIMAXで観ました。4DXは他の作品で観たことあったけど、IMAXは初めて。IMAXと普通の劇場と何が違うかというと、まずスクリーンがでかい&レーザーなので画像がクリア、そして音の聴こえ方にも工夫がしてあって臨場感が増す、という点。IMAX、こういう『トップガン マーヴェリック』のようなアクロバティックな作品にびったりだな!と思いました。とにかく画面が大きいのでお話の世界に入り込みやすくなる感じ。一度だけ『トップガン マーヴェリック』を観に行くつもりならこちらがおすすめです。

4DXの方は座席が動く、水が飛んで来る、風が吹く、後ろからどつかれる(マッサージチェアみたいに)、ピカっと光る…などなど、映画の内容に合わせて効果が出ます。こちらはアトラクション味が増す感じ。これで観た時も楽しかった!すでに2回観たあとだったので、飛行シーンなど動きのある場面を楽しむことに集中しました。4DXも本当は字幕で観たかったけれど、時間の関係で吹替版を観ました。しかし結果そっちで良かったです。なぜなら字幕と吹替では和訳が微妙に違っていて、字幕でのこの言葉はこういうニュアンス寄りの意味だったのね、ということがわかったりしたので。

基本的に洋画は吹替でなく字幕で観ます。なぜならその俳優さんの声も含めてこその演技だと思うので。トムが操縦席で言う「This is your captain speaking」とかの台詞はやっぱ英語で聴きたいですし。けど吹替は字幕を目で追わずに済む分、画に集中出来るのも確か。なので今回久しぶりに吹替で映画を観ましたが、これはこれでとても良かったです。

というわけで、特殊な劇場で観た感想なども含めて4回観に行った話を書いてきましたが、『トップガン マーヴェリック』はごく普通の劇場で観ても全っ然楽しめます!←結局そこ(笑)。とにかく配信になったら観よう、テレビでやったら観よう、ではなく、少しでも興味があるならばぜひ劇場へ足を運んで、製作陣が全力で作った作品を劇場で楽しんで欲しいなあ~と思います。

そういえばこないだトムがツイッターでメッセージを載せていました。

あくまでも劇場公開にこだわって映画製作を続けるトムのことを私は心から応援しています!

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