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新入社員のときは駅のホームにいる鳩になりたかった。


いやあ〜4月ですね。


たぶん月曜日から出社をする新社会人の人たちは今絶望の淵にいることかと思います。


大丈夫です。まじで適当にやってればそのうち慣れます。


今日は29歳・3社目にしてようやく天職に巡り会えた僕が、新卒で自分が働きはじめたとき、全然やりたくない仕事をはじめた時の気持ちを思い出して、記事を書いてみようと思います。


働きはじめて1週間

「社会人は辛い」って学生時代から色んな人たち聞かされてるから、ある程度自分の中で準備ができてるんですよね。

自分はなんなら会社入った瞬間怒鳴られたりするのが当たり前だと思ってた。でも案外みんな優しくて、「あれ、社会人意外と余裕?

みたいに思ってました。何がそんなに辛いの?みたいな。


働きはじめて2週間目

朝早く起きて、夕方19時くらいに家に帰る、そこからご飯を食べて、また明日早起きっていうルーティンが出来上がって生活にリズムが出てきます。

とはいえ全然まだまだ学生気分で、そもそも「学生気分」の意味すら当時はわかっていません。


働きはじめて3週間目

大体このあたりから絶望感がうっすらでてきます。金曜日だけを楽しみにする生活が本当にずっと続いていくのか?と。朝電車に乗る人たちの楽しくなさそうな顔をみて、

なんで生きてんの?鳩になりたい…

って思い始めます。


働きはじめて1ヶ月

最初の3週間はとにかく余裕がなくて、自分のことで精一杯だったのが、他の友人がどうしてるか考えを巡らせる余裕がでてきます。寝る前に大学生時代の楽しかった写真や動画を見ながら、

「今みんな何やってんのかな?」

って考えながら眠りに落ちます。

大体この頃から職場から逃げる方法を考えはじめ、

・ノマド

・離島で住み込み仕事

・農業

・独立

とか開放感のある世界に憧れを抱くようになります。


働きはじめて半年

「辞めたい」というワードがぐるぐる頭の中をめぐって、目の前のことがどうでもよくなります。実際に同期では辞める人もでてくると思います。


当時はこんな感じで、ポジティブな思考なんて全くなかったと思います。それはそうですよ。大学生は楽しいことしかなくて、突然社会という組織にぶち込まれたら楽しい訳がない。

給料が増えたところで、別に対して欲しいものもないし。そんなことより気楽にゆるく働けて、定時に帰れて、なんなら週休4日くらいがいいなあ、としか思わなかったです。


でも慣れる

人間って慣れるんですよね。特に努力しなくても、当時はめちゃくちゃ辛いって思ってたことが1年半くらい経ったころには全然なんでもなくなってくる。

1年間は辞めたい、辞めたいって思いながら過ごしても、2年目には

「あれ意外といけるんじゃない?」

みたいに思うことも出てきました。

筋トレしてると筋肉がついてくるみたいに、社会人の筋肉がついてくるんですよね。


僕は2年で仕事を辞めた

でも僕はというと、社会人2年目のときに1社目の会社を辞めました。

理由は「営業が嫌すぎる」からでした。


そして辞めて3ヶ月くらいタイのバンコクでニート生活をしました。タイって日本に比べるとまだ物価が安いからタイ人が住むような1ヶ月10,000円くらいの超ローカルアパートに住んで、毎日150円くらいの屋台のローカルフードを食べてました。

その当時はちょうどブログを書き始めたときで、収益は全く上がってないのに、冗談抜きでブログで食えるとなんの根拠もない自信とともに毎日ブログを書いてました。

3ヶ月書いたところで折れました。なんの成果も得られず。毎日40度近い部屋で、お金を節約するためクーラーもつけず、夕方に涼しくなったらゴキブリとカエルだらけの道を散歩していました。


でも今思えばこのとき逃げるようして書いていたブログが月間18万PVまで育ち、その実績をベースにWebマーケの会社に拾ってもらい、今はクライアントのブログを運営代行するお仕事をしてるんだから、どこで何がつながるかわからないもんです。


今で3社目になるのですが、わかったのはどこの会社で働いても一定の辛さはあるということです。これはどこの会社に入ったとしても共通していると思います。おそらく人間社会で働いている以上もう仕方のないことなのだと思います。


大学生のうちはその辛さを特に感じることはあまりないから、社会人になったときの違和感とか絶望感って、この「一定の辛さを一定の辛さと開き直れないから」だと思います。


いつでも逃げられる場所を

みんないつでも逃げられる場所を用意しておいた方が良いと思います。

思い詰めすぎて鬱とかになっちゃうくらいなら全然辞めるべきだし、合わないと思ったら転職したら良いと思います。

そしてしばらく働かなくても、物価の安い東南アジアでニートすれば余裕で生活できます。

適当にやれば良いのです。


さいごに

そんな感じでスーツの人たちをみて、自分が新卒だったときの頃を思い出したので、記事を書いてみました。

たぶん月曜日から出社をする新社会人の人たちは今絶望の淵にいることかと思いますが、大丈夫です。まじで適当にやってればそのうち慣れます。


写真はタイでニートをしているときに食べていた屋台のローカルフードです。クイッティアオっていって1杯150円くらいで食べられてめちゃくちゃ美味しいんです。

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