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近頃観た映画

例によって近頃U-NEXTで観た映画を覚え書き。

・フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊

この作品はコロナのことで公開が延期に次ぐ延期になっていた記憶が。そしてようやく公開されたときにまた感染者が増えていたので劇場で観るのは断念しました。が、作品を配信で観て、ああこれはやっぱり劇場で観たかった…!と思いました。監督はウェス・アンダーソン。何年か前に上映された彼のアニメ作品『犬ヶ島』も劇場まで観に行きましたが、なんというか細部までのこだわりが半端ない監督さんなのです。なので大画面でそのこだわりの映像を見たかったなあと。画面から映画への愛が溢れていて、やっぱりそういう監督の作品を観るのは楽しい。

そして俳優陣も豪華!ビル・マーレイ、ティルダ・スウィントン、オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、レア・セドゥ、ティモシー・シャラメ…などなど。しかし作品を観てる時にはティルダ・スウィントンと気付かず、後でキャストを見てびっくり!配信で観たので思わずもう一度観直して確認してみたのでした。彼女はすごく中性的な役で見ることが多かったので気付かなかったのかも。あとレア・セドゥが気になってる方にとってはこの作品、必見ですぞ!(意味深)

・メイキング・オブ・モータウン

この作品は実は前に一度観ようとしたんだけど途中までしか観れずにいて、今回改めてやっぱりもう一度観たい!と思って観た作品。そうしたらタイミング的には今観て良かったんだ、と思いました。なぜかというと私は昨年暮れあたりからまたベストヒットUSAを見始めたんですけど、この作品を観る前に放送されたベストヒットUSAでたまたまマーヴィン・ゲイのアルバム『What's Going on』が取り上げられていたんですね。そしたらこの映画でも同じく取り上げられていて、やっぱりこのアルバム聴かなきゃ!と気付けたからです。

ちなみに私は高校生のときにはモータウンという名称だけは知っていました。何を隠そう私はマイケル・ジャクソンの大ファンだったので(今ももちろん好きですが)。マイケルが書いた自伝も読んだし、音楽プロデューサーの名前で最初に覚えたのはクインシー・ジョーンズだし、誰かや何かを好きになるととことん掘り下げてしまうのは十代の時から変わりません。しかし、モータウンに関してはジャクソン5の頃のレコード会社、くらいの知識しかなかったので、今回この映画によってモータウンの歴史や所属歌手や当時の時代背景などを知ることが出来て良かったです。

また、ジャクソン5のオーディションの模様だとか、スティービーの「Fingertips」が出来た時の様子だとか貴重な映像も満載。"Who's Loving You"が元々テンプテーションズの曲だということも知れたし。ということで音楽が好きな方は是非!

・アメリカン・ポップ

これまたアメリカの音楽(ポップ)の歴史を知ることが出来るロストスコープ・アニメーション作品。ユダヤ系の主人公がアメリカに渡り、彼から4代に渡る子孫がたどった物語を描いた作品。フィクションだと思うけれど歴史的な出来事に関しては事実に基づいているのだと思われます。日本ではちゃんと上映されたわけでなく、またDVDのような映像作品にはなっていないようなのでそういう意味でレアな作品かも。

・トップガン

『トップガン マーヴェリック』が絶賛公開中!ということで、そのうち劇場へ観に行く予定にしている私はとりあえず一作目を復習しておこうと思って観ました。そしたらほとんど覚えてなくて、大昔に観たつもりで実は一度も観ていなかったのかも…?!と思い始めています(笑)何しろ『トップガン』といえば、というあの曲をテレビ等で何度も聴いてきたので、それでなんとなく観た気でいたのかもしれません。

『トップガン』公開当時は特にトム・クルーズが好きだったということもないし、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『インディ・ジョーンズ』のような血湧き肉躍る的な冒険譚が好きな私には、恋愛要素強めなチャラそうな作品はどちらかというと敬遠しがちだったのかもしれません。しかしトム・クルーズが歳を重ねてからこれだけ魅力の増す俳優さんになるとは思ってもみなかったなあ~。今となっては映画にかける情熱に脱帽せざるを得ないです。

というわけで『トップガン』、映像や演出的にはところどころザ・80年代、という感じが否めませんでしたが、やはりそこはジェリー・ブラッカイマーの作品だけあってそこを差し引いてもめちゃくちゃ面白かったです。そしてとにかく彼の作品はサントラがすごい。『アルマゲドン』という作品で使われてるあの曲を知らない人はいないくらいかと思いますが、『アルマゲドン』もまたジェリー・ブラッカイマーの作品。多分彼は効果的に音楽を使う天才なのだと思います。

でもそういうとこが逆に子供ウケする作品と思われてしまって、映画ツウを名乗るような人には見下されがちのような…音楽もそうですよね。わかりやすくて大衆ウケするポピュラーソングはなぜか下に見られがち。でも私は"わかりやすいは正義"だと思います。難解でマニアックで内輪ウケするような作品なんて観たくもないわけです(かといって受け手に迎合してるだけの作品もツマんないのですが)。

ということで次回記事はおそらく『トップガン マーヴェリック』の感想になると思います!早く観たいー!!

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