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「片目をつむる神 アメノマヒトツメカミ」

再び水見式に戻りました。
近頃BGMとかは気にしないで、頭を休めるような
つもりで水見式に入ってます。

そして、今回見えてきたのは「片目をつむる顔」。

この片目をつむる顔は、個人的に描いたことのある
表情でもあったのですが、同時に思い出したのは
「片目をつむった神様」ってどこかにいたよなー
ということで。

そんな疑問を思いながら、今読んでいる
W・G・Astonさんの「神道」という日本の宗教についての本を
パラパラしていると、、、

ありましたよー、「アメノマヒトツメカミ」
という鍛冶屋の神様!
(こういう時、私の後ろについている探し物の神様は、
本当に徳の高い方だと思います。「ありがとー」)

ちなみに、片目をつむっているのは、
「火の温度を見る時に、片目をつむる」から、とか。
「鍛冶屋の仕事で片目を失明した」から、とか考察されています。

出てくるのは、有名なシーンで、天照大神が天の岩屋から
連れ出される時に、女神の行列の後ろにいるそうなんです。
(参考の絵を見たけれど、正直、絵の中でどれがその
神様なのか、分からなかったんですけれどね(*_*;)

でもこれ、古事記の方には書いてないようで、
日本書紀にでてくるそうです。

んで、ここから何か発見があるのか?
と私もワクワクはしますが、ごめんなさい。

私自身、まだまだ日本の神話には弱くて、
何かを考察できるほど理解できていない状態です。

というのも、他の宗教に比べて神道の内容って
理解するのが難しいなーと漠然と思っていたのが
理由なのですが、、、、

しかし、なぜ難しいんだろう?と思っていると、
これに関して「神道」の著者の序文が大変いい
得た言葉を書いてくれていました。

(序文から引用)
「日本の古いカミ崇拝は、世界の大宗教に比べて決定的に未発達
であるのが特徴である。その多神論、最高神がないこと、
偶像や道徳律が相対的にないこと、霊の概念を人格化することが弱いこと、
それを把握するのをためらっていること、来世の状態を実際に認識して
いないこと、深く、熱烈な信仰が一般にないこと。。。

これらすべての事から、神道は文字による記録を十分にもっている
宗教のなかではもっとも未発達な宗教だという烙印を、おそらく
押せるだろう。
それにもかかわらず、それは原始宗教ではない。」

そう。
内容のイメージを掴むと、神道は原始宗教のようであるのに、
系譜があり、天皇家までのつながりなどがはっきりしている為に
未開宗教とはいえない。

でも、開祖と言われる始まりは無いし、多神教というか、
途中から人のような神のような存在との混合があったりとか、
ようは、かなりごちゃごちゃしている。

にもかかわらず、神社とのつながりは
なんかしっかりしてるし・・・・

つまりは、神道を理解したければ、時間をかけろってことだなーって
思います。がんばりまーす。

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