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片麻痺 衣替えの憂鬱…

もともとオレは服装に無頓着なところがあり、そんなヤツが片麻痺の中途障害者にもなれば尚のこと。

つまり、ファッション以前に、まずは自分で脱ぎ着がしやすい、そして介助者にとっても脱ぎ着させやすい服装であることが何よりも服装選びの最優先事項なわけですよ。デザインとか好み云々を言う前にね?

そして、さらにぶっちゃけて言うと、夏と冬の間は実は悩みが少ないんですよ。

早い話が夏は暑さ対策だけ、冬は寒さ対策だけ外出時に限って集中的に考えればいいだけだからさ。

片や春と秋はとても面倒くさい。具体的に言えば、3〜5月と9〜11月は、何をどう着ればいいのかすげえ悩みます。これがファッションに興味のある方ならむしろ春秋の方がコーディネートを楽しめるんでしょうけれど、オレにはそういう素養も意欲もほぼ皆無。

まずは、室内着はいつからいつまでが長袖で半袖なのか?

さらには羽織るもの、いわゆるアウターの軽重の問題。軽めのウインドブレーカーやフリースと、半袖シャツに羽織る、厳密なビジネスやフォーマルではないけれど、完全なカジュアルではない程度に世間へ配慮した外出モードであることを他者に示すためだけに着る前述した薄手のサマージャケットへの切り替えのタイミングは?

そこに車椅子の身体になったからこその、操作する側の右手の日焼け対策も今では必要なのです。そうでないと外気に露出した手の甲から腕まで焼けて皮が剥けたり、風呂のたびにヒリヒリしたりして、とにかく面倒くさい。

それを防ぐためには紫外線不透過の指ぬき手袋と、UV加工されたストレッチが利くチャイナシルクのサマージャケットがいくら暑くても必須。

あとは、昨年の試行錯誤の経験から会得できたのは、涼しいし脱ぎ着が楽だからと言って、あまり早くから長い期間ハーフパンツばかり履いていると、膝や脚の日焼け防止も大変になるので、ボトムスはなるべく涼感タイプの長ズボンにしておいた方が体感も涼しく結果的に近道で手間いらずという結論。

そこでさらに今年は、近々七分丈パンツなるものを手に入れて新たにトライしてみます。脱ぎ着、涼しさ、装具の脱着、果たしてこれが一石三鳥という結論になるかどうか?

すでに今日ですら交差点で信号待ちの後頭部から背中が陽射しで暑いのよ…。

https://www.min-iren.gr.jp/?p=31876


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