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おうちでつくろう _10 わが家はすばらしい(under the)sea

日本全国各地で暑い日が続く今日このごろ。毎年「夏ってこんなに暑かったっけ…」と話している気がしてなりません。
図工・美術大好きインドア勢(偏見)もさすがに海やプールにダイブしたいところですが、それもなかなかはばかられる昨今。いえ、だからこそ!そんなときこそ!表現で体感温度を下げいでか!!

というわけで、今回のおうちでつくろうは、みなれた窓を海にしちゃいます。

対象年齢 : 4歳 〜(ペンを持ってなぞれる)
学びポイント : すこしの工夫でいつもの景色がちがって見える体験をする
用意するもの : 油性ペン、はさみ、マスキングテープ、セロハンテープ、クリアファイル、図鑑など魚の写真が載っているもの

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Step.01 海の生きものを透明なシートに描き写す

まずはお気に入りの海の生きものの写真を探します。このあと透明なシートを写真のうえに置いて描き写しますので、ある程度の面積がある&平たいもの、たとえば図鑑などがおすすめです。

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今回、海の生きものを描き写すシートには、はさみで切り開いたクリアファイルを利用しました。写真のうえにクリアファイルを置き、油性ペンでカキカキ。

クリアファイルをマスキングテープで固定すると作業しやすいですよ。
もしお子さんが「電車ひとすじだから、海関係の図鑑はないよ!」という場合は、スマートフォンやタブレットに写真を表示するのもアリです。ただし、その際はテープによるシートの固定がほぼ必須となります。なにせ油性ペンですから…! 

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Tip:できあがりをイメージしながら描いてみよ
なぞる際は、アウトラインだけだと窓に貼った際に見えにくくなりますので、内側も塗りましょう。
明るい色→濃い色の順に塗るのもミニポイントです。

海のなかにはどんな生きものがいて、どんな暮らしをしているのか一緒に調べたり話たりすると、会話と発見が楽しめますね。中のひと家では、子どものほうが魚の生態に詳しいので、いろいろ説明し(教え)てもらいました。

説明する力がつくと!
話を聞く子が育つと!
育児雑誌で読んだので…!

Step.02 魚をはさみで切り抜く

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魚を写せたら、はさみで切り抜きます。まわりに余白ができても大丈夫!窓に貼ったら目立ちません。
↓こちらの記事では、はさみデビューもしくはデビュー直後のお子さま向けに、はさみと仲良くなるポイントをご紹介しております。もしよろしければぜひ。なにとぞ。 

Step.03魚を海に放つ(窓に貼る)

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切り抜いたら、セロハンテープで窓に貼っていきます。

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もし何度か貼り直したりする場合、セロハンテープは、油性ペンで描いた面と反対の面に貼りましょう。テープを剥がす際に油性ペンのインクも一緒に剥がれてしまうためです。

Tips:窓から見える景色も作品にしちゃおう!

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ベランダやお庭の植物は、海の生きものと並ぶとまるで波に揺れる海藻のよう。
お魚ごしに見えるお隣のおうちは、海中に立つ不思議な建物みたい。
空が見える位置に貼ると、今度は海の生きものたちが雲間を泳ぐ不思議な光景に。
この場所に貼るとこんなふうに見えるね!と、貼る前にいろいろな位置にかざしてみて、違いを味わってみましょう。

Step.04番外編 カラードタックでアレンジしてみた

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素材を変えると、できあがりの印象も大きく変わります。窓に貼ってはがせる『カラードタック』でも試してみました。
カラードタックは、光を透過する軟質プラスチックシート。つるつるしたものに吸着する性質ゆえ、窓ガラスやペットボトルなどに接着剤を使わずして貼りつけることができます。
その名の通り台紙に色がついていますので、こんどは下描きをしたらハサミで切り抜いて貼るだけ!切り絵感覚で窓をデコレーションできますね。

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貼ってはがせるシートなので、貼り直しもらくらく。
※細く切ったところは、ゆっくり慎重にはがしてくださいね

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黒色は光を透過しません。何年も貼っているとさすがに紫外線で退色しますが、窓に貼りついてしまいひたすらカリカリカリカリ…なんてことはなく、きれいにはがれるのでご安心を。

「リアルな生きものを描くのが好き」「絵を描くのが苦手だから図鑑を写したい」といった場合にはクリアファイル、子どもらしい造形を活かしながら色に親しむならカラードタック、お好きな方法で窓をデコレーションしてみてくださいね。

そして、窓には涼しげな風景が広がったけれど、それでも暑いときはクーラーの温度をピッっと…。

おまけ -このワークで使用したアイテム-

カラードタック
ガラス、ミラーコート紙、プラスチック、タイル、鏡面状の金属などに糊なしで貼ることができるのでおすすめです。大判サイズもあります。


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