第6章 成績が良い生徒はいい子?

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元の世界とここにきた記憶が戻った私サイドサイド

何か、謎の声が聞こえてきた。

【元の世界の記憶とここに来たあなたの記憶を思い出させます!】

ってまた私…戻ってきてる…あっ今…私…バーチャルメガネをかけられてこっちの世界

にきてしまった私…

というか…また…

謎の声が聞こえ、2つの記憶…バーチャルメガネをつけられている私に戻った時

とまたもう1人の子供姿の海緒の記憶だけになったり

コロコロと繰り返し入れ替わったけど…

こんなに私を繰り返し、

戻したりもう1人の子供姿の私になったりしてるけれど…

そろそろ…私…ついて行けなくなりそう…疲れそうだなぁ…

いや〜もしかしたら?これ〜元の世界に…

友達のなゆや…愛と紗希…三人のとこに戻れる前兆だったりして…

だといいなぁ…

月加が…元の世界で…バーチャルメガネをつけた本当の私の身体を見つけてくれたら…

出られるかも?

そういえば…このバーチャルメガネをつけられた後…

「もしも元の記憶が戻ったら、未来を変えて!もう1人の海緒!

自分を救って!」

「全部わかる。全てが、私が迎えに行くそれまで、見ていて!

もう1つの未来世界のあなたを!」

って声が聞こえてたなぁ?

もう一つの未来世界…いったいどういう意味なんだろう?

ああもう1人の子供姿の私…ずっと横になっているけれど…

私…少し動きたいなぁ。

また学校の上に浮いた時みたいに…

幽霊みたいな姿にならないかなぁ?よいしょっと!

って…あれっ?あれれ?

嘘!?そんなことを思っていたら…本当になるなんて…

私…今は…上半身…飛び出てる…

思いっきり起き上がったから…

もう1人の子供姿の私の身体から…また私の身体が飛び出てる!

今…もう1人の子供姿の私は横になって眠っている。

私はまた幽霊みたいになっちゃった!

私は完全にもう1人の子供姿の身体から引き離していた。

また…学校の上でも行くのだろうか?

今度またもし…もしもだよ?

あの人だかりが学校の上に浮いていたなら…

私の家族をもし…見かけたら…起こしたりは…できないかな?

ってあれっ今度は…浮いてない!?

ちゃんと…天井裏の床に座っている…。と思ったら

ヒュン!

「ぎゃーーー」

と私は大きな声で叫ぶ

一瞬だった。まるで映画かアトラクションみたいに…

私は今度は落っこちてしまったのだ。

天井裏の床下がすり抜けてしまう。

屋上に繋がる天井裏から三階、二階、一階とおっこちてしまった。

そして私の身体は浮き上がり普通教室棟から出て外につながる廊下を進み

特別教室棟に入る。

えっええ〜

そして、職員室のドアの横で私の身体は急停止した。

しかしすぐに私の身体は職員室内へいく。

職員室の床へと私の身体は転がり込んだ。

ゴッン!ゴン!

「うわぁきゃっいたっ!」

と私は思わず悲鳴をあげた。

うういったい!だっ大丈夫かな?骨は折れてないよね?

私は腰を触りながらあたりを見回す。

ここって……職員室?って先生たちがいっぱい!

私のこと見えていたらどうしよう?

だっ大丈夫?だよね?見えてないよね?

私は先生たちの方へ行き手を振ったり見せたりした。

でも、反応はない…よかったぁ見えていないね?

たくさんのロボットの先生たちが【私たちのため】にプリントをせっせと

作っていた。

でも、本当に私たちのためなのか?

職員室ではこんな声が聞こえてきた。

「あっそういえば〜生徒さんたちって何人くらい減ったっけ?」

とお団子結びをして白衣をきたNO 51はそういうと

「んーだいぶ前だからもう数えてないなぁ

処分者が出るからいつも教室内人数ぴったしにはまるし

ここ一年で、つうか、んなことどうでも良くない?

それよりさぁ3年E組の緑岡さんってなんだかいっつも静かなんだよね?

まぁ成績が良いから【良い子】なんだけど?」

と話すのはNO 52のピンク色でショートの姿をした先生がいっていた。

ああ、そういえば、いつも物静かな子って私が子供の時なんかいたっけ?

というかその子に成績が良いから【良い子】?というのはなんだか違和感が?

というかここ…一見普通の職員室のようだけど、何かがおかしいな?

というか…なんだか変だなぁ…この職員室…だって…

私が子供の頃、職員室というのは休憩時間の時にはいつも先生たちの笑い声が

聞こえたり、賑やかな場所だったっけ?

何もすることがない時やつらい時職員室にいけば親身に相談に乗ってくれる場所

だったような?。

でも、この世界では何かがおかしかった。 

空気、雰囲気が違かった。

それは…もう一つ…

「きゃっ!」

という悲鳴が聞こえてきた。

何があったのか?私は声の方へ走っていく。

たくさんの机に向かって先生達がせっせとプリントを作って働く中、

1人の女性を囲んでいる数人の先生たちがいた。

1人の女性はしゃがんでおり、手錠をはめられていた。

えっなになにどういう状況?私はその女性を見た。

その女性はきれいな水色の髪をしていた。

えっだっ大丈夫?私は水色の髪をした先生にかけより

手を触ろうとするが、触れることはできない。

そっか、私は今…

2つの記憶…もう1人の子供姿の私の元の世界の記憶…私のおばあちゃんに似た沙由里

にいじめられていて、この世界に来てしまった記憶から

ここ今までの出来事を経験していた龍鬼と天井裏に登って過ごすとこまで…

というもう1人の子供姿の私の記憶と

元の世界のにいた時とこっちの世界に来てしまった時の記憶。

2つの記憶があるから…

バーチャルメガネをつけられている

元の世界の記憶が蘇ったから…

それで今はこの仮想世界を…本当にここは仮想世界なの?

でも、月加は遠隔操作でこの世界の移動用ロボットをハッキングしていた…

私はもう1人の子供姿の身体から抜けて今は幽霊のように…

なっているから水色髪の先生に触れることはできない。

目の前にいる…NO1の黒服の先生は水色の先生の前髪を引っ張りあげていた。

水色の髪の先生は…すっごく痛そうに顔をしかめていた。

「NO100の先生〜処分間際の方や処分者とはぜーったいに関わっては

いけませんよ〜」

そう言うNo1の黒服の先生…は水色の髪のNo 100先生の引っ張っていた髪から

手を離したと思ったら…今度は

No1の黒服の先生は水色の髪のNo 100先生の生徒用のプリントをビリビリに破って

こう言った。

「No.100!今日の俺と授業している、No2先生の仕事…終わらせとけよ…

正義感ぶるおまえは教師という仕事ができない」

何この状況!黒服…No.1先生に手錠をつけられていて

殴られたりして…その上…自分の仕事をさせてもらえないの?

というか…こういうのってなんて言うんだっけ?

このアバターみたいな、ロボットみたいな先生は先生と言う仕事をしているのだから

というかこの世界の職員室…ブラックじゃない?

それに水色の先生…いじめられてるし…

いじめ?  職員…いじめ?  パワハラ?

う〜んブラック…ブラック企業と…パワハラみたいだ。

あれっ?そういえば先生って…もう1人の子供姿の私の記憶だと

確か先生は99人いて…No.99先生くらい

までいるんじゃなかったっけ?

もう1人…職員室で監禁されていたとは…

職員室の中、他にいる先生たちがそのNO100の先生を見て

「うふふふっ」と笑っていた。

「で?どうなの?やるんだよな?俺らの仕事…なんとかいえよ!」

そう言い、No.1の黒服の先生はNO100先生の頬を殴る。

NO100先生は殴られた頬を触る。

私は水色の髪をしたNO100先生の元に行きしゃがみ手を握る。

まぁ触れることはできないがその手に触れるように合わせることはできるだろう。

「そうだなぁ、あの脱出をしようとしているあのネズミの捕獲罠でも

やってくれないかね〜駒になって欲しいのさ

俺は生徒を何人か駒にしている。あの〜あいつとあいつとあとあいつも

入れようかな〜?」

と黒服のNO 1先生は誰か生徒の顔を思い出したかのようにそう言う。

「うるさい!私は生徒を守りたい!傷つけたくない!

自分のしたい事は自分で決めるわ!

手錠を外したい!…外したい!」

No100の水色の先生は大きな声で行ったあと下の地面を見つめ、静かにこう言った。

「それにあの子!幸の記憶を返して、

他の先生たちもどうして見てみぬふりをしているの?」

幸くんの記憶?

黒服のNo1先生はみず色の髪のNO1の先生に向かってこう言った。

「はぁだ・か・らぁおまえのその正義感なんてそういうのイラねぇんだよ!

まぁいい、あいつは駒として協力してもらう」

水色NO100の先生の髪を引っ張る

「やめて〜」

とそう言った水色の先生の声がする中

あっあれ?また…私の身体がまた浮き上がった。

私の身体は職員室の中から出て特別教室棟を出る。

外に出る渡り廊下を私の身体は進んでいく。

また身体が宙に浮き、教室の床や天井、天井裏の上と下の壁をすり抜けて

私の身体は一階、二階、三階へと登っていく。

というか黒服のNo.1 先生…駒って言っていたけど

先生や生徒を駒呼ばわりするなんて…

というか…幸くん!私のひいじいちゃん大丈夫かな?

でも、幸くん周りに無理に合わせ無くてもいいんだよ?

嫌な場所に無理に向かわなくていいんだよ?

1人じゃないみたいだよ!幸くん?

水色の先生…なんだかいい人そう?

どうしよう?どうやって伝えよう?

屋上に繋がる天井裏と横になっているもう1人の子供姿の私が見えてきた…私

ああまた入るんだ…もう1人の子供姿の私の身体へと!

私…ずっとこのまま…

記憶を操作され続けるのかな?

早く月加…助けて…

またもう1人の子供の私の身体の中に入った。

【元の世界の記憶とここに来たあなたの記憶を消します!】

と謎の声が聞こえてきた。

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