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『月と太陽』


【まえがき】


先日、3ヶ月間にわたって開催された、NewsPicksアカデミア主催の前田裕二ゼミ「人生を変える抽象思考」が、修了を迎えた。

ぼくにとっては、社会人になってから初めて、本気で、主体的に参加できた「学びの場」であったし、ゼミのタイトルの通り「人生が変わった」と言っても過言では無かったため、本当に、本当に感謝している。


こんなにも中身の濃い経験をさせて頂いたのに、ゼミ生の中だけで留めておくのはもったいなさ過ぎると思い、今回こうしてnoteにまとめていくに至った。


主観的な記述の多い文章になってしまいそうではあるが、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いである。


【目次】
 ー 第1章:勝算前夜
 ー 第2章:開講、そして邂逅
 ー 第3章:時間とは命
 ー 第4章:太陽の季節
 ー 第5章:月夜のささやき
 ー 第6章:人生の勝算
 ー あとがき


【第1章:勝算前夜】


そもそも、ぼくが前田ゼミに参加したきっかけは、NewsPicksでも話題になった、前田さんの「ノート術」だ。


数多くの方が絶賛したように、ぼく自身も前田さんの思考術に感化され、大いに影響を受け、気付けば、読んだその日にノートを買いに走り、日々の思いや感情を綴る生活を始めていた。


その日からは毎日、5分でも10分でもノートを書き、徹底的に自分自身と向き合う時間を大切にした。


そんな生活が2ヶ月ほど続いたある日、ふと自分の思いにウソをついていることに気が付き、本当にあっさり「そうだ 会社、やめよう。」という思いに至り、上司にその旨を伝えた。



そして、3月1日。

転勤先の家を引き払い、東京へと向かう夜行バスの中で、ぼくのiPhoneが鳴った。


暗いバスの車内に明かりが漏れないよう、恐る恐るカバーを開くと、そこには“前田裕二ゼミ開催”を知らせる文字が踊っていた。


定員は、40名。

参加費は、9万円。


「高い…。」


これから就職する目処も立っていない人間にとって、9万円という金額は参加を諦めるための、十分過ぎる理由であった。


そんなことだから、一度は画面を閉じ「どうせすぐ埋まるんだろうな。お金があったら絶対に申し込んでたのにな」なんて、心の中で愚痴りながらiPhoneをしまい、再び眠りにつこうと目を閉じていた。



(でも…)



そう、「でも」なんだ。

(たしかにお金は無い。「でも」こんなにも自分に影響を与えてくれた前田さんと直接会える機会なんて、今後無いかもしれない。)

(9万円は高い。「でも」それくらいなら、1ヶ月バイトすれば稼げる金額じゃないか。)


そんな風に思っているうち、さっきまで参加できない理由ばかりを探していた自分を、「でも」の自分が上回り、気付いた時には、申し込みを完了させてしまっていた。


どうやら残り数名のタイミングだったことが分かり、ホッとするのと同時に「もしこのチャンスを逃していたら、絶対に後悔していただろうな」という思いが頭を占めていた。


前田さんに会えるワクワク感と、これから変わっていくであろう未来への期待感のせいか、そこからは結局一睡もできないまま、東京への到着を迎えることになった。



【第2章:開講、そして邂逅】


4月16日。

待ちに待った前田ゼミの記念すべき、第1回が始まった。


ゼミのスタイルは、第1回から6回まで一貫して、前半が前田さんと箕輪さんの対談、後半が前田さんから課された課題に取り組み、その場でフィードバックを受けられる形式であった。

(残念ながら最終回は、箕輪さんがまさかの体調不良で欠席だったが、これはこれで、箕輪さんらしいエピソードで大好きだ。笑)


第2章では、そんな前田ゼミ全6回の講義と、前田さんから課された課題を、簡潔にまとめて行きたいと思う。

(なお、この内容は今後書籍化される予定のため、詳細はそちらを参考にされたい。)



【第1回】
・問いに答えた数だけ、人生が上手く行く
 →世の問いに全て答えてみる
 →世に溢れるフレームワークを試す

・課題
 ①人生チャートをFacebookグループに投稿する
  →自分の「モチベーションの源泉」を一言で書く
  →ネガティブファクターを検証する(なぜ気分が落ちている?)
 ★他の人のチャートを見て、どう感じるかを考える

 ②拡散したくなるストーリー性を持たせる
  →できれば、3分以内にまとめて話せるようにする

 ③自己分析専用のノートを作り、1ページ毎に一問一答を行う

(人生チャートの参考例:上がっているタイミング、下がっているタイミングの「なぜ?」を明確にすることがポイント


【第2回】
・「第2の脳」としてのメモ術
・なぜ前田裕二は、鬼気迫る勢いでメモを取るのか
・第2の脳に記憶を”外注”することで、第1の脳は想像力を発揮できる
・とにかく書く。念仏を唱えるかのごとく書く
 →メモは姿勢。ノウハウに陥らず、とにかく行動せよ

・[抽象⇔具体]思考とは?
 →具体①、具体②、具体③を同じキーワード、概念でくくる
 →さらに、他の話に転用できるレベルに落とす
 例)「前田裕二は、腕のいい猟師である」
   「エンタメとは、ハイボールである」
   「人生とは、小籠包である」

・ストーリーを語る上で大事なこと
 ①超具体的なエピソードを盛り込む
 ②誰もが知っている話(ワード)を入れる
 ③鮮烈なタイトルを付ける
 ④参加型(聴衆への語りかけ)
 ⑤「間」を使う(政治家を参考にする)

・課題
 ①今回の講義内容、すべてをひたすらメモれ
 ②講義内容の中から、抽象化すべき要素を1つ選び、それを説明する
 ③自分自身の「ストーリー」を動画でアップする
  →その際、上記5点を参考にする


【第3回】※直前にビッグニュースがあったため、内容は大幅に変更
~抽象思考のためのノート~
 ・世の中のすべてを抽象化する
 ・抽象→具体への転用
 
~人生のコンパスを持つための手帳~
 ・スケジュールの入れ方(重要度の付け方)
 ・重要だけど、緊急でないものへの時間の使い方
 ・自分の稼働を、いかに大切なことに集中させるか

・課題
 ・起業アイディアをリーンキャンバスに落とし込む
  →世界の抱える「課題」と自分の「ストーリー」を結び付ける
  →自分が課題だと思っていたことが、実は課題じゃないことも多い
  →語れる「ストーリー」があれば、自然と人は集まってくる

(ぼくは、保育士さん達が正当な報酬を受け取れていないことを課題と考え、それを解消し得るサービスを考えた。)


【第4回】
~人生のコンパスを持つための手帳~ ※前回の内容変更に伴い
 ・スケジュールの入れ方(重要度の付け方)
 ・重要だけど、緊急でないものへの時間の使い方
 ・自分の稼働を、いかに大切なことに集中させるか

~想いの言語化~
 ・「思い」と「想い」の違い
 ・想いを実現するために必要なこと
  ①想いの言語化
  ②リスト化と優先順位づけ
  ③取るべき行動の細分化
  ④スケジューリング

・課題
 →上記④までを行う(特に③を徹底的に)
 ★他の人の③を考える(客観思考の訓練)

(参考例)


【第5回】
~人生を変える抽象思考~
★前田裕二の言語化力の秘密
 ・言語化とは
 ・言語化の必要性
 ・言語化が上手い人、下手な人
 ・論理的に構造化する能力
 ・巧みな表現・語彙力を持つ
 ・言語化の訓練

・課題
 ・前田ゼミの面白さ、感じたことを抽象化してツイートする
  →バズらせるためには「共感」と「よくぞ言ってくれた」
  ★「小さな本」を作るのと同じ
  →拡散したいと思われる要素
   ①言葉の巧みさ
   ②語りたくなるエピソード/ストーリー
   ③共感/反感


【第6回】
・決め手は熱量にある
 →自分が心から熱量を注げる分野に集中する
 →結果、その熱量が周囲に伝播する
・1:nより1:1
・ゼミ総括

・最終課題
 →自分の「人生の勝算」を形にする

(最終講義終了後の、記念写真)


途中にも書いた通り、この講義は書籍化される予定のため、詳細はそちらを参考にされたい。



【第3章:時間とは命】


最終講義終了後、打ち上げ兼懇親会を行うため、一同は渋谷の街へと繰り出した。

ゼミ生のほとんどが参加したその会は、狭い空間に多くの大人たちがひしめき合い、さながら大学生の新歓コンパのようだった。



3ヶ月間をともにした“同期”たちと盃を交わしつつ、それぞれの思いを語る者、これからの未来を描く者、果ては[抽象⇔具体ゲーム]に興じる者までおり、会は大いに盛り上がりを見せていた。


そんな中、開会当初は入口付近に座っていた前田さんが、各テーブルを回ってくださることになった。


残念ながらゼミ中に発表できなかったぼくは、せめて感謝の気持ちだけでも直接伝えようと心に決め、その時を今か今かと待ちわびていた。
緊張のせいか、食事はほぼ喉を通っていない。




そして、ようやくぼくたちのテーブルの番が回ってきた。

あれほど憧れ、心を動かされ、影響を受けてきた人が、同じテーブルに座り、同じビールを分かち合っているという事実に、ぼくは胸の高鳴りを抑えることができずにいた。


誰かと会う(しかも同性!)というだけで、こんなにもドキドキしたことは、未だかつて無かったし、その瞬間のぼくはまるで、メッシに出会えたサッカー少年のように、キラキラとした目をしていたに違いない。


そのテーブルでは、ゼミのフィードバックをもらう者、ただただ純粋に「出会えた感動」を伝える者もいて、終始なごやかな時が流れていたが、そんな中ぼくはただ一人、思いを伝えるべきタイミングを虎視眈々と狙っていた。



10分ほどが過ぎた頃、その場に一瞬の静寂が訪れた。

ぼくはそのチャンスを逃すまいとして、堰を切ったように言葉を発した。



「自分も…自分も前田さんの記事を読んでからノートを書き始めて、最終的には会社を辞めました…!」



前田さんは「そんな簡単に会社って辞められるの?!」と笑ってくれていた。

それを見て、ひどく安心したことを覚えている。


そしてその流れのまま、今自分が悩んでいること、思い描いている「勝算」をありのままぶつけさせてもらった。


前田さんは、ぼくの稚拙な考えを、真剣に、じっと目を見ながら聞いてくれていた。


自分が起業したこと、それが自分にとっての「人生の勝算」とどう結びついているのかを話し終えた時、前田さんはこう言ってくださった。



「時間は命。だから無駄にしちゃいけないよ。」



本当に、本当にその通りだと思った。

ぼくの考えていた事業のスタイルは、自分の「命」を安売りするようなものだったからだ。


後々知ったのだが、この「時間は命」という言葉は、ミヒャエル・エンデの書いた名作『モモ』の中に登場するセリフだった。


だから、それを知っている人からすれば「何をいまさら」と思うような言葉かもしれない。


でも、違う。

そうじゃない。


あの瞬間、あの場所で、あんなにも憧れていた人が、自分の目をじっと見ながら言ってくれたからこそ、心に響いたんだ。


たとえぼくが、別のタイミングに、別の場所でこの言葉に出会っていたとしても、ここまで大きく心を動かされることは無かったはずだ。


これはまさに、前田さんが最終回でおっしゃっていた[1:Nより1:1]の話にも通じると思っている。



こうして、前田さんがぼくらのテーブルにいられる時間は刻々と過ぎていった。


その途中で、前田さんは何度もテーブルの移動を促されていたのだが、その声を制止しながらも、最後まで真剣にアドバイスをしてくれた。


ここに、前田さんの「人を惹きつける力」が詰まっていると思う。


たとえ稚拙で凡庸な話だろうと、的外れな意見だろうと、すぐに否定をせずに、受け入れてくれる包容力。


佐渡島さんが『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE』の中で書かれていた「安心」を体現する人間力。


これこそが「前田裕二」という男の魅力なんだ。



そんな前田さんに対して、とんでもなく馬鹿な提案をしたことを、今でも“反省”している。

でも“後悔”はしていない。


あんなにも憧れていた前田さんが、真剣に話を聞き、アドバイスをしてくれたんだから。



この時の感情を、ぼくは一生忘れないだろう。



【第4章:太陽の季節】


第2章にも書いた通り、前田ゼミの前半は、前田さんと箕輪さんによる対談形式で進んでいくのだが、これがまた格別に面白い。


前田さんの思考術が、箕輪さんの「圧倒的質問力」によって“翻訳”されていく様は、本当に痛快なひと時だった。


時には、予定されていた内容を一切すっ飛ばし、ゼミ生のぼくらが(いや、日本中の国民が!!!)気になっている話題に切り込んでくれる場面もあったのだが、そんな時の箕輪さんの「空気を読まない力(むしろ読む力?)」は、最高にかっこ良くて大好きだ。

(日本列島を揺るがしたニュースを、前田さん以上に楽しむ箕輪さんの図)



この章では、そんな、前田ゼミを語る上で欠かせない、もう1人のプロフェッサーと言っても過言では無かった箕輪さんに、焦点を当てていきたい。



先述した通り、箕輪さんの「質問力」は圧倒的だった。

常に前のめりな姿勢で話を引き出し、場を盛り上げ、時には前田さん自身も言語化できていなかった事象に名前を付けていく姿は、まさに「天才編集者」そのものだった。


箕輪厚介という「天才」がいなければ、前田ゼミがこんなにも熱量の高いコミュニティになることは、決して有り得なかったと断言していい。



それくらい箕輪さんの存在感は大きかった。

(夢を言語化したことで、引き寄せた瞬間の箕輪さん)



そんな箕輪さんだが、彼の周りには、今もなお一定の批判が渦巻いている。


堀江さんの表現を借りれば、「ホンモノになる成長痛」だ。


正直なところ、ぼく自身もかつては、箕輪厚介という男に懐疑的な見方を抱いていた人間の一人だ。


特に、対立を生むような激しい言葉遣いや派手なヴィジュアルは、ぼくにとって心地の良いものではなかった。


でも、今は違う。


前田ゼミで同じ時間を共有し、箕輪編集室への入会を果たした今、ぼくの中の「箕輪厚介」は、コペルニクス的転回を遂げている。



箕輪さんは、良くも悪くも「太陽」のような人だと思う。

その持ち前の、カラッとした明るさと圧倒的熱量が、多くの人を惹きつけ、虜にする。


先行きが暗いと言われる今の日本において、これだけ「希望の光」を注いでくれる存在は、とても心強い。


だが時に、灼熱の太陽が人や動物を苦しめるように、箕輪さんの過激な発言が、対立や誤解を生み出してしまうこともある。


今でも不快に感じる人は、一定数いるのだろう。


ただ、自分の周りを見渡した時に、果たして箕輪さんほど周囲の目を気にせず、圧倒的に行動し、なおかつ結果を出している「大人」がいるだろうか。



ひと昔前の「カッコいい大人」と言えば、ビシッとスーツを着こなし、颯爽と丸の内を歩く一流企業のエリートだったかもしれない。


でも、現代はそのステレオタイプが崩れ、「カッコいい大人」のイメージが変わりつつある。



もしかしたら5年後、10年後には箕輪さんのように、自分の着たい服を着て、言いたいことを言い、遊ぶように働く大人こそ「カッコいい」と言われる時代が訪れているかもしれない。


そんな時代が、1日でも早く到来することを、心待ちにしている。



【第5章:月夜のささやき】


さて、箕輪さんを“抽象化”した結果は「太陽」だったが、ひるがえって前田さんを“抽象化”するとすれば、何になるのだろうか。


結論から言えば、ぼくは「月」がふさわしいと思っている。


前田さんは、箕輪さんのような「ギラギラとした」熱を持っているわけでもなければ、「燦々とした」光を放っているわけでもない。


が、間違いなく前田さんの中にも、熱と光は宿っている。


それこそが、「月」なのである。



闇夜の中を、ただ独り歩く旅人。

周囲には、人影も、街灯すらも見当たらない。

盗賊に襲われる緊張と、魔物に出くわす恐怖の中、それでも歩みを止めない旅人。

そんな旅人の行く先を、優しく照らす月の光。

決して、力強く手を引いてくれるような光ではない。

全ての“未来”を照らし出すほどの明るさが、あるわけでもない。

それでも旅人は、その月の優しさを頼りに、前へ進む。

どんな時でも、遠い空から見守ってくれている、安心感があるから。



ぼくらも、3ヶ月間のゼミを通じて、各々が進むべき道を描き始めた。

でも、その道がハッキリと見えている人は、まだ少ないと思う。


これから先、多くの試練や困難にぶつかるだろう。

辛くて逃げ出したくなる時もあるし、“未来”に自信を持てなくなる時も来るはずだ。


でもそんな時、ふと空を見上げれば、そこには「月」が浮かんでいる。

前田さんという「月」だ。



その姿を見て、ぼくらは何度でも歩み出すことができる。

自らの「コンパス」を調整することができる。

もう一度「人生の勝算」が見えてくる。



ひとり寂しい夜に、そっとささやいてくれるような存在。

それが、「前田裕二」という男なのではないだろうか。




【第6章:人生の勝算】


最終章では、このゼミを通じて描いた、現時点でのぼくの「人生の勝算」を記しておきたい。


ぼくは、2月末に会社を辞めてから、紆余曲折を経て「就職しない」ことを決めた。

その途中では、何社かの面接を受けたこともあったし、先輩や知人に話を聞いてもらうこともあった。

でも、その度に「ウソをついている自分」がいることに、薄々と気付いてはいた。



ぼくが転職活動を進めていた時の判断基準は「自分」ではなく、間違いなく「世間」にあった。


「世間的には正社員の方が…」

「無職だと周りの目が…」

「26歳にもなって…」


そんな“口実”を、いくらでも用意することができたのだ。



でも、「自分」はどうなんだ。



「世間では」「社会人として」「男なら」、全部捨てた先にいる「自分」はどうしたいと思っているのか。



そこを、本気で考えてみた。

自分自身と「二人きり」になって話し合ってみた。


その答えが「就職しない」、そして「起業する」という決断であった。



ぼくの、現時点での「人生の勝算」は


「誰もが、自分の夢をワクワクと語れる世界をつくること」


である。


夢の大きさは、関係ない。


「仕事をせず、自由気ままに生きる」でも「地元に小さなカフェをオープンする」でも、なんだっていい。


その人自身が、ワクワクする夢であるなら。



そして、そのためにまず「女性起業家や経営者の方々をサポートすること」をメインに進めていくことに決めた。

理由は2つ。


「男女平等」を完全に成し遂げるためには、男性側から積極的に「女性のサポート」を行っていくべきだと思ったから。


そして、それを通じて「男が働き、女がサポートする」「秘書は女がする仕事」といった古い常識、価値観をぶっ壊していきたいと思ったから。




性別や年齢、人種という“大きな枠”に当てはめて語ろうとする時代は、終わりにしよう。


これからは、女性のリーダーがもっと増えたっていいし、専業主夫が当たり前になってもいい。


「オネエ」という揶揄的な言葉だって無くなればいい。



そんな「新しい常識」をつくっていくために。


誰もがワクワクできる世界をつくるために、ぼくは、ぼく自身の描いた道を歩んでいこうと思っている。



【あとがき】


前田さんのことを考える時、ぼくの中で必ず思い浮かぶ言葉がある。


それは、フランスの女性哲学者シモーヌ・ヴェイユ

「私たちが認識できる限り、人間存在の唯一の目的は、単に生きることの暗闇に火をつけることである。」

という言葉だ。



前田さんの存在は、ぼくの暗闇に火をつけてくれた。
明かりを灯してくれた。


だからこそ今、こうして前に進むことができている。
一歩踏み出すことができている。


これは、他のゼミ生にとっても例外ではないだろう。



ゼミの最終回で前田さんは

「自分の大切な人の、その先にいる人にまで思いを馳せることができていない自分は、未熟だ」

と言っていた。


でも、それは違う。


前田さんの思いに直接触れることのできたぼくらにも、その責任はあるのだ。


だからこれからは、ぼくらゼミ生一人一人が、自分の大切な人に向けて発信をしていく。
行動をしていく。


途方も無く大きな責任を、前田さんが一人で抱え込んでしまわないように。




今回、惜しくも前田ゼミに参加できなかった方。

そして、前田さんのオンラインサロン開設を心待ちにしている方へ。


今、ぼくらゼミ生は、その礎を築くための行動を始めている。

だから、もう少しだけ待っていてほしい。



前田さんの想いを、形にするために。

それぞれの夢を、叶えるために。


一人一人の「人生の勝算」を携えてその時を迎えられたら、これほど嬉しいことは無い。



今回、このような貴重な場を提供してくださった、NewsPicksの皆さん。
当日の会場運営を、スムーズに行ってくださった、皆さん。
ゼミを、圧倒的な熱量に引き上げてくださった、箕輪さん。
3ヶ月間の、濃い時間をともにしてくださった、同期の皆さん。

そしてなによりも、大切な「いのち」をぼくらのために費やしてくださった、前田さん。


この場をお借りして、改めて感謝の気持ちを伝えさせて頂き、締めくくりとする。


本当に、本当にありがとうございました。



今日からまた、それぞれの「人生の勝算」に向けて、歩き始めよう。



悠仁(@kjm_you

(ゆうじの勝算!!!笑)

ご覧頂き、ありがとうございます! みなさまから頂いた大切なサポートは、ぼくが責任を持って「カッコよく」使わせて頂きます!