新商品を売る秘訣:身近な例えで顧客の理解を促す

こんにちは。鈴木貴之です。

日清カップヌードルは、世界中で500億食以上販売される大ヒット商品ですが、実はアメリカ進出当初は全く売れなかったという驚きの事実をご存知ですか?

カップヌードルはアメリカでなぜ売れなかったのか?

その理由は、アメリカ人には日常的に麺を食べる習慣がなく、「カップ麺」という概念自体が存在しなかったからです。

日清の営業マンがどれだけ努力しても、アメリカ人にとって「カップ麺」は得体の知れない食べ物であり、スーパーマーケットに置くことも許されませんでした。

絶望的な状況を打破した秘策とは?

日清は、商品の中身を一切変えずに、ある戦略で販売を成功させました。

その戦略とは、『顧客の頭の中にある商品のポジションを変える』ことでした。

具体的には、「麺」というポジションを「スープ」というポジションに変更したのです。

なぜ「スープ」というポジションに切り替えたのか?

それは、アメリカ人にとってスープは毎日の食生活に欠かせない存在だったからです。

「スープ」という身近な例えを使うことで、アメリカ人にとってカップヌードルとは何か?どんな価値があるのか?ということを理解しやすくしました。

結果

このポジショニング変更が功を奏し、カップヌードルはアメリカで大人気商品となりました。

導入当初は年間500万食だったのが、たった7年間で1億8000万食まで伸びたのです。

この事例から学べること

  • 新商品を売るためには、顧客にとって身近な例えを用いて、商品の価値を分かりやすく伝えることが重要です。

  • 顧客のニーズや思考パターンを理解し、それに合わせた戦略を立てることが成功への近道です。

結論

日清カップヌードルの成功事例は、顧客の視点に立ったマーケティング戦略の重要性を示しています。

あなたの商品やサービスも、顧客にとって身近な例えを用いることで、新たな可能性が生まれるかもしれません。

ぜひこの事例を参考に、顧客の理解を促し、売上アップを目指しましょう!


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