あのたび -スンバワ島とピサンゴレン-
メノ島(Gili Meno)を出てパブリックフェリー4000Rpで対岸のバングサル(Bangsal)へ。リンジャニ山(Gunung Rinjani)のふもとバヤン(Bayan)までパブリックでは20000Rp。チャーターでは50000Rpと言われる。
リンジャニ山は、インドネシアで3番めに高い山。富士山に近い高さ3726メートルで噴火口近くに大きなカルデラ湖があるのが特徴。だがボクはすでにジャワ島でムラピ山に登って満足していたので滝を見るだけにした。
ターミナルで人が集まるのを待つが誰も来ない。しかたなく25000Rpで4WDのジープに乗りリンジャニ山の中腹のセナル村(Senaru)へ。Pondok Indahという宿に一泊30000Rp。歩いて行けるという滝を見に行く。入場料2000Rp。さらに森を歩くと2個めの滝が見られるとのことだったがたどり着けずとぼとぼと戻る。夕食のナシゴレンはまずいくせに9000Rp。さらにTAX+10%とか。山の上だとしてもこれは高くてひどい。
翌日は島を越えた大移動。セナルからバヤンへ2000Rp ⇒ おんぼろバスでラブハンロンボクへ10000Rp ⇒ バイク3000Rpで港へ。
フェリー8000Rpでスンバワ島Poto Tanoへ ⇒ バスでスンバワブサールへ10000Rp ⇒ 街中心部へベモで1000Rp。
移動は朝から夜までおおよそ丸一日がかりだった。船にはイスラム教のお祈り部屋があった。ムスリムは1日5回メッカに向かって礼拝する。だから船上にもそのようなものが作られているのだろう。
この夜の宿はボロで蚊が多く水が出ない。20000Rp。
翌朝甘い茶をもらって宿を出る。ターミナルへ1000Rp。バスでビマ(Bima)へ35000Rp。Losmen Komodoで1泊。25000Rp。なんとこの宿の電気も故障中。ろうそくのみで水浴びをして体を洗う。インドネシア田舎の方ではシャワーがなく貯めた水と桶が置いてあり、自分ですくって全身を洗うのだ。その習慣をマンディという。
バリ島より東の島はまだ開発されておらず停電とかそういうことも多かった。
街中が停電なのか街灯もあまりないが、ろうそくやランタンで屋台は活気がある。このあたりからバナナをてんぷら風にあげたピサンゴレンを食べる。味はほぼついていなくてバナナの甘さのみ。しかしこれが軽いスナックとしてめちゃ旨い。1000Rpとか2000Rpで3~4本くれる。
それから夜、歩いて屋台でピサンゴレンを見つけると必ず買って食べた。
スンバワ島では、顔に白い粉を塗る女性をよく見る。ミャンマー人の女性がほっぺたやおでこにタナカという白い粉を塗るのに似ている。なにか文化的なつながりがあるのだろうか。
(つづく)