見出し画像

映画の中のテーブルコーディネート。森と湖畔と邸宅と。サウンドオブミュージック

ヨーロッパのほぼ中央にあり、音楽と芸術の都として名高いオーストリア。国土の大半が山岳地帯のこの国は豊かな緑の渓谷と牧草地、森に抱かれた多くの湖水と大自然の景観に恵まれています。またヨーロッパ最大の覇権を握っていた神聖ローマ帝国時代からハプスブルグ王朝時代の栄華を感じる芸術もこの国の大きな魅力のひとつです。ヨーロッパで2番目に王室の陶磁器として開窯したウィーンのアウガルテンや世界的屈指のレベルを誇るロブマイヤー、スワロフスキーなどのボヘミアクリスタルは現代にも多くその芸術性を引き継いでいます。


のどかな牧草地でピクニックしたり湖で遊んだりする様子やハプスブルグ帝国を彷彿させる華やかな舞踏会の様子などオーストリアの魅力が存分に味わえる映画『サウンドオブミュージック』はオーストラリアのザルツブルグ郊外にある豪華なトラップ一家の邸宅が舞台となっています。時代はハプスブルグ帝国解体後の1930年、ナチス台頭の頃のお話です。テーブルセッティングも少しカジュアルに感じます。修道女のマリアがトラップ一家の子供達の家庭教師として住み込みで生活を共にします。家族揃って夕食をいただくシーンで伺えるのは小さな子供も大人と同じ食事が用意され皆正装をして食事をいただいてます。

テーブルにはワインではなくクリスタルのウォーターゴブレットに水が用意されています。プレートはチャージャープレートと呼ばれるお皿とディナープレートの重ねでセッティングされています。これだけで豪華な感じがしますね。プレートの両サイドにはフォーク、スプーンが背を上に向けてセッティングされています。フレンチスタイルと一緒ですね。これだけきちんとテーブルセッティングがされている中、大佐はじめ皆フォークのみで食事をしていました・・・・・え?! いいんですか?


美しい湖畔のテラスでいただく朝食やピンクのレモネードなど見ているだけでも優雅な時間を感じるひとときです。映画の中で何気なく使用している食器ひとつひとつ注目してみるとおうちでも活用できそうなアイディアがたくさん詰まっています。


ブロカント307でもおうちで使えそうなもの探しのお手伝いができれば幸いです。

Brocante307 SHOP

#映画の中のテーブルコーディネイト

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?