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どんな状況に陥っても、自分を苦しませているのは、自分。

今日読んだ本のレビューを残しておく。忖度なし。

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医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣 (中経の文庫) Kindle版

医師でありながらうつ病にかかった男性の治療記。こまごまとした経過は飛ばしても全然かまわない。20の習慣の中には割と面白い項目もあったけれど、ぶっちゃけ目次だけ見ればいいレベル。こういう系の本は散々読んだ。。

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成長マインドセット Kindle版

本田健さんの本を参考に作られたような本。あまり読む価値はない。

同じ無料ならこういう系を読んだ方がまし。サクラレビューがすごいとコメント欄で指摘されているのが皮肉だった。残念。いいところは、超序盤の質問くらい。

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この答えが知りたい方はおススメ。そう考えると割といい本だったかな。

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反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」 Kindle版

これがいい本だった。良書だった。てか久々に良書に出会った!これは売れるわと思っていたら、アマゾンで650件近い評価がついてしかも平均4.4という大ベストセラーだった。これが無料で読めるのは結構すごい。著者の人がもう本でのお金儲けから執着を外したんだろうな、だから無料なんだろうなとふと思った。

著者の方の人格がにじみ出るような作品なんですよね。心にメモしたくらいの名言。

「過去を引きずる」というのは、仏教的には「記憶に反応している」状態です。

(参照)◆過去は「忘れる」ー記憶を相手にしない   パートより

ほえぇー、となってしまった。なるほどなぁ。

どんな状況に陥っても、自分を苦しませているのは、自分だということがわかる本。
ソニー創業者の井深大が21世紀は「心の時代」だと言いました。心をいかに扱うかが、人間の主要なテーマになり過去のどの時代より、重要になると言いたかったんだと思います。
言い換えれば、今は、過去のどの時代よりも、心が乱される時代と言えます。物質文明の限界が、わかっていたんだと思います。物質の豊かさでは人間は、幸せを感じられないと、認識していたんでしょう。
2500年以上前に、その心の取り扱い方を完璧に理解した人がいました。
それが、ブッダです。今、日本人で最も必要とされる技術やこれから必要とされる技術は、AIでも、ITでも、金融でも、プログラミングでもなく、
ましてや英語でもなく、自分の心の扱い方でしょう。

レビューのひとつですが、本の感想として最高です。(レビューうますぎないか?)

せめて目次だけでも見てほしい。

読まなくてもいいからせめて聞いてほしい!(本音はYOUTUBEの要約を見たけれど、やっぱり本は直接読まないとより自分の中に蓄積されないな、と思うのだけれど)

久々にいい読書をした。


追記ー

反応しない練習のホメが足りないので、追加する。

悩みの根源は承認欲求だということ。自分への戒めのためにも書いておくと、「○○が理解してくれない」というのは「○○に理解されたい」という欲求の裏返し。多くは両親が始まりです。わかりやすく言うと、「親が理解してくれない」という悩みを解決するのは二つある。親に理解してもらうのと、親に理解してもらうことを放棄すること。成人したら、後者の方向性の方が自立していける。親に理解されたいという承認欲求を止めるわけです。

そのためには、まずああ親に理解されたいんだな、俺は。という自分の欲求を理解すること。すると、一瞬で悩みがコントロールの範囲内になります。

承認欲求を捨てる。とたんに楽になりますよ。





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