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無駄ではない

最近読んだ小説に「無駄にしない」「無駄ではない」という言葉は同じように思えるが意味が違うと書かれていた。
「無駄にしない」は人の意思が込められていて、今までの経験を無駄にしないように頑張ろうと思っているが、結果を焦ってしまうことがある。
「無駄ではない」と考えると今までの失敗も挫折もひっくるめて今があると思えるから失敗をしにくい…らしい。
同じような言葉だが、少しのニュアンスで捉え方が変わる。
焦って空回りが続いている私にとっては、取り入れたほうが良い考え方だなぁと思った。

この小説では結果を出そうと色々やってみるが、焦ってしまい、なかなか結果が出ずに、空回りして落ち込んでしまう青年が登場する。
自信をなくしながらも前に進もうとする姿に共感してしまった。

本当は自分の理想に最短距離で進みたい。
遠回りして、寄り道して、しんどい思いをしながらたどり着きたくない。
どんな経験も「無駄ではない」と言われると、寄り道も悪くないと思える。
私の場合、遠回りと寄り道が多すぎる気もするが…。
今までやってきたことを無駄にしたくない、意味があると思いたいという気持ちが強かったが、確かにそう思うと余計に焦りが生まれる。
なんでもそうだが、今までの経験が全く役に立たないことはない。
関係なさそうなことでも、どんなことをしても、過去の自分が助けてくれている感覚はある。
だから無駄ではなかったんだろうなぁと思う。
そう自分で思えたことが嬉しかった。

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