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おうちでつくろう_08 パパママとおそろい!マイパソコンをつくろう

テレワークの導入が急速に進んで以降、積極的に仕事へ参加する子どもたちの姿をSNSでよく見かけます。
パパやママみたいに、かっこいいパソコンがほしい!とモニターを覗いたり、キーを打とうとしたり、ディスプレイにタッチしたり(パソコンもタッチデバイスだと確信しているあたり、時代を感じますね…)。
そんなにほしいのならば、つくってもらいましょう。あなたのパソコンを。

パパママとおそろい!マイパソコンをつくろう って?

今回は、段ボールを使ってオリジナルのノートパソコンをつくる遊びをお届けします。
メインの材料となるダンボールには、インターネットでお買い物すると届く箱の中に敷かれた、薄い板状タイプがおすすめ。外箱に使うダンボールは、中身を守るための強度がありますので、はさみで切るのは大人でもなかなかハードです。

・対象年齢 : 4歳~ (はさみが使えるお年ごろ)
・学びポイント : ものの仕組みを観察する行動に親しむ
・用意するもの : 板状段ボール2枚(パソコン本体・キーボード用)、ホワイトボードシート(100円ショップ キャン★ドゥで購入)、ホワイトボードマーカー、はさみ、接着剤、紐、マジックテープ(裏面シール付き)、色紙、マーカー

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色紙とマーカーは、パソコンのブランドロゴをつくりたいときにおすすめです。
ロゴなしの究極ミニマルデザインを貫く場合はなしでOKです!

Step01 パソコンを観察する

お家にノートパソコンがあるなら、まずはその構造を観察しましょう。

どんな形のボタンがあるかな?
マウスってどうやって使うのだろう?

身近なのものの仕組みを観察したり、どんなことができるのかを調べたりといった活動は、これから子どもたちが学ぶプログラミング教育にも取り込まれています。ぜひ一緒に観察しながら、いつもパソコンでどんなことをしているかなど、お話ししてみてください。

Step02 筐体をつくる

ああでもない、こうでもないと観察したら、まずはノートパソコンの筐体を作ります。

1.板状段ボールの長い辺を定規で測る
2.半分の位置にしるしをつける
3.2を目印に、長い辺に対して垂直に折り線を引く

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折り線をひくには、書けなくなったボールペンなどを使うと線が見えずキレイに仕上がります。
4.折り線に沿って折る

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折る際は、折り線を上にしたまま机のヘリに合わせて折ると、あらキレイ。

Step03 キーボードをつくる

筐体ができたら、次はキーボードをつくります。

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キーボード用の板状段ボールを適当なサイズの四角形にカットして、キーを量産しましょう。

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大量の四角が切れたら、接着剤でペタペタ。
横に長いスペースキー、ずんぐりむっくりなエンターキーもしっかりと制作されています。

作ったキーの打面にアルファベットも書きたいからとパソコンを奪われそうになりつつも、今回はナシの方向でなんとか調整がつきました…。
本格派のお子さん、ぜひ本物と同じ配列に挑戦してください。
完成品、拝見したいです!

Step04 パソコンのモニターをつくる

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キーをすべて貼り終えたら、モニターに取り掛かります。
ホワイトボードシートをパソコンよりもひとまわり小さくカット。接着剤で貼ったら、モニターの完成です!

Step05 マウスをつくる

さて、お次はマウスです。
「マウスってねずみのことでしょ?」とのことで、ネズミ型のマウスが開発されました。

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…か、かわわ…かわいい!
このマウスでお仕事したい…!

「マウスを取り外しできるようにしたい」と相談されたので、家にあるものをアレコレ探索。
『マジックテープ(裏面シール付き)』を見つけたので、これはどうかな?と提案のうえ、無事採用。

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こんな感じになりました。
・マウスにつけた紐(ケーブル)の先に段ボールを取りつけ、マジックテープを貼る
・筐体側にも同じくマジックテープを貼る
これで貼ってはがせるマウスのできあがりです。
安定の有線接続…!

ちなみに、マウスと筐体をくっつけたことで紛失防止にもなる、うれしいおまけつきでした。
やはり安定の有線接続……!

Step06 最後の仕上げ

最後に、パソコンのブランドロゴをあしらいます。
キーボードづくりで余った板状段ボールに、色紙を貼ったり絵を描いたり。

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今回はネズミ型マウスに着想を得た、チーズをかじるネズミのロゴマークになりました。

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「ふんふーん」
「カタカタカタ!カチカチッ。」
ネズミの耳がボタンになっている様子。

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ノマドスタイル。どんなお仕事をしているのかな。
そうこうしているうちに…

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パパとのチャットがはじまりました。

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…えっ?

遊んでみると、モニター部分が開きすぎてしまったり、パソコンを閉じたいのに開いてしまったりなどの改善点が。

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そこで、紐を貼って開く角度に上限が設けられました。
さらに、ふたたびマジックテープを活用して閉じた状態でロックできる機構を追加。

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マウスの持ち運びもらくらく!
そうそう、パソコンのうえに置いて持ち歩くと、すべり落ちるんですよね…。
いいなぁ、これ…。

まとめ

描いたり消したりができるホワイトボードをモニター代わりにすることで、いろいろな画面を模してたっぷり遊べました。
また、いちど自分の手でつくっているので「もうちょっと、ここをこうしたいな」「それならさっき使ったあの材料が役に立つかも」といった、改修にも積極的で、かつ楽しそうな様子が伺えました。
あるものでの創意工夫を凝らす、学びをよりよく活かす、そんな体験ができるのはやっぱり図工の醍醐味ですね!

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そろそろミーティングがはじまりそうなので、また次回。

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