![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/26511309/rectangle_large_type_2_a637e0dc88c1945ee90fa87a2441928c.jpg?width=1200)
「m/М」
「吹奏楽」という、音楽ジャンルがある。
オーケストラなら、「1812」「田園」「新世界より」など、ビックバンドなら「A列車で行こう」「イン・ザ・ムード」「ヒーツ・オン」のような、そのジャンルの為に書かれた曲が、吹奏楽にも、ある。
グスターヴ・ホルストの「吹奏楽のための第一組曲」や、アルフレッド・リードの「アルメニアンダンス」、ジェイムズ・バーンズの「アルヴァマー序曲」などが、それだ。
あくまで私個人の見解、好きな選曲であるが。
ご存知のように、吹奏楽は、多くの学校で部活動の一つとなり、連盟が主催する年に一度のコンクールを目標に、全国の吹奏楽部員が、練習に励んでいる。
・・・。
そう、かつて私も、その一人であったのだ。
「風紋」と聞いて、風によって描かれる砂地の模様という意味を知る前に、私は、吹奏楽コンクールの課題曲で、名曲だと思うほど好きな曲になっていた。
オーケストラやビックバンドにも、楽器を手にしない方々が知らない曲はあるだろうが、「風紋」は、少なくとも吹奏楽の中では、有名な曲である。
第九レベルで。シング・シング・シングレベルで。
よくある話である。
そういうモヤモヤと困惑の中、同時進行でビックバンドに入ったり、あまり好きではなかったクラシックを、吹奏楽に編曲された「ショスタコーヴィッチの革命 第四楽章」を演奏したことで聴くようになったり、地元のアマチュアオケのトラ(助っ人・手伝い)をしたり、演奏者として色んなジャンルの、沢山な体験をすることになった。
マイナーなのに、メジャー。
そんなプロローグ。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?