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デシベルって何??! by ゆうこ(ゲストライター)

赤ちゃんのねんね専門家 IPHI乳幼児睡眠コンサルタントのゆうこです!
0歳から5歳までのお子さんの睡眠とママをサポートするアドバイザーをしています。 私自身も2歳の女の子のママです!
娘のおかげで赤ちゃんの睡眠に興味を持つようになりました。
 そう、赤ちゃんは眠かったら寝ると思っていたのに 「赤ちゃんを寝かせるのはすごく難しかった!!苦笑!」
 その体験談も交えながら 今回は、赤ちゃんの睡眠に重要な 「音」についてお伝えします!

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娘を出産した3年前。
 私は、シーンと静かな病室で生まれたばかりの娘と過ごしていました。
 寝ているときはなるべく音を立てないようにして、初めての赤ちゃんとの生活にドキドキしていたのを覚えています。
 最初の頃はよく寝てくれていた娘。
 ところが、3か月ごろからちょっとした音で起きるようになりました。
当時の私は、赤ちゃんの成長・発達に関する知識がなかったので、どうして寝てくれなくなったのか、その理由がわかりませんでした。
 ちなみに、 生まれてから3〜4か月までの赤ちゃんに関しては、お腹の中にいたときの環境を再現してあげると安心して眠りやすくなると アメリカの小児科医ハーヴェイ・カープは伝えています。

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お母さんのお腹の中にいた時は心臓や内蔵が動く音、血液の流れる音などが絶えず聴こえていて、うるさいくらいの環境にいるのだそうです。
そして、居心地の良かったお腹の中から外の世界に放り出され、シーンと静まり返った環境に不安を感じる赤ちゃんもいるそうです。
 娘のように、静かな環境でも寝てくれるなら静かな環境のままで大丈夫です!静寂に抵抗がない赤ちゃんもいるので心配いりません。

でも、新生児の頃からなかなか寝られないタイプの赤ちゃんには、ママの体内音に近いと言われている「ホワイトノイズ」を流してあげてみましょう!安心して寝つきやすくなる子もいます。 ホワイトノイズとは、「シャー」というような一定のペースで続く音のことです。赤ちゃんの睡眠のための専用マシーンは「ホワイトノイズマシン」といって様々なメーカーのものが売られていますし、無料のアプリもたくさんあります。
 ⚠︎注意: ホワイトノイズに関しては、パソコンやスマホから発する場合は高音が強調され、子宮内で聞こえていた低音とは違うため、効果がないと言及する専門家もいるので、まずはどのようなものか試してみるには手軽で良いと思います。

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  ホワイトノイズを使う場合、50デシベル(dB)以内で、赤ちゃんの頭から2メートル離したところに音源を置くことが推奨されています。これは赤ちゃんの聴覚の発達に影響がないとされる目安です。従って、赤ちゃんの真横に置いたり、大きな音にするほど効果がある、というものではありません。その点については充分注意しましょう。 また、音を計測する専用の機器がなくても、無料のアプリでも簡単にdBが計測できますよ。

 そして、意外と知らなかったのが私たちの身の回りの音の「デシベル数」 
我が家のケースですが、窓を開けているだけでも40dB程度の音が計測されます。 大人は必要な音だけ聞こえるように、自然と音を聞き分けられますが、赤ちゃんはまだ発達が未熟なので、全ての音が同じ様に認識されます。いろいろな音に細かく反応していたら、疲れちゃいますよね!! ねんねのためのホワイトノイズは一定の音なので、音に敏感になった赤ちゃんに対して、寝ている間に「音の壁」を作ってあげることができ、生活音や車など外からの音に反応して起きてしまうことを防ぐのに役立つと考えらています。

 また、個人差はありますが娘のように分かりやすい反応がある子だと、生まれたときにははっきりしていなかった視覚や聴覚が、成長発達に伴って敏感になっていくのがわかることがあります。 なので、スヤスヤ寝ていた赤ちゃんが急に寝てくれなくなることは、あるあるなんです!! 私自身も振り返って冷静に考えれば、(小さな音にも反応して起きるようになったのは、急スピードで聴覚が発達していた証拠だな)とわかるようになりました。

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しかしながら、新米母ちゃん(私)はすぐ起きてしまう我が子に四苦八苦していました。 当時は「赤ちゃん 泣き止まない」をひたすら検索して対策を探していました。 実母から「ビニールの袋の音で泣き止んだりする赤ちゃんもいる」と聞いて、必死でビニールをガサガサしてご機嫌をとっていました。なんと!娘の場合はそれで泣き止む率は高かったのです。 また途中から「ホワイトノイズ」などの「ノイズ」が赤ちゃんの安心に繋がることを知りました。私がダウンロードしたアプリにもビニール音もあったので活用していました。
 ⚠︎携帯やスマートフォンを赤ちゃんの近くに置く場合は、マイクロ波が出ているため、機内モードに設定するようにしましょう!

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 赤ちゃんに使えるノイズの種類は、ほかにも換気扇や水のせせらぎ音、オルゴールなど色々あります。専用の機器やアプリを使わなくてもまた、実際の換気扇や空気清浄機の稼働音でも安心する子もいるので、赤ちゃんの好きそうな、お母さんにも心地よい音を探してみてくださいね!

また、それらのノイズも100%の効果がある訳ではありません。 泣いて起きるには、ちゃんと理由があるからです。ときには様々な要因が複合していて起きてしまう事もあります。 しかし、まだ知識が浅かった頃の私は、きちんとdBを測ることもせずに 娘が寝られないときはノイズが小さいせいだと思って、50dBよりも大きいと思われるボリュームでノイズを流していたこともありました。 知らないって危険との隣り合わせでもあります。音がうるさすぎて頻回起きを助長していた可能性もあると思うと、産後のボーッとしていた自分の判断は本当に怖かったと冷静に振り返って思います。

 次回は、季節の変わり目や暑さ寒さでトラブルになりやすい 「快適な温度・湿度」についてお伝えします! ねんねの悩みやコンサルテーションのご相談は contact@sleepbabyroom.com でお待ちしています☆

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