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片麻痺 散髪&爪切り事情

オレのように片麻痺で要介護認定されると、毎月の回数と金額の一定範囲内で訪問ヘルパーさんに生活介助をお願いできます。

入浴介助の話はすでに何回かしておりますが、片麻痺者の散髪と爪切りに関しての詳細はあまりしていなかったので、今日はそのへんを少し。

そもそもオレは、発症前から髪の毛は電動バリカンで数ヶ月に一度ぐらいの頻度で自力で整えており、20年以上お店に行くことはほとんどありませんでした。

日本家電メーカーの家庭用バリカンは、二昔前から5千円も出せば、コードレスの充電タイプで防水機能付きな上にアタッチメントも豊富な物が数多く出ており、割り切った短髪でよければ、よほど手先が壊滅的に不器用でなければおそらく誰でもそれなりに自分の髪を刈ることができます。

オレは30代後半、バツイチ養育費ビンボーになった時に、この習慣が身につきました。少しでも飲み代が確保したかったし。

それで片麻痺で中途障害者になっても、オレはそのままセルフバリカンで散髪できるかと当初は思っていたのですが、末尾リンクにあるような過去の訴訟案件の影響もあって、ヘルパーさんは利用者の身体に対して剃刀やハサミは愚か、家庭用爪切りまで含む刃物一切を使う行為は、美容、もしくは理容免許か、看護師の資格がないと基本的にはできないという事情に直面するわけです。

通所のリハビリ施設に通ってても、スタッフに各種療法士や介護福祉士は大勢いても、看護師さんはいても1人か2人。

ややもすると、爪切りをお願いしても、ごめんなさいだけど今日は時間が取れないので、また次回でお願いしますとなります。

通常シフトでは、利用者数に対して法律で確保すべきとされる最低人数しかいないわけです。それであまり体調のよろしくない方がいたりすると、オレの爪なんぞへ優先的な対応はできませんものね?

そんな状況もあるので、できれば何事も誰かに頼りたくない偏屈者なオレは、先日ご紹介したような片手で爪が切れる便利アイテムを見つけるや否やこれ幸いにとゲットするわけです。

慣れるまで多少苦労したり仕上がりが不細工でも、自分のタイミングで自力で対処できる方が全然気が楽ですもの。

一方、髪の毛に関しては、今後リハビリをこなして一人でシャワーできる程度の安全な生活動作が確保できるようになるまではとりあえずお預けです。

今日も、市税の口座振替手続きのため市役所へ行った帰りに行ってきましたが、通所の療法士さんにご紹介いただいた、車椅子のまま入店してそこに座ったままケープしてカットしていただける理髪店にだいたい2ヶ月に一度の頻度で通っています。そこは安くて早くて腕もいいとオレは思います。

それにしても懐同様に寂しくなるならいっそのことまんべんなくハゲてくれりゃいいのに、横や後ろは意外といつまでも早くしぶとく伸びるよね? あのムダに元気な毛根を叶うなら頭頂前部に移植したい…。

https://www.nichibenren.or.jp/activity/criminal/visualisation/falseaccusation/case8.html


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