アイデンティティーの方向性
アイデンティティは、”個性”とか訳されて、
今では日本語でも普通に使える言葉ですが、
元々は、エリクソンさんが提唱した心理学用語にです。
なのですが、エリクソンさん自身も
「アイデンティティとは、なんなのかはっきりとは分からないんだよね」
と自ら言うほど、かなり曖昧というか、汎用性の高い用語です。
ですので、私のなかでもイマイチふわふわしていたのですが、
先日、改めて河合さんの著書「生と死の接点」を読み直していると、
河合さんが、フロイトとユングの考え方になぞって
”アイデンティティ”を二つに分けた考え方を示してくれていたので、
やっと、私の中でも整理ができました。
それを絵にしてみました
さて・・・・
河合さんは、アイデンティティを自己と自我の境界線にあるものと
捉えた上で、自我側へ向かうのを
「自我アイデンティティ」
そして、自己側へ向かうのを
「自己アイデンティティ」
と分けて考えていました。
ここから先は
890字
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?