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二代目社長奮闘記② 仕事のスタンスはお客様の「リベロ」であること

このnoteは、ベンチャー企業に入社した“バックオフィス系女子”が、「二代目」として事業を引き継ぎ、仲間と一緒に会社を運営するなかで感じた気付き想いを、インタビュー形式で発信しています。

今回は、社長としての仕事のスタンスと、Twitterの固定ツイートになっているあのマンガとの関係についての物語です。

起こることのすべては、自分の糧になっている

 

—— 土屋さんは、お話しているときの印象や Twitter の発信内容を見ていると、とても「やわらかい」イメージなのですが、仕事は「鬼」ですよね。もしかして、ギャップ萌え狙ってます?

 

土屋:
誰のどんな需要を狙ってるんですか(笑)

たしかに仕事はガッツリやるタイプですが、シンプルに楽しいからやっているって感じなんですよね。

私はテレビゲームが大好きで、どちらかというともう「オタク」なんですけど、アタマのなかで日常生活を RPG ゲームに変換してプレイしているような感覚があるんです。

 

—— ほぅ…RPGゲーム、ですか?

 

土屋:
そう。たしかに仕事はたいへんだし、RPG ゲーム的に言えば HP も MP も消耗するんですけど、難しいことであればあるほど、自分の経験やスキルの引き出しが増えるじゃないですか。


例えば、ドラクエや FF で言えば、強い敵や難しいダンジョンほど得られるお金や経験値が多かったりしますよね。なので、たとえ難しいお仕事のご依頼をいただいたとしても「ツラい」というよりは

「おっ、今日のタスク(=敵)はなかなか手応えがあるな!」
「新しい引き出し(=スキル)が増やせてありがたいな」

みたいに考えてますね。もちろん、たまには「しんどい!もうやだ!」というお仕事もありますが、それも「自分のタイプや持っているスキルに照らして、次からこういうお仕事は請けない方が良いな」という経験になりますし。

 

—— “バリキャリ”とも、“ワーカホリック”とも、ちょっと違うような感じですね。ちょうど最近「今日の仕事は楽しみですか」という広告が SNS で話題になってましたが、それとも違う印象です。

 

土屋:
お仕事では、いろんなお客様のバックオフィスをお手伝いさせていただきます。

もちろん共通して使えるノウハウはあるんですけど、結局のところ状況はそれぞれ違うので、そのときどきに応じて自分が持っている引き出しを引っ張り出して対応している感じなんですよね。

なので、さまざまな状況に対応できるためには、スキルや経験の引き出しが多ければ多いほど助かりますし、それだけお客様のお役に立てることにもなります。

どんなお仕事であっても、起こることのすべては、自分の糧になっているっていう感じですかね。

 

—— なるほど。すべての(仕事の)イベントが自分の“スキル習得”や“レベルアップ”になっているというのは、まさにゲーム的ですね。

さすが、ダクソをトロコンしている方は違います。もうゲール爺も余裕で撃破ですね?

 

土屋:
マニアックになりすぎないようにドラクエ・FF で留めておいたのに、よりによって、ここでダークソウル引き出してこないでください(笑)



仕事のスタンスは「後ろは任せておけ。だから、お前は前だけに集中しろ。」

 

—— 土屋さんの Twitter は、アイコンやヘッダー画像はたまに変わりますけど、固定ツイートはずっとこの画像👇ですよね。これにはどんな意味が?

出典:古舘春一『ハイキュー!! 5』集英社

 

土屋:
これは週刊少年ジャンプのバレーボールマンガの 1 コマなんですが、セリフをしゃべっている彼は「リベロ」というポジションなんです。

 

—— 「リベロ」というと、Brownies Works 事業の譲り受け元であるリベロ・コンサルティングを思い出しますね。

 

土屋:
そう、まさにキッカケはそこです。リベロ・コンサルティングの創業者である武内さんは、サッカーの方の「リベロ」から取って社名に付けたそうなんですが、

ピッチ上で位置を固定せず、状況に応じて自由に、攻撃にも守備にも対応する

…というリベロの役割から

フロントかバックオフィスか、という古い意識を捨てて、守備(バックオフィス)から攻撃(営業や経営)まですべてに対応するコンサルティング・サービスを提供する

…という意味で社名を名付けたそうなんです。

私は「なるほどー」と思いつつ、とは言え会社としてはそうなのだけれど、自分は守備的な立ち位置(攻撃は武内さん)だよなぁ…と思っていたんですよね。

 

そんなときに、たまたま読み返していたマンガで「リベロ」という単語を見つけて

こ れ だ ! !

と思ったんです。

バレーボールの“リベロ”は「交代が自由にできる」という意味から来ているんですが、あくまでも守備的なポジションで、攻撃には参加できません。

じゃあ、ポジションとしてどんな意味があるのかと言うと、守備が苦手な選手と交代して守備でチームを助けたり、自分の守備範囲外でも他の選手が攻撃に入れるよう率先してボールを取りに行ったりするんです。

これが、自分の仕事におけるスタンスとピッタリ重なったんですよね。

 

—— “縁の下の力持ち”というようなことですか?

 

土屋:
いえ、私は “縁の下の力持ち” と “リベロ” はちょっと違うと思ってるんですよ。縁の下の力持ちって、

誰も見ていないところで、一人でヒッソリと頑張っている

…ってイメージがあるじゃないですか。でもリベロは、

同じ場所に立って、となりで一緒に戦っているチーム

…という感じがするんです。

コートの中で「後ろは任せておけ。だから、お前は前だけに集中しろ。」「おう、分かった!!」って声を掛け合う感じ

まさに、あの固定ツイートの一コマなんですが、そういう感じでお客様とお仕事ができたら良いなって思ってるんです。

 

もう一コマ、「ハイキュー!!」の中でお気に入りシーンがあって。

出典:古舘春一『ハイキュー!! 4』集英社

脳が正常に動くための血液だっていう表現が、まさに、企業におけるバックオフィスだなと。企業というチームの目的達成のために、バックオフィスを正常に動き続けさせることこそが、私の使命だなって感じるんです。

 

—— なるほど…!そんな意味があったんですね。「ハイキュー!!」は人気があるのは知ってましたが、読みたくなってきました。

 

 

次回:「なんでバックオフィスやってるの?」

 

ということで、二代目社長奮闘記の第 2 回はここまで。

土屋さんのゲームやマンガへの造詣の深さにビックリですが、次回は、そんな土屋さんがなぜ、守備的ポジションに着くようになったのかを探っていこうと思います。

今回、話のなかで登場した固定ツイートはこちら👇 良かったら、ぜひフォローもお願いします!

土屋さんの固定ツイート 🐦

  

▶次回のお話(奮闘記③)はこちらで読めます👇

◀前回のお話(奮闘記①)はこちらで読めます👇

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私たち Brownies Works は、シード期〜シリーズA後のスタートアップ企業を中心に、バックオフィスの構築・運用を支援するサービスを提供している会社です。

私たち自身はスタートアップではありませんが、社会課題の解決やイノベーションを志し、成長を目指すスタートアップ企業の皆さまをバックオフィスという領域で支えることで、より良い未来を創るお手伝いをさせていただきたいと考えています。

 

特に、シード期〜シリーズ A 後の「これからの事業成長に備えて、体制を作っていかなければならない」というフェーズにおいて、もっともお役に立てるのではないかと思います。

これからも弊社一同、お客様のお役に立てるよう努めてまいりますので、今後とも Brownies Works をよろしくお願いいたします。

 

もしも、「バックオフィスの専任メンバーを雇いたいけど、なかなか見つからない…」「CxO がバックオフィスを見ているけれど、もっと本業に集中できる体制を作りたい…」という方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。ご相談はもちろん無料です。

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