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メンタルクリニックとも長いお付き合いになりました

この前、メンタルクリニックに行ったら「開業10周年記念」のお花が受付に飾られていた。
この病院が開院したときからお世話になってるので、もう10年の付き合いになるんだ…とびっくりした。
途中で症状が落ち着いたので1回卒業したが、また戻ってきてしまった。
もうそろそろ卒業したい気持ちはあるが、まだまだ道は長そう。

今通っているメンタルクリニックを選んだ理由は当時は開業したてで、すぐに予約を取ることができたから。
他のクリニックがどうしても初診が1か月待ちとか言われたので、藁にも縋るように電話をしたのを覚えている。
適当に選んだ病院だったが、こんなに長い付き合いになるとは私も予想外だった。

病院に行く意味ってある?と思ってた。
行っても「様子を見ましょう」だし、診療時間も5分ぐらいで通っても意味があるのか。
現在、私は地域若者サポートステーション(通称サポステ)にお世話になっている。
そのサポステの人と一緒に病院に行ったおかげで先生の態度が少し変わった気がする。
いや、先生が変わったというのは錯覚で、私自身が先生への苦手意識がなくなって自分の症状を話しやすくなったのかもしれない。
この前も「調子はどう?」に対して「2週間ぐらいはテンションが上りすぎていて、今週は気分が落ち着いています」など具体的に前回の通院からの症状を伝えることができるようになった。
あたりまえのことだが、これが私はできていなかった。
できていないのに「先生は私の話しを聞いてくれない!病院を変えたほうが良い!」とか考えていたのだから、自分勝手な話だと思う。
「察してください」はいけない。
先生も超能力者ではないんだから、自分から情報を開示していかないと分かってはもらえない。
これもサポステの人が病院に一緒についてきてくれて、先生と向き合うきっかけをくれたから、そんな風に考えることができた。
病院なんて大人だからひとりで行かねばならんと思い込んでいたが、第三者を連れて病院に行くことが、こんなに大事だとは知らなかった。

最近はクリニックに行くとき、朝イチの9時に予約を取っている。
待たずにスッと診察も終わるので朝イチで病院の予約を取るのはおすすめ。
先生も朝イチの方が、割と元気な気がする。
症状をちゃんと伝えるようになってからは薬の増減も調整してくれるようになった。
前は「ずっと薬を飲み続けないといけないのか」「10年後もまだ飲んでるのかな」「なぜ治らないんだ」と病院に行くたびに考えてしまっていたが、症状が一番ひどいときと比べて悪化はしていない。
悪化していて先生から「どうしよう」と言われるよりは「様子を見ましょう」と言ってくれた方が良い気もしてきた。

薬も「今、困っている症状を押させるために必要だから薬を飲むんだ」という気持ちになってからは、あまり不安にならなくなった。
病院に行くなら「良くなっている」という大きな変化を求めたいところだが、そんな劇的な変化があっても体が追いつけずしんどいだけ。
病気とは長い付き合いになるのはもう分かっているし、薬を飲むと日常生活が過ごしやすくなるのであれば、迷わず飲んだほうが良い。
先生も私を薬漬けにしたい訳ではなく、いつも必要最低限の少量から処方をしてくれる。
今、調子が良いのならそれで良い。

先生もお歳なのでいつまで診てもらえるか、その前に私が症状改善でクリニックを卒業するのが先か。
そんな心配もしながら、もう少し先生を信じて治療を続けてみようと思う。

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