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オキマルサービスが考える防災の未来

冒頭のあいさつ

今年は、台風の沖縄本島への直撃はあまりありませんでしたが、宮古・石垣などの離島への被害は、やはり例年同様、メディアでも多く取り上げられました。

今年は特に、本州への台風直撃が、たくさんの被害をもたらしました。
北上するにつれて勢力を増し、危険な暴風雨を伴って、襲ってくる台風。
きっと、被害に遭われた方々は、不安な日々を送ったことだと思います。
数週間経った今でも、何事もなかった生活に戻れてない方々もまだいらっしゃるのかと思うと、非常に心が痛くなります。

さらに今度は、今季最大最強の台風19号が、今まさに、本州へと向かっています。
15号で甚大な被害のあった地域も、その進路予想の真っ只中にあります。
これまで幾度となく警戒のアナウンスが出されていますが、ある気象予報士が「これは普通の台風ではありません。震度7クラスの地震が起こるのと同じぐらいと考えた方がいい。」とTweetしていたのがまさにその恐ろしさを表しています。

こういう時のSNSでは、こぞって警戒の呼びかけや恐ろしさを発信していて、確かに皆さんの防災意識が高いのが伺えます。その反面、情報が煩雑になったり、「恐ろしさ」だけが刷り込まれ、どう対策したらいいの?どう動くべきなの?といった情報を探すには、ある程度の一手間が必要だったりします。
そうだとしたら、現状の「探しに行かないと的確な情報に辿りつけない」という課題に逆戻りだったりします。

ただ、本州への度々の台風襲来での被害を目の当たりにして、
もしかしたら非常に乱暴な言い方かも知れませんが、
「え?もっと防げたでしょ」
というような気持ちを心のどこか片隅に感じているのも、正直な感想です。

そもそも、日本を襲う自然災害は、台風だけではありません。
地震なんて、いつどこで起きるか予知するのが困難な上に、非常に大きな被害をもたらす災害ですし、それ故に日本は、自然災害の多い国と呼ばれてるのです。

自然災害の多い国「日本」
http://www.jice.or.jp/knowledge/japan/commentary09

被害を防ぐために大事なこととは?

少し前置きが長くなってしまいましたが、さてその自然災害ときちんと向かい合うには、どんな姿勢でいたら良いのか、本来であれば、もっと住民個人各々が知恵と経験を結集していったほうが良いんじゃないかと思っています。

そして僕が思うに、もっとも必要な要素は、以下の三つなんじゃないかと。

「知ること」
「調べること」
「助けること」

でも「三つそれぞれ」の「これまで」を今一度考えてみたいです。
何か今のままだと少し改めた方が良いんじゃないか、と思うところもある気がするのです。

「知ること」は、大事ですよね。毎年、どれだけの被害が起こっているか完全に把握できてる人は少ないでしょう。
でも、個人みんなが情報を正確に知ることって、簡単なことでしょうか?
ずっと情報に張りついてる時間がない、インターネットを見ることができない、停電でテレビが消えた、いろんな状況があると思います。

「調べること」、これが「知ること」にも繋がる大事なアクションだと思います。ただし「知ること」と同様、いろんな情報が飛び交い、どれが正確で最新か、どれが自分の近くの状況を知る内容なのか、精査しながら調べることは、結構困難な気がしてるんです。

「助けること」:助け合いは、大事です。
台風に慣れた沖縄県民が、本州の人に事前対策のアドバイスをする、
地震災害で得た教訓を、地震が来ないと言われている沖縄の人に警告をする、
こういった情報交換が、もっと効果的に積極的に、行われることが重要だと考えています。
そして、支援するという行動も大事です。ですが、支援するという行動は、なかなか暮らしの中では起こしにくいアクションな気がします。
現地では何を欲してる?というのが正確に伝われば、支援もしやすくなるでしょうし、募金などにしても、気持ちはあるよ、でもどこでどうすればいい?という思いの方が先にたち、なかなか行動に至れないことが多いんじゃないでしょうか?

何が一番正確で身近な情報なのか、
災害のときどうすれば家族の安全を守れるのか、
どう手を差し伸べたら良いのか、それはいつまで?

行政や民間企業などが様々に取り組んでる事例も最近は増えてきて、だんだんと一般市民の意識も向上しているような気がします。

ここら辺で、個人レベルでも、知恵やアイデアを発揮し、自発的に行動するのも必要なんじゃないかなと思うのです。

どうしたらいいの?という声を発してもらって、それを形にしていく、そういう取り組みを、以下の三つの軸で整理していきながら、オキマルで実現していこうと考えています。

「知ること」:オキマルの提案する理想形

知るということは、災害に備えることを日常の中で常に意識する、という意味もあるので、効率的に、生活の中で常に身近に、そういう観点から箇条書きで書き連ねてみました。

●情報集約
・インターネットやTV、ラジオに拡散している情報を集約
・複数ある台風進路予想を切り替えて見れる
・停電状況や復旧情報がリアルタイムで確認できる
・各地や選択した場所の警報/注意報が確認できる
・台風だけではなく地震など自然災害の情報が見れる
・避難所の場所が確認できる
・自分の地域や見たい地域をピンポイントで確認できる
・交通状況/船舶/航空機、道路状況が確認できる
・学校の休校、病院などの状況が確認できる
・店舗の開店状況が確認できる
・気象庁の会見などもリアルタイムで配信したい
・ユーザー登録することで過去に調べたりしたコンテンツをクリップ
・まだまだ、ありそう、、

●チャットボット機能
・上記で箇条書きした内容が自動応答でも得られると便利
・自動応答なので24時間/365日対応が可能
・外国人旅行者や在住の外国人向けに多言語対応

●EC機能
・常備品を事前に予約購入することができる
・事前に予約することで災害直前の商品不足を解消
・常備品や防災グッズを常に保管する意識を持つようにする

「調べること」:オキマルの提案する理想形

こちらもサービスに盛り込む予定のアイデアベースを箇条書きで。
課題はたくさんありますが、まずはいろんな方面からのアイデアも欲しいところです。

●災害に関するコラム
・メディアサイトから災害対策コラムを定期的に発信
・できるだけ事前の対策を促すコンテンツを定期配信
・気象予報士などプロのコラムなども配信

●防災グッズや常備品情報
・新製品や開発製品をお知らせ、販売できる
・そういう商品のアイデアを受け、開発サポートする

●過去の災害記録アーカイブ
・過去の被害状況のデータが確認できる

「助けあうこと」:オキマルの提案する理想形

被災地支援や、事前の対策方法など、サービス内で行えると良いのでは?と考えています。

●災害対策の情報共有
・台風時の事前対策方法、地震で被災した経験などを情報交換
・Twitterなどで流れている対策情報なども集約できると良いかも

●被災地支援
・被災地で不足している物資などを発信、それに対して支援できる
・募金などもサービスを通して行える

最後に(次回予告もかねて)

今回は、僕が思うオキマルで実現できそうな防災への取り組みなどについて、思いつくまま感情のままに書いていってみました。

サービスに欲しい機能も、箇条書きで書いてみましたが、これももっと具体的に考え、整理し、どういった形でご提供すれば良いのかをもっともっと考えていきたいと思います。

次回は、オキマルの提案する「知ること」の理想形について、可能な限りイメージ図などを交えながら、より具体的にアウトプットしていこうと思います。

オキマルの考え、取り組みを、もっと認知してもらえるよう動いていきますので、今後とも、オキマルを宜しくお願い致します。
では、また次回をお楽しみに。

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