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K映画『モナ・リザ アンドザブラッドムーン』20231121@ヒューマントラストシネマ渋谷

モナリザ

念力で人を操る能力に開花した少女モナリザ。収容所に収監されていたが能力を使って抜け出し、外の世界と出会う。モナリザに興味を持って近づく人、能力を利用しようとする人、捕まえようとする人、彼女の未来のために逃がそうとする人、色々な登場人物が登場する。

終始流れる音楽もじっとりした映像と物語をカラッとさせてくれる効果を生み出しており、長いMVを見ているようでもあった。誰かのプレイリストをずっと聴いているような感覚。

主人公のモナリザは誰も知らない世界に飛び出してきたこともあるけど誰も救わず救われっぱなしで流れるように生きていく。過去もなく動機も不明なので感情移入は一切できない。
この映画の問題点はその周りの登場人物にも感情移入できるキャラクターが少ないこと。

子供だけじゃないかな。この子は素晴らしかった。
友達のいない世界で生きてきた中で初めてできた大切な友達、なんなら恋をしてしまったかもしれないどこかのよく知らない女の子を救うために犠牲になるんだもん。最愛ですよ。

K

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