オーストラリアを学ぶ年(理科と社会)
50年前の話です。イギリスの公立小学校で2年生だった私のクラスでは、国語(読みと書き)が中心でしたが、時々社会や理科もありました。
一つ上の学年にいた兄が一年かけてオーストラリアについて学んでいましたが、私の学年も同じくオーストラリアについて学ぶ年だったようです。兄が学んでいたことは覚えていましたが、自分が学んでいたことはすっかり忘れていました^^; 父が取っておいてくれたイギリスの小学校で使ったノート類を見てみると、私の「Australia」のノートが出てきました!
中を見ると、イギリスが冬の時期、オーストラリアは夏であることや、オーストラリア特有の動物について書かれていました。兄はよくオーストラリアの国歌を歌っていましたね〜♪
社会の学習というより、オーストラリアという国全体について多角的に学んでいたようです。調べ学習のような感じだったと思います。
理科を学んだ覚えは一回しか記憶に残っていません。それは上級生がいる少し離れた校舎に行き、テレビで”蝶の生態“を見たものです。蝶の生態については少ししか覚えていないのですが、上級生が椅子を製作していたことをよく覚えています。全体は木枠で、座面の部分を縄のようなロープのような紐で編んでいっていました。私もやりたい!と羨ましく横目で眺めながらテレビ室に入って行ったのを覚えています。
25年前、夫と2歳の娘と共に1年間アメリカに住んだことがあります。 その時、ある幼稚園を見学させてもらいました。部屋は海の中のように青く薄暗くなっており、部屋のあちこちに貝殻や海辺にありそうな物が沢山置かれていました。 (海に関係ないものは見当たりませんでした。)まるで海の中にいるようでした。 先生が「今月は、海を感じる月なのです。部屋中を海の中にいるようなレイアウトにし、遠足も水族館に行きます。」と教えてくれました。
海や海の生き物について触れて感じて、知らず知らずのうちに学んでいけるようになっているなんて! なんて素敵な幼稚園なんだろうと感動しました! 一つのことを掘り下げ、多角的に全体を学び、感じとるという点で、一年かけてオーストラリアについて学んだことと、似ているなと思いました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?