脳画像を予後予測に活かすためには?
皆さんこんにちは!
臨床と知識を繋ぐ 『脳外臨床研究会・脳外臨床大学校』 の山本です。
今回は、オンラインサロンセミナーで開催した31日連続セミナーの一つ脳画像の見方についてご紹介したいと思います。
最近では、国家試験でも脳画像から症状を予測する問題が出るくらい、脳画像の必要性が出てきていますが、学ぶのと実際に臨床で使うのでは大きな差があります。
そこで、今回はどんな順番で脳画像を見ればいいかについてお伝えしたいと思います。
脳画像から何がわかるの?
さて、この脳画像を見たときどう思いましたか?
私たちセラピストは患者様をリハビリ『再び適した状態への回復』へ導くことが役割です。そのため、動作や脳画像を見た場合もどんなアプローチをすればいいのか?という視点で見るんじゃないですか?
しかし、脳画像からいきなりアプローチが浮かぶかというとそういうわけではありません。
①目標を明確にすることが重要
アプローチのために脳画像をみますが、アプローチを考えるためには大きく5段階のステップを踏んで考えています。
まずは、何を目標にするかということです。
・ただ身の回りのことをするだけで良いのか?
・家事など家庭内での役割を獲得するのか?
・買い物や仕事など社会活動の獲得を目指すのか?
・余暇や趣味などの特異性のある活動の獲得を目指すのか?など
目的が変われば、必要のなる能力が変化してきます。何のためにリハビリをするのか?これをしっかりと考えてから脳画像を見るようにしてみてください。
②目標が達成できない理由は?
目標が決まると、その目標達成に必要なこと要素が決まります。
例えば、
長期目標:一人でトイレに行ける.
中間目標:トイレ動作の獲得
短期目標:立位保持と移乗
トイレのための立ち上がり獲得という目標があった場合
・座位が保持できるのか?
・足が引けるのか?
・体幹を前傾し重心を移動できるのか?
・臀部が離床ができるか?
・立ち上がれるか?
・立位保持できるか?
という最低でも6つの項目が最低でもできないと立ち上が困難になってしまいますよね。
つまり、目標設定をしておけば、自ずと何を動作時に見るべきか?ということが明確になり、ADL評価が簡単になります。
③原因追及
もっとも大切なのが、この原因追及です。なぜ、目標としていることができないのか?この原因こそ脳の神経が壊死してしまった原因であり、リハビリすべき対象だということです。
動作分析は、肩が上がっている・・骨盤が後傾・・立ったら肘が曲がってくるなどの現象の共有ではなく、なぜ肩が上がってくるのか?骨盤が後傾しているのか?など、動画の原因を追及することがもっとも大切です。
これこそが、脳画像を見る意味であり、これが理解できるからこそ、予後が予測できると言っても過言ではありません。
動画の一部を載せておくので是非参考にしてみてくださいね♫
この続きは・・・
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